今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中) 富野由悠季 1990年4月1日 角川書店(2回目)

2016-01-11 05:53:11 | ガンダム
ほいっと→1回目



○6章まであらすじ
連邦軍によってオエンベリで行われた虐殺。
現地に向かったハサウェイたちは強い憤りを覚えるも、
ここで時間をとられたことが、後の作戦に大きな影響を与えたのであった・・・・・・。




7 ギギ & ケネス

「フーン、フンフン。管理職になると大変なんだ」
「そうだ。そうだ」
おつでーす。

さすがにこれ以上は地球に降りた本来の目的を放っておけず、
ギギはケネスの下から去るのでありました。
・・・・・・『女神』は、この先どう関わって来るのか。




8 アバートメント

 かつての時代にくらべて、極度にすくない人手によって、食料と居住空間と日常消費製品を産みだせるようになると、働く必要のない人を増殖させたが、それは、人に良い結果を与えなかった。
 完全福祉社会を実践した結果などから分るとおり、人は、一生遊びながら、人生を十全に暮らすには、極度の才能と意思が必要だ、と理解されるようになった。
 無条件で平穏に暮らすためには、その人が、生来そのような暮らしができるおだやかな性格を有しているか、堅固な意志をもつ場合に限られている。
つまりヒッキーは『極度の才能と意思』をもっ・・・・・・


 そういうものがない場合、人は自堕落におちいった。
こっちですねわかります。



「・・・・・・ハサウェイか・・・・・・」
 ギギは、何度かその名前を口にしながらも、彼が今、泥まみれになっているだろうと想像していた。
 そして、ギギ自身、このような立派なバス・タブを使えるのは、今夜だけかも知れないと分っていた。
『それもいいさ・・・・・・そう・・・・・・!』
さぁどう動く。




9 アンダーウェア― オン ザ ベッド

「そう思うがね、キンバレー・ヘイマンにくらべて、ケネス・スレッグがきてからのダバオの動きはえらく活発なんだ。さすがにやり手だ」
「フーン・・・・・・そうかい」
 ハサウェイは、自分の知っている敵について、そういう評価を得られるのは嬉しかった。
 好感が持てるだけでは、友人ではない。それにともなう実力があってこそ、他の友人に誇れる友人となるのだ。
尊敬できる部分が無くちゃあね。
そしてハサウェイは、なかなかどうして困難な状況に闘志を燃やすタイプ。
・・・・・・いや、そうでなきゃマフティーなんか入らないし成らないか。



『アデュー!・・・・・・わたしのパトロン。わたしは、死ににいくのかもしれません』
『女神』、舞台へ戻る。
問題は、どちらへつくかということだ・・・・・・。





10 アプローチ ウォーク

「大佐の神経は、どうなっちまってんだ!?」
 もちろん、レーンは、人には職権乱用もあるし、特権があっても良いと思っているのだが、物には、ほどほどということがある。
基地の司令が小娘にうつつを抜かすように見えたらよくないやね。
ケネス大佐、マイナス10ポインツ!


 ミノフスキー・クラフトのペーネロペーもケッサリアで大陸まで運ぶのは、パイロットを少しでも休ませて、それ以後は、レーンにぺーネロぺーを操縦させるというケネスの命令である。
 こういうところの、ケネスの配慮は、痒いところに手が届くという感じがあった。
でも司令としての仕事はバッチリだ!
ケネス大佐、20ポインツ!


キンバレーの部隊が全滅したこと受け、
キルケー部隊は『マフティーの支掩基地』の捜索を始めたのでありました。




11 ガール アンド ウーマン

「ええ・・・・・・。あたしは、大佐に甘えっぱなしで・・・・・・。フフフ・・・・・・そういうことなんです」
 そのギギの曖昧な言い方を、メイスは了解した風にみせた。
 その大人ぶった態度も気にいらなかった。ギギは、この女を追い出してやろうと決心した。
そして見事に追い出す
挑発スキル高すぎだろ((;゜д゜))


そんな時、レーンのペーネロペーがマフティーの船を1隻撃沈。
「ま、信じる信じないは、諸君等のかってだが、隊長としては、実戦で少しでも部下が生き残ってくれるよう祈れば、こういう縁起もかつぐんだ。勘弁しろ」
 彼等の方が、ギギのことを知っている風に、そのキャビンは、ギギの予言を誉めそやす声にわいた。
 ギギは、その場でキルケー部隊に、正式に認知されたのである。
この『大佐のお守り』、ガチで効果を発揮するから恐ろしい。





12 ディパーチャー フロム ダーウィン

「問題は?」
「あるよ。モビルスーツがもう数機、ここにきていなければならない」
ペーネロペーが輸送機で待機する時間があるのと反対に、
マフティーのΞガンダムは荷物運びをやらざるえないという・・・・・・
やはり軍とテロリストではバックアップに格段の差がある模様。



 ハサウェイたちが、決定的ミスをしたとすれば、ファビオたちを動かすのが、遅かったことだ。
連邦政府の閣僚会議が開かれる場所について、
ハサウェイたちの予測の方が正しかった故に協力する気になったファビオたち。
陽動作戦としてダーウィンへの攻撃を引き受けてくれたのですが・・・・・・


 その時も、ギギは、関与した。
「・・・・・・大佐・・・・・・あたし、この空港は嫌いだな・・・・・・」
 そのギギの発言に、ケネスは、バカみたいに率直に反応したのである。
「離陸は、一刻も早くする!」
もしギギがいなかったら・・・・・・ケネス大佐はもちろん、
ダーウィンに待機中だった政府の高官もまとめて吹き飛んでいたはず。


 ケネスにとっては、かすかに予想していたことではあったが、ギギは、キルケー部隊にとって、女神になるだろうと確信した。
 こういうことが、実戦部隊という生死と隣接する場所では、絶対に必要なのである。
『やり手』の司令に『女神』までついたキルケー部隊。
ハサウェイたちマフティーに、勝機はあるのでしょうか・・・・・・?



収まりがいいからやっぱり3回だな。


3回目


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