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新機動戦記ガンダムW OPERATION 1 始動 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年7月1日 角川書店

2016-12-28 06:33:12 | ガンダムW
AC195年、作戦名オペレーション・メテオ。<地球圏統一連合>の圧政に反目するコロニー居住者は擬装した5機の新兵器、ガンダムを地球に送り込んだ。しかしこの作戦は連合本部に察知されていた・・・・・・。ガンダムWのパイロット、ヒイロは大気圏突入の最中、OZ特尉ゼクスに撃墜される。そして連合高官の娘、リリーナと運命の出会いを迎える。人気TVシリーズ、完全ノベライズで登場!!
裏表紙より。
みんな大好き(確信)ガンダムWの小説版!!
(・ω⊂)(・ω⊂)(・ω⊂)



第一章 果てしなき闘いへの序曲

1 オペレーション・メテオ


「新兵器の輸送が目的だと思っていたが、乗っているのはそれを操縦する戦闘パイロットだったのだ。障害は排除しておくべきだ」
 兵器が連合に従わない勢力に渡るのは確かにまずいが、それ以上に熟練した戦士が渡るのは避けるべきだ。戦争をし、武器を使うのは人間なのだから。
この世で1番脆くて1番危険な兵器・人間。


連合の軍事組織OZのゼクス・マーキスは、
部下と共にMSで出撃し、コロニーからの刺客と思われる敵を攻撃。
しかし!!
 ゼクスはモニターで目にした光景に唸りを上げていた。リーオーの持つビームライフルではここまでの威力はない。せいぜいモビルスーツを貫通するくらいである。しかし、この新型モビルスーツのビームライフルは二機のリーオーをほとんど蒸発させてしまったのだ。
あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!
「ゼクスはMSリーオー、部下2人はMSエアリーズで出撃したのに、
敵の攻撃を受けて2機のリーオーが蒸発した」
な・・・何を言っているのかわか
こういうのに突っ込まずにいられないのはボクの悪い癖

結局、自身のリーオーを敵に組み付かせ諸共海へドボーン。
ゼクスの活躍で地球の平和は守られたかに見えたのですが――
 同じ頃、地球各地に隕石に擬装されたカプセルが落下していた。
 それぞれが全く違う形で、しかし、同じ目的のために動き始めていた。
戦いが、始まりました。


むかーしむかしのことじゃった(具体的には『十五年前』)
OZでは強力なモビルスーツを開発していました。
が、性能をトコトン追及した2つの機体は、1つは試作段階で放棄、
もう1つは科学者チームが出奔したため設計図すら残っていません。
 この二種のモビルスーツは宇宙でしか精製できない特殊なガンダニウム合金の使用を前提として設計されていたため、あるコードネームで呼ばれていた。
 その名をガンダムという。
名前の由来。
装甲が最大の特徴ということ。
初代ガンダムも「ライフルを受けつけません!」だったしね。
あ、これ『十五年前』って初代ガンダムとかけてるのか。


連合の外務次官の娘リリーナは、浜辺で倒れている少年を発見。
大変だー救急車を呼んであげなくちゃー
 パンッ!
 鋭い音が弾け、一条の煙と共に少年の上半身がのけぞる。
「不発か!」
気がついたと思ったら少年は自爆を試み、
それに失敗すると到着した救急車を奪い逃げ去る。


 リリーナはその様子を呆然とながめているだけしかできない。しかし、少年の中にある何かがリリーナの心を揺さぶった。
おとーさまが仕事が忙しいからって構ってあげないのがいけないのねん




2 ヒイロとリリーナ


 な、何なの、この人!?
学校で例の少年・ヒイロとまさかの再会
→お誕生日会の招待状を渡す
→その場で招待状を破かれる
→リリーナが涙を流すとそれをぬぐいとって一言『おまえを、殺す』
うん、『何なの』としか言いようがない。


 あのシャトルの形をした戦闘機にはヒイロが乗っていたんだわ。時間的にもつじつまが合う。多分、コロニーからやってきたのよ。だとしたら、ヒイロは星の王子様?
目撃した戦闘機とその日に出会ったヒイロを結びつける←わからなくもない
ヒイロをコロニーの人間と推測←わかる
『星の王子様?』←まったくわからない
まー10代の女の子だからね、わかるはずがないね。


しかし何であれ失礼な奴だよねー
 でも・・・・・・とリリーナは思う。
 どういう理由であっても、私をあんなに真剣な目で見た人はいなかった――。
まったくわからない。


そしてヒイロに興味を持ちすぎたリリーナは、
ヒイロに銃を向けられてしまうのでした。
リリーナ、あぶなーい
「こういう場合、どう見たっておまえの方が悪者だろ? 怪我はないかい、お嬢さん?」
 この場にふさわしくない明るい調子である。かわいい女の子を助けた英雄を気取っている訳ではなく、これが地なのだろう。
通りすがりのデュオ・マックスウェル、イケメン!


