弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

コーチ21・五十嵐朝青さん

2009-10-11 19:15:21 | サッカー
ある日、事務所の私宛に若い男性から電話が入りました。「コーチ21の五十嵐と申します」と自己紹介されたと思います。
五十嵐さんがネットで調べ物をしていたら、私のブログ記事MUFG畔柳信雄社長とサッカーに行き着き、そこからさらに私のサッカー関係記事を読まれたとのことです。
畔柳信雄さんは、私にとっては高校サッカー部の先輩にあたりますが、五十嵐さんにとっては大学サッカー部の先輩にあたるようです。
そして私のブログでのサッカー記事に興味を持たれ、ぜひ会って話をしたい、とのご趣旨でした。
私はサッカーをやったといっても、40年も前、高校と一部大学時代に2年半ほど経験しただけです。サッカーの試合を見るといっても、テレビで日本代表戦を見る程度で、Jリーグの試合さえ見ていません。その程度の趣味で、五十嵐さんが満足されるのかどうかとても心配ではありますが、折角ですのでお受けしました。

約束した日に、五十嵐さんが事務所にいらっしゃいました。まさに台風18号直撃の日です。私はJRを使わずに通勤しているので、事務所までの足は確保できました。

五十嵐朝青さん、34歳(だったか?)。筑波で育ち、6歳からサッカーを始めたとのことです。筑波大学が主催するサッカー指導があったそうで、小学校のチームに所属しながら筑波大学のサッカー指導を受けたようです。
大学は東大に入学し、大学生活の最初のうちは浦和レッズのサテライトに参加していました。高学年になってからは東大サッカー部で活動したそうです。大学卒業後にJリーグからオファーがもらえればプロになる志があったようですが、それは叶いませんでした。
ネット上で一部「東大卒Jリーガー」と呼ばれていますが、正確には上記のようなご経歴です。
私が高校から始めて2年程度経験したのとは全然違います。

「コーチ21」とのご紹介、また村松尚登さん(「テクニックはあるが、サッカーが下手な日本人」)と面識を持たれているとのことから、てっきりサッカーコーチのことかと思いましたが、そうではありませんでした。
そういえば新聞で「コーチング」との言葉を見たことがあります。

ここで「コーチング」とは、職場のリーダーが具備すべきリーダーシップ能力の重要な要素を意味しているようです。
五十嵐さんが勤務されている「コーチ・トゥエンティワン」(coach21)での紹介によると、「いま、リーダーに求められているのは、周囲を牽引する能力、すなわち影響力であり、コミュニケーション能力です」「リーダーに求められる役割のひとつに『次世代リーダーの育成』があります」とあり、このような能力を指しているようです。
では「コーチ21」では、どのような手段でリーダーシップ能力を身につけさせてくれるのでしょうか。

五十嵐さんからいただいた紹介冊子です。五十嵐さんご自身が写っています。

CTP(Coach Training Program)、CCTP(Corporate Coach Training Program)が紹介されています。
CCTPはオリエンテーションと8つのモジュールで構成されており、最短3ヶ月で履修が可能です。現場での実践、クラスでの振り返りを継続して行うことで、確実にコーチング能力を身につけるそうです。

私も企業の管理者を長いことやっていました。管理者=職場のリーダーであり、管理者がリーダーシップ能力を身につけること、部下を育成する能力を身につけることは永遠の課題でした。OJTで見よう見まねで身につけたり、「管理者研修」と称する座学を受けたりしました。それが現在では、有効に機能するトレーニングプログラムとして提供されているということでしょうか。

またコーチ21の冊子では「リーダー不足やリーダーシップの不在という問題は、これまで以上に深刻なものとなっています。2006年以降、ベビーブーマーの定年退職が7秒に一人のペースで起こっているなど、リーダーそのものの物理的な人数が減少していることもその一因です」とされています。
今から10~15年前、「中間管理職はもう不要である」との議論が盛んでした。ITが進歩し、部長の下に部下が水平展開すれば、課長も係長も不要である、という議論です。
それが逆に、現在では「リーダー不足」が叫ばれるようになったのでしょうか。
実は「リーダーシップ能力のないリーダーは要らない、リーダーシップ能力を有するリーダーが不足している」というのが実態だったのかもしれません。

私から「このコーチングという話は、勝間勝代さんの活動と通じますね」とお話ししたところ、勝間勝代さんをそもそも発掘したのがコーチ21の関連会社だったと五十嵐さんから伺いました。
後から調べてみたら、私が読んだ「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」、出版社はディスカヴァー・トゥエンティワンでコーチ21の関連会社でした。
勝間和代さん、ものすごい勢いで本を執筆・出版しています。この点について五十嵐さんは「本人は“今が自分の旬”と心得ており、旬の間にできるかぎりの活動をしてしまおう、と頑張っているのでは」と言われていました。まさにそうなのでしょう。

五十嵐さんの名刺によると、「(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ」「国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ」との資格を保有されています。
調べてみると、財団法人 生涯学習開発財団は文部科学省所管1983年設立であり、財団資格認定団体のページでは認定資格名「認定コーチ」として、(株)コーチ・トゥエンティワンが財団資格認定団体となっていました。「認定コーチ」とは別に多分「認定プロフェッショナルコーチ」という資格があるのでしょう。
次に、国際コーチ連盟について調べると、日本コーチ協会が国際コーチ連盟の認定コーチ申請代行サービスを行っており、さらにコーチ21の国際コーチ連盟の資格には、プロフェッショナル認定コーチ、マスター認定コーチ取得のためのコースが紹介されています。

1時間ほどの雑談でしたが、私には有益で印象深い雑談でした。
五十嵐さんが今後ますますご活躍されることを祈念しています。
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