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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

テイルズ オブ リバース 第一話 落日の瞬間㊤ 矢島さら 2005年3月4日 エンターブレイン

2016-01-28 07:17:12 | テイルズ
その日、ヴェイグは何が起きているのかわからないまま力を発動させ、大切な身内であるクレアを氷漬けにしてしまった。そして1年後・・・・・・。ヴェイグの元にユージーンとマオと名乗る二人組が訪れるが、彼らは、なんとヴェイグと同じ力を持っていた!?
人気の『テイルズ オブ』シリーズ最新作、『テイルズ オブ リバース』のノベライズ第一巻が登場!! 全3話計5巻で完全ノベライズ!!
裏表紙より。
「君が生まれ変わるRPG」もとい「君と殴り合うRPG」のノベライズ。
「アビス」途中だけど、「本は複数並行して読め」って何かにあったからね☆




第一章

(わたくしの望みが叶えば・・・・・・)
カレギア王国の女王・アガーテ。
彼女の『望み』が世界を・・・・・・



 青白い氷の中には、少女の姿があった。
氷漬けの少女の傍らには、長髪を一本に編んだ青年が腰かけ俯く。
青年の名はヴェイグ・リュングベル――彼こそ主人公であります。

そのヴェイグの元に現れたのは、
赤い髪のヒロイン少年・マオと、『黒豹に似た』ガジュマ(いわゆる獣人)の男・ユージーン。
2人はヴェイグを『迎えに来た』そうですが・・・・・・
「うおおっ!」
「ちょっと、話を聞いてったら、ヴェイグ!」
攻撃的お断りします( ゜ω゜)


氷の力と大剣を振るうヴェイグを、マオは炎を放って止める。
「これは・・・・・・この力は・・・・・・」
 彼はよろよろと起き上がると、初めてマオの顔をしげしげと見た。
「オレの『氷』と、おまえの『炎』・・・・・・同じなのか・・・・・・? この力はいったい・・・・・・」
「フォルスだ」
<Point>
不思議な力の呼び名は『フォルス』


「フォルスは生命と精神のパワーが生み出す『特殊能力』のことだ。フォルスはもともと俺のようなガジュマにしか発現しないものだった」
※投稿直後修正、発言→発現
・・・・・・ヴェイグもマオもヒューマ(普通の人間)ですけどー?


あるときから、ヒューマの中にもフォルス能力者が現れるようになったんだよ。いまではヒューマだとかガジュマだとかって種族の区別なしに、いろいろな種類のフォルス能力者が現れるようになったんだ」
(´・∀・`)ヘー


で、ヴェイグの力が「氷のフォルス」なのはわかったけど、
なんでこの氷はどうにもならないのん?
・・・・・・それは、『フォルスが暴走したときの氷だから』だったのです。
「キミの力の覚醒は突然のことだった。準備ができていなかったキミの心は力を制御できずに、彼女を・・・・・・。それがフォルスの暴走なんだ」
1年たっても氷は溶けず砕けず。
氷のフォルスを制御できるようになっても、この氷だけはどうにも・・・・・・


「氷を溶かすには、炎を近づければいいんだよ」
その発想は無かったわ。
・・・・・・ふ、普通の炎じゃ溶けなかったんだよ!きっとそうだ!


マオの助けで、ヴェイグは少女・・・・・・家族同然の少女・クレアを助け出したのです!
 あの日、ヴェイグに起こった出来事についてはまだよく理解できないが、彼を責めるのはよそう、とクレアは思った。
え、天使?


クレアは自宅へ帰り、突如現れたバイラス(魔物)を退治したヴェイグも、
「話がある」という2人を連れて同じ道を歩く。
「ヴェイグ!」
 道端で遊んでいたガジュマの男の子がひとり、ヴェイグに手を振った。
「さっきクレアが通って行ったよ! 氷、溶けたの? もう、ぼくも凍らせられたりしない? ヴェイグと遊んでもだいじょうぶ?」
ヴェイグ・・・・・・
この1年の村での扱いがわかるな・・・・・・。



「・・・・・・すべては、一年前のあの日に始まった・・・・・・『ラドラスの落日』に」
病に臥せっていたラドラス国王が、死を覚悟して放ったフォルス――
世界中に降り注いだその光は、数多くのフォルス能力者を目覚めさせたのです。


「光・・・・・・」
 あのとき、集会所の窓の外に見えたのもその光なのだろうか、とヴェイグは思った。
「キミだけじゃなかった、ってワケ」
ヴェイグが起こしてしまったような『事故』は、
世界各地で起きていたらしい。
国王がやらかしたことが原因なら、国で補償してよ!1年やぞ!
「国王のせいですごめんなさい」と公表するのは無理でも・・・・・・ねぇ?


