目に映るもの―南半球編―

ニュージーランドに遊び相手をお願いしている幸せ者より

Winter Check 終了

2009年10月07日 | Weblog
50000ヘクタールに敷かれたストウト(イタチの仲間)の罠の冬のチェックが終了しました。冬、といってももう春。天気が安定せず雪が良く降ったので後ろにずれ込み続けた結果です。
最後は快晴、森林限界上は残雪が残っていましたが深さはくるぶし程度、ザクザク春の音を聞きながら歩いてきました。

この冬のチェックではストウトよりもラット(ネズミですね)が目立ちました。
去年の夏にたくさんブナの花が咲いて秋にたくさんの実がついたことでラットの餌が豊富で増加したと思われます。危惧されるのはラットが増えるとストウトの餌が増えるのでこの後にストウトの大繁殖が起こると思われることです。

さて、次のチェックが気になるところです。
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雪のメリット

2009年09月05日 | Weblog
キーウィの足跡です。
山小屋で一泊して帰ってきましたが活動時間の8割は雪の上を歩いていたかな。
倒木に道は塞がれるし、雪で重くなった枝がトラックにかぶさるしでなかなか前に進めません。
さすがに足が疲れています。
朝一に雪解け水の流れる川を膝までつかりながらジンジンつま先が泣き出した頃に渡り終わって稜線に取り付きます。
これがまた急斜面で当然ながら標高を上げれば雪の量は増えるわけでどんどんしんどくなってきます。

かなりへたって来たときにKiwiの足跡発見。エネルギー補充してくれました。でもストウトの足跡も目に付きます。Kiwi達が安心して歩ける森に少しずつでも近づけたいものです。
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ネズミ男、延期

2009年09月03日 | Weblog
別にわざわざ投稿する必要ないんですが、本人が病気で延期になってしまいました。かなり期待していて、宿泊の予定を変更してもらって日帰りで山から帰ってきたのですが会場は静かで進行役のニッキーがぽつんと立っていて「ごめんね、今晩のトークはなくなっちゃった」と謝られ、へぇ?
残念ですが順延なので後日に期待します。
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最後の機会

2009年08月29日 | Weblog
Rod Morris の講演会に行ってきました。
Rodって誰?と思う方も多いと思います。
1970年代からフィヨルドランドで希少動物の保護活動をしていて、その後カメラマンとしてBBC、ディスカバリー・チャンネル、ナショナル・ジオグラフィックなどでNZに限らず世界の希少動物たちに近づき現状を目の当たりにしてきたKiwi(ニュージーランド人の愛称)です。
彼の話は多岐にわたりNZにこだわらず鳥類を中心に貴重な動物が登場してきましたが、冒頭の言葉が頭に残っています。

今ニュージーランドは外来の捕食者の脅威にさらされている固有種の鳥達を未来に残そうと策を講じているが、それは同時に外来種だけれども既に故郷では久しく見ることの出来なくなった多くの鳥達を救える環境を創っている。外来種の故郷では開発が進み住処を奪われ、大気汚染、環境変化等によって生きていけなくなっているものがいる。そんな彼らにとってもここNZの森はノアの箱船となりえるのである。

彼は世界最大の飛ばないオウム「カカポ」を捕獲し捕食者のいない島に移す活動などをしていた。最後の野生のカカポが見つかったのはミルフォードサウンドのシンボル「マイターピーク」の南側に深くえぐられたU字谷シンバット渓谷である。NZにいかれた多くの方はミルフォードサウンドのボートクルーズを楽しみ、マイターピークの写真をとられただろう。その写真をひっぱり出してほしい。船着場からマイターピークを見るとその左に素晴らしく綺麗に残されたU字谷が映っていると思う。そこで最後のカカポが見つかったのである。1975年の話である。
シンバット渓谷はあまりにも急な絶壁により囲まれているため天然の城壁となって外来捕食者の侵攻が遅れていたのである。近年でもその絶壁にだけ住むトカゲの新種が発見されている。しかし現在、谷底はイタチ、ネズミ、ポッサム達が大手を振るっている。
政府はこのシンバット渓谷の害獣駆除に4万ドルの予算を計上した。今週も僕の仕事仲間がチェーンソーを持って罠の為のトラックを作りに出向いている。テントに寝泊りして1週間単位で山に篭り道を作っている。

