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「プレジデント」感想

2013年02月04日 10時51分08秒 | 韓国ドラマ感想

韓国に関心が無かった時、関心が無くても普通に社会生活を続けている状態で入ってきていたのが「韓国大統領」に関すること。

○○が大統領になったという結果としての情報。

そしてそれと同時に常にもたらされるのが前大統領の末路。

暗殺、投獄、死刑・・・1人や2人ならばそういうこともあるだろうで片付けられるけれど、私がニュースを聞き始めた頃から(つまりとても長い間)蓄積された記憶ではほぼ全員と言っても過言ではないくらいの大統領だった人の悲惨な末路。

事前にその大統領の名のもと、不正や死者ケガ人が出たという類のニュースは何度も目にしてはいたけれど、安穏と暮らしてきた日本人の私にとっては少し理解に苦しむことだった。

暗殺、投獄、死刑を受けるような人が昨日までは大統領だったということ。

そのような大統領だったからといって暗殺、投獄、死刑に直結する政治情勢。

そして、それが毎回繰り返されるということが一番不可解だった。

ある時期、たまたま見かけた記事(政治ではなく経済に関する記事)を読んで少しは理解したというか、韓国社会は日本とは違う構造なんだと(あたり前のことを)知らされた。

話しはちょっと逸れるけれど、ヒョンジュンくんを知って、たまたま目にした彼のスキャンダル記事にある大統領の名前が!

えっ!?この人、死刑になっていたはずじゃなかったの?って。

恩赦で、けっこう長生きされていたのね。

彼は多くの命が失われたことに関与していたはず。

今の韓国ブームの中にある表の韓国しか知らない人はほんの少しの過去でしかないそう言った歴史を知っているかしら?

まっ、知らなくてもどうってことないけど、この「プレジデント」を観る時、韓国の大統領のちょっとした歴史なんぞ知っていれば興味深いかなと思う。

とは言え・・・どんな人がこのドラマを観るんだろうな?

私は興味が無いと言いつつ長年不思議に思っていた韓国の大統領、その選挙戦の様子を垣間見ることができて面白かった。

これ、GyaO!で配信が始まった時、特に魅力的な人が出ている訳でもないし、暇つぶしで観始めたの。

すぐに興味がわいたので一気に観ようとゲオに行ったら、DVDが無かった

多分一部の人にしか受け入れられないんだろうな~

でも、興味があって観始めた人の評価はそれなりに高いのではないかと思う。

そういう人はきっと思ったと思うんだけど、ドラマの中に出てくる大統領候補たち(パク候補は違うけど)の皆清廉潔白なことったら。

あれで!?という人もいるかもしれないけれど、私には十分清廉潔白に見えた。

その上で、ありえないでしょと思ったんだけど・・・

でも、制作者が国民として時の大統領に迎合したのではなく、気持ちとしてそういう人物に大統領になって欲しいと切に願ったんだろうなと。

それでも、各候補のまわりで蠢く人たちが色々やってくれて・・・大統領になる道はどれだけ厳しいものなんだと暗澹たる思いがした。

困難に立ち向かう武器が清廉潔白だった。

それを武器に勝ち進んだチャン・イルジュンだったけれど、最後の大統領執務室の場面では1人だったね~

これからが本当の彼の戦いなのに。

彼自身は清廉潔白と言えるかもしれないけれど、まわりの人たちが犯したことは大きな犯罪。

その上に成り立っていると彼は自覚しているけれど、これからの戦いがどんなに困難なものになるか。

何だかね~、今まで傍で見てきた韓国大統領の歴史を覆すことって、ドラマレベルでも難しそうだね~って思っちゃった。

このドラマを観ている間にあった現実の出来事、韓国初の女性大統領誕生のニュース。

パク・クネさんという1人の女性に今まであったことを思うと・・・困難を乗り越えてここまで来たんだから、少しでも良い国を作ってねって思う。

そして良い国の概念が私の思う良い国であって欲しいとも思うわ。

と、いうことで、相変わらずダイレクトなドラマの感想ではないけれど、ドラマを観て思ったこと。

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