「陛下がご自分の命と引きかえにしてまでフォルスを放出したのは、なにか重要な理由があるに違いない。だから俺たちは『ラドラスの落日』に始まるさまざまな王国内の異変の真相を探るために旅をしている」
 次第に熱を帯びてきたユージーンの言葉を、マオがひきとった。
「そのためには、キミのような強いフォルスを持った仲間が必要なんだ」
(´・∀・`)ヘー


よし、行こう!・・・・・・なんて単純ではないヴェイグ。
 そもそもユージーンとは一体どういう男なのだろう。カレギア王のそばにいたというほどだ、相当の地位があるはずだ。そんな男がなぜ自分に会いにやって来たのか、ヴェイグはまだよく理解できなかった。
国王の最期を目撃したことを話した訳だからねぇ。
そんな男が子供を1人連れただけで旅をしてるって、おかしいと思うよねそりゃ。


ここで近所のポプラおばさんが、クレア救出祝いにピーチパイをお届け。
「あ、おばさん・・・・・・ありがとう」
 ヴェイグがぼそりとつぶやくと、彼女は玄関の手前で立ち止まり、ちょっと手を上げて片目をつぶると、笑ってみせた。
ポプラおばさん・・・・・・メッチャ良い人や(´;ω;`)ブワッ


自分がしたことの『償い』をするまで、村を離れられないというヴェイグですが―
「ありがとう。でも、ヴェイグが悪いことをしたわけじゃないわ。だから・・・・・・〝償い〟なんて言葉は使わないでほしいの。それに、この人たちはヴェイグを必要としているんでしょう? 力になってあげたら? ね?」
え、(ママンのラキヤともども)天使?


『家族』の言葉に、ヴェイグも旅立ちを決意したかなー?というところで・・・・・・
「大変だっ!!」
 駆け込んできたのは、クレアの父マルコだった。ラキヤが驚く。
「武器を持った連中が村に入り込んできてるんだ!」
なんだってー




第二章

「ユージーン、やっぱりそうだ」
 と声をひそめていう。
「ああ、『王の盾』だ。トーマ・・・・・・あいつがいるということは、ヤツも・・・・・・」
「『王の盾・・・・・・?」
村に現れた連中は『王の盾』だそうで。
・・・・・・何それ?


「そう。フォルス能力者を中心に構成された国王直属の部隊・・・・・・それが『王の盾』だ」
 ユージーンが答える。
「彼らはその能力を使って国王の警護にあたると同時に、公にできない特殊任務を行って国王の手助けをする」
「盾になるから文字通り『王の盾』ってワケ」
(´・∀・`)ヘー
ヒューマの若い女を集めて誰が美人だ何だと言ってるけど、『特殊任務』なの?
今は「女王」なんだから、シンデレラ探しではないよね?


兵を率いているのは、牛っぽいガジュマの男・トーマ。
「ああ、面倒だっ! おまえがこの村でいちばん美しいと思う娘をここへ連れてこいっ!」
ヒューマの美醜がわからず、たまたま近くにいた少女・モニカに丸投げ。
モニカの目に入ったのは、1年ぶりに助けられた友人のクレアでした・・・・・・。


「ふむ。よくわからんが悪くない・・・・・・」
トーマ、クレアをロックオン!
兵に命じてクレアを・・・・・・


「クレアにさわるなっ!」
クレアに近づいた兵を氷のフォルスで牽制。
このヴェイグ、あまり気の長いほうではない


「『氷』か・・・・・・。噂には聞いていたが、見るのは初めてだな。おまえに逆らうとこうなるわけか。これは恐ろしい。だが」
 と、ヴェイグを見て、にっと口を歪める。
「俺のフォルスはもっと恐ろしいぞ。試してみるか!?」
『磁のフォルス』だそうで。
わかるようでよくわからない。
そして能力者集団の『王の盾』だけに、野良の能力者の情報も持っている模様。
・・・・・・だったらはよ救助に人寄越せよくそが(´・ω・`)


