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「陰日向に咲く」感想

2016年12月21日 08時56分21秒 | 乱読本感想
「陰日向に咲く」
劇団ひとり
幻冬舎 2008年8月

2008年10月01日 19:23
★4
読み始めてすぐ、劇団ひとりって、やるじゃん、これはちゃんとした読み物じゃんと思った。
さすが100万部突破作品だわ。

劇団ひとりはお笑いタレントという位置にいるらしいが、お笑いを観ない私はお笑いタレントという位置づけにはしていない。
彼を知ったのはドラマだったり、たまに観るバラエティだったり・・・なかなか個性的な才能のある人だと思っていた。

そういう、劇団ひとりという人をある程度知ってこの作品を読むと面白い。
オムニバス形式なのでそれぞれにいる主人公・・・サラリーマンだったり、アイドルだったり、平凡な女の子だったり・・・誰もがみんな劇団ひとりの性格をちょっとだけ受け継いでいるんだわ。
この作品は劇団ひとりがいっぱい居る。


そして、最後、文庫の最後といえば「解説」。
この解説者がなんと劇団ひとりの実のお父さんだそうで・・・書評はできないので、劇団ひとりの生い立ちについて書きたいということで、とつとつと語ってくれている。
あぁ、この人のこんなところが劇団ひとりを産んだのだと妙に納得させられる文章で、この「文庫」を買って得しちゃったなと思った。

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