今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中) 富野由悠季 1990年4月1日 角川書店

2016-01-10 08:17:12 | ガンダム
人類が、増えすぎた人口のはけ口を宇宙に求めてから、一世紀。反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンを率いるハサウェイ・ノアは、スペースシャトルのハイジャック事件を通して、ギギ・アンダルシアと出会う。地球に降り、マフティーの本隊と合流したハサウェイは、最新鋭MS、Ξガンダムを受けとるが、対マフティー部隊のケネス大佐が、執ように迫る――。
オリジナル・ガンダム・ノベル第2巻登場!
裏表紙より。
上巻出てからのスパン長ぇ・・・・・・1年以上か。
上巻1回目2回目3回目





1 スタンディング ポジション

 たいていの人生は、一日の楽しさのために、三百六十五日の我慢があるものだ。
 しかし、本当に良い一日があれば、一年の淋しさは我慢できる。
『三百六十五日の我慢』だと、『本当に良い日』は1年に1日未満っスね。
そして「『本当に良い日』があったらその後1年は残念な日。
そんでもって『たいていの人生は』なので、
「その日」が来るのが明日な人もいれば10年後の人もいる・・・・・・
これぞ、ジェット・ストリーム・揚げ足とり・アタック!




2 ケリア・デース

 人の心が、どこまでも禁欲的であることはむずかしい。
 その意味では、ハサウェイは、まだまだどこまでも普通の青年であって、マフティー・ナビーユ・エリンの名前を騙れるような青年ではなかった。
まだ戻れる、まだ戻れる、まだ助かる、マダガスカル!ココ!
「ブライト・ノアの息子」という肩書を利用された感はあるんだよなぁ・・・・・・。




3 ヴァリアント

「分かっているが、オエンベリに集結した私設軍隊の消息をこの目で見なければ、次のことが決定できない。せっかくのおっぱいを怪我させないように、シャツぐらい着ろ」
「男だけがトップレスでいい、っていう歴史感覚は嫌いだね。あたしたちは、昔からこうしていた。悪いおっぱいじゃないだろうにさ」
( ゜∀゜)o彡゜
『悪いおっぱい』などどこにも無い・・・・・・人類全てがおっぱいなんだ!
オレもオマエもおっぱいなんだ!
※爽やかな朝にふさわしくない表現ですが直しません

マフティーだと「勝手に」名乗っている連中が、連邦軍に攻撃されているらしいのです。
その真偽を確かめるため、本物のマフティーであるハサウェイたちは出撃しました。




4 パス スルー キャナル

「キンバレー奴、ケネスが来たってんで、焦っているんだ。そうでなけりゃ、丸腰同然の集団をこうはしない」
連邦軍を指揮するのは、ケネス大佐の前任者にあたるキンバレー大佐。
管轄内でマフティーに好き放題やられていたので、左遷される可能性が高い訳ですね。


「・・・・・・死体の数は、二千をちょい越えるといったところだ」
『自称マフティー』だって殺った殺られたの覚悟があってのことじゃないの・・・・・・
と、切り捨てるには、やり方が・・・・・・『惨劇』というしかない。

連邦のゲスども、蹴散らせ!Ξガンダム!




5 マーク オブ オエンベリ

 核融合炉の爆発を誘発させないで狙撃するのは、意識すると難しいものだが、この時、ハサウェイはそれができた。
やはりニュータイプか・・・・・・!
連邦のグスタフ・カール部隊を一蹴。
キンバレーをはじめ将校数名を捕虜に。


「集結してマフティーを騙る連中も連中だが、これをこういう形で粛正するというのも尋常ではない・・・・・・」
「友人知人に誘われて断り切れずに」なんて奴もいたんだろうな、これ・・・・・・。


 すさまじい現実を前にすれば、こんなことをする連邦軍の行動を阻止しようとするハサウェイたちの行動は、まったく正当なものに感じられるのだ。
しかし、規模は違えど、殺ってることは・・・・・・。





6 マフティー・ナビーユ・エリン

「連中だって、我が軍のパイロットを切り刻んだ。これは、彼等にたいする見せしめだったんだ」
「・・・・・・・・・・・・!?」
 それでは、子供の喧嘩ではないか。
キンバレー他、部隊を指揮していた人間は呆れるほどお粗末だった模様。
こんな連中の部下だった兵は御気の毒様です。


ハサウェイたちは、『自称マフティー』を指揮したファビオ・リベラと対面。
『人を統率する能力』はありそうなおっさんだけど・・・・・・
「我々マフティーの動きを目くらましに使った。しかし、キンバレーが、意外と強気で出てきた。それが、この結果だ。リーダーならば、この結果の責任を取るぐらいの覚悟はなければならない」
まったくっス!

ファビオの返答はいかに?
「・・・・・・だから、おれは逃げなかった。だがな、そのことでいえば、貴様たちマフティーの動くのも遅かった。そのために、こうなったということはある」
「知るかっ。勝手に動いてっ」
これは酷い責任転嫁。
まずどうにかしてマフティーと接触してから行動するべきだったよ・・・・・・。
どうにかって・・・・・・どうにかだよ。


このオエンベリ騒動、現時点でハサウェイたちマフティーにどう影響したかと言うと・・・・・・
「チャング・ヘイ。君のような人が、オエンベリ軍にいることは心強い。しかし、我々は、ダバオを叩かなければならないところを、君たちのおかげで、その時期を逸した。新型のモビルスーツを叩くチャンスを潰したんだ」
そう、本来の作戦に支障が出てしまったのです。
戦力では劣る以上スピードが大事だったのになぁ。

彼らは「軍の『虐殺行為』の記録映像を宇宙に持って行った」と言ってるけど、
果たして役に立つかどうか・・・・・・どうかなー。
メディアに持ち込んだところでまともに流されるのか、
流れたところで、政府の圧力ですぐ「なかったこと」にされるんじゃないか。
ファビオは若いハサウェイを舐めてかかってるし・・・・・・
冷静な思考・判断ができそうなチャングに期待、できるかなぁ?


とにかく、この騒動はペーネロペーに完全復活の時間を与えることとなりました・・・・・・



この辺で1回目終了。
中巻は全18章だから6章ずつかな!


→2回目



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