森を歩いていて、見事にカモフラージュしてコケに同化したカカポに出会えるときが来ることを願いたい。写真はコケではなくて樹木の葉ですが・・・・・
全ては人間の過ちから始まっていることを忘れずに。
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Conservation Week 2009

2009年08月27日 | Weblog
来月9月13日から20日まで Conservation Week(自然環境週間?!)と称して自国の自然環境についてより関わりを持って興味関心を持とう。というプログラムが自然保護省(DOC)の後押しで開催されます。決してその1週間だけの催しではなく、ここテアナウでは今週末から面白そうな講演会が開かれます。
時間が許せば(私がそのときに街にいれば)ぜひ聴講させていただきレポートしたいと思っていますが、下記のお題が予定されています。
8月28日 40年間キーウィと関わっている現役の男
9月 3日 ネズミ男!NZの害獣駆除技術をハワイに
9月10日 南極大陸への船旅 南海のガラパゴス

どれも興味を惹くタイトルです。
さらに個人的には講演者が知人友人というところが聞き逃せない理由の一つです。
どれも特に聴講料金は明記していないのでおそらく寄付金のスタイルでしょう。
ちょいと足を延ばしてみませんか?

http://www.doc.govt.nz/conservation-week/events/southland/
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いい雪です。

2009年07月26日 | Weblog
テアナウの家探しが無事終わったので自分にご褒美、スキートリップしてます。
非常に気持ちがいい雪が迎えてくれました。
そしてどこまでも抜ける青空。
いやーーー、来てよかった。
2シーズンぶりの初すべりを放心状態で満喫していると隣に座る友人が
「NZでは今のその状態を Ski Hung over って言うらしいよ」と教えてくれました。
だって気持ちいいもんねぇ。
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ほんと、良く揺れました。その2

2009年07月23日 | Weblog
これが地震だ。と分かったものの日本人にとってはそれほど稀なものではない。寝袋に入ったままおさまるのを待った。ところが小さくならないのである。二人用の小さな小屋が今度は上下に揺れだした。
寝袋から出る、イコール、寒い。出たくないのが正直なところだが天井が遠くなったり近くなったりしてる。やばいかも。
逃げられるように靴を履き、ドアを開けて出口を確保。ガスボトルの栓がしまっていることを確認。んー、あとなんだ?シーソーでバランスをとるかのような格好で小屋の中央に立って地面と波長を合わせて(?)一緒に動いていた。
一旦静かになりかけたところでラジオを充電器から外しスイッチを入れる。まさか他のやつらが寝てるとは思えない。
程なく第二波がやってきた。そしてサンジェイがしゃべりだした。一つの島でも時間差があるようだ。山小屋に泊まっている4人がそれぞれに実況中継を始める。どうやら全員無事、山小屋もつぶれずに建っている。
後で聞いた話だがつわもののエイドリアンは雑誌を読み続けていたという。

少し落ちついてベットに戻るが足先の方向から余震がやってくるのがわかる。
チリチリッと地面を伝ってきて小屋が揺れだす。
通常なら目がさえてそのあと眠れなかった、と書きたいところだがこれ以上大きなのは来ない、と思うとその余震がBGMとなって眠ってしまった。

翌朝「あれ?寝てたんだ」と自分に驚きながら朝食を食べる。
その後7日間島にいたのだが日中、夜問わず余震は続いていた。
単に揺れるなら慣れているがそれが沢の中を歩いているときや、急斜面を登っているときに地面が揺れだすのは気持ちのいいものではない。
木々の隙間から放送局のヘリコプターが飛んできているのが分かる。そしてこの地震の震源地がお隣の島 Indian Island だと知ったのは夜の定時通信のときだった。

ところで、これだけの地震が起きたのだが死者・行方不明者はゼロ。であった。
なにせ人のいないところですから。。。。。。フィヨルドランド万歳!
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ほんと、良く揺れました。その1

2009年07月22日 | Weblog
NZでドカンドカンと地震が起きたのはご存知の方も多いと思います。
聞くところによればNZのTVが報道するよりも日本のTVにテロップが流れたほうが早かったとか。。。。
と、他人事のように書いていますが全く情報からは遠い所にいたのです。
なぜなら・・・・・震源地からもっとも近い人間の一人でした。

