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国語の時間 「益荒男」と「手弱女」

2010年06月20日 | 国語の時間

 「益荒男」という言葉をご存知でしょうか? 私の場合は小学生の頃に見たドラマ「新撰組」のエンディングテーマの「ますら~おた~ち~の 雄たけびたか~く~ 新撰組と人は~呼ぶ」という歌で知りました。

 「益荒男」は「ます あらお」という人名ではなく「ますらお」と読みまして、gooの辞書によると「(1)雄々しく強い男。立派な男。ますらおのこ。 (2)武人。もののふ。 (3)朝廷に仕える官僚。(4)狩人。猟師。」などの意味がありますが、新撰組の歌でもわかるように(1)や(2)の意味で使われることが多いようです。

 要するに男らしいことをイメージさせる言葉であって、「益荒男」と聞くだけで成人女性の9割が「抱かれたい」と思うという調査結果があります。(当サイト調べ)

 なんで急にこの言葉を思い出したかというと、大相撲の野球賭博の記事があったため。阿武松部屋の床山が野球倒幕を仲介してたと言われてますが、この阿武松親方が元関脇「益荒雄」なんですね。私はシコ名も「益荒男」だと思ってたのですが、よくよく見ると力士時代の名前は「益荒“雄”」でした。ちょっと違います。ちなみに「阿武松部屋」は「おうのまつべや」と読むそうで、これも難しいと。

 さて「益荒男」というと男らしいことを意味するので、「益荒男ぶり」という言葉もありますが対義語をご存知でしょうか? 正解は「手弱女」です。この言葉は漢字検定2級の頻出語ですので私は知ってますが、なんと読むかわかりますか? 正しい読みは「たおやめ」です。「益荒男」の対義語としてこの語句を提示すると、成人男性の7割は「てごめ」と読むという調査結果があります。(当サイト調べ)

 ということで、折角野球賭博が話題になってますので、大人としては「益荒男」と「手弱女」くらいは覚えておきたいところですね。

 ちなみに、私のブログでは以前に書いた「国語の時間 <推して知るべし>」という記事が一番の人気で、今でも毎日何人かのアクセスがあります。日本語の乱れを気にしている人が多いだろうと思い、あたらに「国語の時間」というカテゴリを作ってみました。こういうのを「大きなお世話」というのかもしれません…。


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