いやーリリーナ助かってよかったねー
「もうやめて! この人に何の恨みがあるんです!?」
 デュオは烈火のごとく怒りを叩きつけてきた少女をあ然として見つめるしかなかった。
まったくわからない。



色々あって、ヒイロは連合軍の病院に入院(拘束)。
幸い(?)デュオの手助けで脱出。
「死にたい気持ちはわかるが、あの高さから落ちて死ねないんじゃ、もう少しマシな死に方考えた方がいいぜ」
宇宙服に仕込んだ爆薬→失敗
銃で撃たれたあと魚雷で特攻→失敗
飛び降り→失敗
ふーむ・・・・・・毒が必要かな?




3 トールギス


 海中探査では新たなガンダムの姿を見た以外に収穫はなく、それどころかまたも優秀な部下を三人も失ってしまったゼクスにとって、今度の任務は失敗が許されない。これで部下五人、モビルスーツは自機を含めて六機を失ってしまったのだ。何よりも自分自身にとって許せる事ではなかった。
今のところ連合側(OZ側)がやられ放題なのよね。
ゼクスは生き延びてるだけマシな方。


そんなゼクスがー
 ゼクスはトールギスという名のモビルスーツを改めてみた。
 では、これがガンダムの原型なのだな。
 必要以上の性能と大きさを持ったがゆえに試作段階で放棄されたモビルスーツの原型機。そして、幻のガンダム初号機を設計した科学者グループが造った最初の機体。
に出会ったー


ぎゃーガンダムが連合の基地に攻撃を仕掛けてきたぞー
「敵の戦闘データ収集をお願いします。後の兵士たちのために!」
 その言葉に司令はついに頭を下げた。若輩者の《スペシャルズ》の方が大局を見ていると思い知らされたのである。
大局を見ることができるOZの戦士ワーカー。
ガンダムに対抗するためトールギスの準備を進めたのも彼です。


  白いモビルスーツがワーカーに向かって突っ込んできた。背中から二本の三日月刀を抜き放ち、エアリーズに切りつける。
 ワーカーもチェーンガンで応戦するが、相手の動きにエアリーズの反応がついていかない。
「この武器の威力もこの目で見てみたかったな・・・・・・」
ワーカー・・・・・・(`;ω;)ゞ



4 ゼクスとノイン


 一年と二二日ぶりか――。
 指折り数えなくとも別れていた年月は頭に浮かんでくる。
 宇宙が好きなだけ、か・・・・・・。もちろんそれだけではない。私がOZにいるのはもっと大きな理由がある。しかし、それをゼクスに言うつもりはない。言えば、あの人は重荷に感じるだろう。それにあの人には大きな目的がある。
登場3ページ目にしてノインの嫁力が突き抜け過ぎ。
だのに、あのバロンさまはまったく!まったくなー!


そんなガンダム界嫁力ランキング上位確実のノインを――
「くっ、くそう! くそーっ!!」
 残されたエアリーズのコクピットには、拳をコンソールパネルに叩きつけ、絶叫するノインの姿があった。
ここまで精神的に追い込んだ五飛さんは最強だと思いました。


ヒイロとデュオの交流(?)があったり、
同じくガンダムのパイロット、トロワとカトルの交流があったり、
五飛さんがハイエナの群れと戯れたりした後、
第一章の締めはやっぱり彼女です。
 もし、本当に殺すつもりなのならそれでも構わない。少なくともそうすればもう一度会える。
 真剣にそう思っていた。
 だから、リリーナは口に両手を当てて思いっきり叫んだ。
「ヒイローッ! 早く私を殺しにいらっしゃーい!!」
本当にわからない。


10代の女の子がいかに難解かよくわかるガンダムW。
わからないことが、わかるよ?


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