今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

テイルズ オブ ジ アビス 1 ~聖なる焔と七ノ歌~ 結城聖 2006年2月28日 集英社

2016-01-19 06:17:00 | テイルズ
い頃に誘拐されて記憶を失って以来、半ば軟禁状態で生活してきたルーク。ある日、いつも通り剣術の稽古をしていたところ、乱入してきた少女と戦闘になり、「超振動」によって外の世界に放り出されてしまう。記憶ある限り初めての外の世界に戸惑うルークを、想像を絶する運命が待ち受けていた。『テイルズ オブ』シリーズ10周年記念タイトルを大ボリュームでノベライズ。いよいよスタート。
裏表紙より。
「俺は悪くねぇRPG」のノベライズだよー。
出版がエンターブレインじゃないんだな、これが。




 鏡の中のこの男は、名は、ルーク・フォン・ファブレ――キムラスカ・ランバルディア王家に連なるファブレ公爵家の、ただ一人の男子。
 その、はずだ。
 だが。
(・・・・・・実感、ねーんだよな)
あらすじのような生活で、17歳の主人公・ルークは自由が欲しいお年頃。


(やっぱ、師匠は格好いいよなぁ・・・・・・)
 憧れだ。
 知っている大人の中で(といってもそれは両手で足りてしまうくらいの数だったが)、本当に尊敬できる大人は、ヴァン一人だ。
両親、執事のラムダス、庭師のペール、国王、大臣そしてヴァンかな。
す、少ねぇ・・・・・・!

ダアトの、神託の盾(オラクル)騎士団総長であるヴァン・グランツ謡将が剣術の師匠。
『師匠』とかいて「せんせい」と読む。ここTOAテストに出まーす。



 素早い剣の軌跡が、まるで鋭い牙で獣が嚙みつくように見えるところから《双牙斬》というらしい。だがそれは、ただの剣技ではない。技を出した瞬間、ルークの体が微かに緑の光を放つのは《音素》を使っているからだ。
 でなければ、あんな隙だらけの大技は、ただの大道芸だ。
だとしても、あんな隙だらけの大技は、ただの大道芸だ。

なお『音素』と書いて「フォニム」と読むのもTOAテストに出まーす。
しかし、技にこんな設定があったとは知らなんだ。



「ルーク。技は、通常攻撃と組み合わせて連続して攻撃することができる。通常の攻撃に混ぜることで、敵を幻惑し、より効果的に技を使うことができる。おまえなら、このまま精進すれば、他の技も使いこなせるだろう」
お、おう。
この台詞、もうちょっと何とかならない・・・・・・?ゲームじゃねんだから。


などと気にしていると、ついに来ましたTOAのヒロイン問題児!
「ようやく見つけたわ・・・・・・裏切り者、ヴァンデスデルカ!」
突如現れてヴァンに襲いかかる少女。
なお、警備兵は彼女の『譜歌』で( ˘ω˘)スヤァな模様。

師匠を襲う敵にルークが抵抗したところ・・・・・・
「・・・・・・第七音素が反応しあったかっ!」
『第七音素』(セブンスフォニム)の力?で、
ルークと少女はどこかへ飛び去ってしまったのです。




飛んだ先はどこぞの渓谷。
「・・・・・・本当にごめんなさい」
や・し・き!!や・し・き!!(DVD的な)


「ま、まぁ! 屋敷の外に出られることなんざなかったし、散歩がてらっつーのも悪くないかもしれないけどな!」
素直になれない子供の優しさ的なね。
それを感じられないのが謎の少女・ティアですよ。



ルークの家を目指していたはずが、勘違いから反対方向――
キムラスカ王国と敵対するマルクト帝国へ入ってしまった2人。
災難は続き、エンゲーブの村で食糧泥棒と間違えられる。
「だあーっ! 俺は泥棒なんかじゃねえっつってんだろ! こちとら、食いもんに困るような生活は送ってねーんだよっ!!」
(あ、キレた)
 ティアは、ルークが腕を強引に振りほどくのを見た。ばたばたと男たちは将棋倒しになる。どうしようもない世間知らずでも、さすがは神託の盾騎士団の主席総長の弟子だ。渓谷で見せた剣の冴えといい、並みの兵士では歯が立たないだろう――ルークが、本気を出せるなら。
なおレベルは3~5程度の模様。
『並みの兵士』を馬鹿にしすぎだろ!


どうにか疑いは晴れたものの、怒りが収まらないルーク。
行方不明といわれていたダアトの導師イオンと共に、真犯人探しを開始。

食糧泥棒は、聖獣(らしい)チーグルという小動物でありました。
しかし食料を盗んだのは、肉食の魔物ライガ・クイーンに自分たちが食われないため。
じゃあ、そいつには暴力という名の説得でお引き取り願おうず( ^ω^)
「まずいわ・・・・・・こちらの攻撃がほとんど効いていない・・・・・・」
「じ、冗談じゃねェぞ! 何とかしろ!」
\(^o^)/
ざんねん!!
ルークの ぼうけんは これで おわって


「――何とかして差し上げましょう」
「おや、あっけなかったですね」
キャー、マルクト帝国のジェイド・カーティス大佐よー!イケメーン!


ライガ・クイーンを退治したから、もう泥棒騒ぎも起きなくなるね!
やったねルーク!
早くエンゲーブに戻って、人を泥棒呼ばわりした連中に土下座させようぜ・・・・・・
「そこの二人を捕らえなさい。正体不明の第七音素を放出していたのは彼らです」
えっ


「――連行せよ」
・・・・・・ルークの災難は続くのでありました。



ここまでで1巻の半分くらい。
2回でやれるかな!

「ゲーム用の説明」にあたる台詞・描写は、カットした方がいいかなーと感じる。
さすがに「○ボタンで攻撃」までは無いけど、若干テンポ悪い。


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