今回の地震はNZで過去80年の記録の中で最大のもの、今年度に発生した地震では世界一だそうです。M7.8(その後M7.6に変更されたそうですが)がいかほどか、実感しました。

今回の仕事はResolutionアイランドと呼ばれる島から害獣を完全に駆逐して残された原生の鳥達の楽園を取り戻そうという作戦の一環。
イタチ捕獲器のチェックと餌の交換が任務。島中に張りめぐされたトラップラインを点検していきます。1日に100個の卵を背負って歩くこともなかなか無いでしょう。
夜は一人で島にいくつか設置された山小屋の一つに泊まりながら先に進んでいきます。いままで常に車の音、人の声やTVの音声が耳に届いていた日本からまったく人工音の無い世界へ。それも一人の山小屋の夜は格別です、と終わるところが今回は違いました。
山小屋くらしの就寝タイムは早いです。もう8時には寝袋に入ります。と、えらく大きな音で扉をたたかれます。だれだっけ?・・・・・ん?いやここには僕しかいないはず。

続く
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もう10日も経ってしまった。。。

2009年07月22日 | Weblog
やっとPCをつなげられる環境にありつけました。暑い日本から真冬のNZへ。友人の話では例年になくがっつり寒い冬だと聞いていましたが。。。帰ってきました。 カンタス空港で成田−シドニー−クイーンズタウンの路線で帰ってきました。この中途半端なシーズン、さぞ空いているだろうと思って空港に向かったのに成田空港チャックインカウンターは3時間前なのに長蛇の列。間違えているのかと何度も表示看板を確認しますがうやっぱりこの列に並ぶみたい。学生グループがたくさんいる。インフルエンザがオーストラリアで増えていると聞いていたけどそのことで自粛しない学生なのか。世に流されず自分達の判断基準で決めているのであればぜひ賞賛したい。さて、全く空席の無い機内となる。日本時間夜10時半の遅い夕食の後映画を二本見てしまって見終わってから後悔。もう寝る時間ないじゃん、程なく朝食の準備でアテンダントがわさわさ動き出してしまった。シドニーの乗り継ぎは1時間なので気にならないが今度はクイーンズタウンへのスキー客でこの便も満席。ちょうどオーストラリア(NZも)はスクールホリデーの最中であった。今度はもっと良く考えて日を選びたいものである。高温多湿の日本からキーンと空気の冷えたクイーンズタウンに降りたので皮膚がどう反応したらいいのか戸惑っているようで二枚三枚着ても指が震えて携帯電話のボタンがうまく押せない。食品検疫でゆうに1時間かかったのでこれから2時間走る気分になれずクイーンズタウンの友人に顔を出してのんびりすることにした。いざテアナウへ帰ってしまうとクイーンズタウンも遠くなってしまうのがいつものこと、チャンスは生かさなければ。 湖畔は金色に輝く柳が葉の落ちた枝を垂らしている。ゴールデンヤローと呼ばれるこの柳だがなぜゴールデンなのか分かるのは葉のなくなる冬だけである。澄み渡った空が帰国初日を祝ってくれているようで有難うとつぶやいていた。
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点の記

2009年07月01日 | Weblog
見てきました。山岳小説作家新田次郎の同名小説の映画化。
若かりし?頃、新田次郎の作品を続けて図書館で借りたことを覚えています。
もう一度原作を読んだら二度楽しめるだろうなぁ、と思いますが
何よりも明治時代の登山姿に敬意を表します。
ゴアテックスの上着があるわけでもなくわらじに4、5本の簡易アイゼンで
4月の立山に入っていくのですから過去の登山家のほうが必ず強靭だったのだろうな、と容易に想像できます。
残雪期の立山がたくさん映ります。ニュージーランドの現在の姿かなと勝手に想像膨らましていました。
そしてもう一つは紅葉のシーン。錦織なすとは素晴らしい表現を日本語は持っているとまた感服。日本の紅葉は世界に誇れると思うのです。

ニュージーランドは黄葉です。入植の民は水(河)のあるところに柳を植えていきました。いま大きく育った柳たちは秋になると黄色く染まり谷を埋めます。黄色い河が谷を流れているようです。ニュージーランドの黄葉は4月から5月上旬です。
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