剣を抜くヴェイグにマオとユージーンも加勢。
どうもユージーンとトーマは知り合いらしいけど・・・・・・
(そんなことはどうでもいい。クレアを守らなければ!)
 彼女はやっと家に戻ったばかりなのだ。なぜ自分は、ここに来るなとひと言いって出てくることをしなかったのだろう。
村で事件と聞いて飛び出したヴェイグを、彼女が放置すると思うかね?
結局同じことじゃよ・・・・・・。


とにかくヴェイグたち対トーマ、ファイッ!
3人が優勢かと思いきや、トーマも言うだけあってなかなかの実力。
これは数ページに及ぶ激しい戦いが予想され・・・・・・
「・・・・・・この三文芝居はいつまで続くのかな?」
カレギアのお金の単位は「文」なの(だったの)かな?


「まったく、ヘタに暴れて、お人形さんに傷でもつけたら大目玉だよ。さっさと彼女を連れて行こうよ」
その男・サレ。


「ユージーン隊長さんなら、僕のやり方はわかってるでしょ?」
「どういうことだ?」
 ヴェイグがユージーンに訊ねたときだった。
「わからないおともだちは、頭上に注意」
「え・・・・・・うっ!?」
ユージーンが『隊長』で、マオは『脱走兵』?
衝撃情報に続くサレの行いは・・・・・・まさに外道!


「ク、クレア・・・・・・に、逃げ・・・・・・ろ・・・・・・!」
その想いは、届かなかったのです・・・・・・。



事が終わって、広場に残された3人。
「クレアさんの家で話した通り、俺は陛下の死に始まった一連の事件を調べていた」
 ユージーンの口調は落ち着いており、ヴェイグは彼が真実を話しているのだと感じた。
 でもね、とマオが口をはさむ。
「でも、ある事件がきっかけになって、軍を追われることになったんだ」
そして『元隊長』になったユージーン。
『ラドラスの落日』で記憶喪失となって『王の盾』に保護されていたマオは、
ユージーンを慕ってついてきたのです。


謎の動きを見せる『王の盾』を追うつもりのユージーンとマオ。
「さあ、キミはどうする?」
 迷っている暇はない、とヴェイグは自分にいい聞かせた。
「答えは・・・・・・もう決まっている」
ヴェイグは旅立つ。
クレアを救うために。



まずは1番近くの港町・ミナールを目指す3人の前に、刺客が現れる。
「我ら!! 最強戦団『漆黒の翼』!!」
「我ら『漆黒の翼』といえば、『四星』様も認める有能部隊なのだ!!」
 ギンナルの言葉に、ユージーンは、
「『四星』というのは、『王の盾』の能力者の中でもサレやトーマら最強といわれている四人のことだ」
 と、ヴェイグに説明した。
(元)隊長のユージーン(レベル1桁)より強い。
・・・・・・隊長は指揮官としての能力が優秀なんだよ(ふるえ声)
フォルスは「心の力」、今は『ある事件』の迷いがあって・・・・・・と脳内補完推奨。
この点TOAのジェイドは「ゲームの都合」をうまく物語に落とし込んだと言える。

なお、『最強戦団』はヴェイグが1人で蹴散らしました。



「あの事件は、あなたを陥れるための罠だった。なぜなんの弁明もせずに罪を受け入れたのです?」
 彼は、話しているうちに次第に感情が昂ぶってきたようだった。
「なにも語らなかったのは、そこに何らかの重大な事実があったからです! その真相を明かせば、『王の盾』に戻ることができるのではありませんか?」
四星が1人・ワルトゥが顔見せ。
音のフォルスの使い手で、ユージーンの『戦友』。
しかし、ユージーンは『真相』を語らず。



「あ・・・・・・、あ・・・・・・、そういわれれば確かに・・・・・・」
「ギンナル、あんた・・・・・・イタイよ」
そんな最強イタイ戦団のせいで、ヴェイグたちは遠回りする羽目に。
ヴェイグたちは『王の盾』に追いつき、クレアを助け出せるのでしょうか・・・・・・?



やっぱり3回だな!な!


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