笑ってる人だって心は孤独

【小説家になろう】の感想ブログにしたいんだなぁ……

11月30日投稿、連載中小説

2008-11-30 14:04:05 | 小説家になろう;長編
はじめに:このブログの趣旨はこちら

では、感想スタート!


作品:弧塔パズル
作者:レミングス
ジャンル:推理
あらすじ:ある宝の地図を前にして色めき立つ大木探検隊。着いた島には大きな塔と、何やら怪しげな家が。宝探しの中起こった殺人事件に彼らが挑む。

感想:地の文が少なく会話形式で進むため多少読みづらい。
だが、設定は面白いと思う。ある中小企業のオーナーが自らの遺産を隠し、その在りかを記した地図を作った。彼の死後、遺産相続者は誰も遺産を探し出せずついにはその地図をコピーして捜索者を公募する。そのコピーを偶然にも手に入れた大学生が……という話。
謎解きは凄く好きだから今後に期待する。なにせプロローグだけだからねぇ、まだ。これ以上なんとも言えん。
まぁ、細かいところで突っ込みたい部分(仮にも企業のオーナーであるというのに、男の資産を家族の誰も知らない事とか)はあるが、勢い良く話を展開させてほしい。小説はテンポが大事と思うから。




作品:透明の向こう側
作者:孝
ジャンル:恋愛
あらすじ:主治医と患者として出会った真由と有薗。友人として交流を深め合うが、いつしか真由は有薗に愛情を抱くようになり、おともだちごっこにピリオドを打つ。しかし有薗もまた真由を愛し始めていた。彼の愛を受け入れようとしない真由、彼女を愛したい有薗。大人の恋愛、家族愛の枯渇、真由の心の闇・・・。二人は手を取り合うことができるのか。

感想:だるい。何度も読み直さなければ意味がつかめない文章は好きではない。まるで国語の教科書でも読んでいるみたいだ。
また、小難しいからといってそれが即ち高尚な小説になるとも思えない。そんな感想を抱いた作品。
冒頭の「深夜の海は、まるで周囲の音の一切を呑み込んでやろうと意志を持っているかのように物憂げな暗さをひっそりと生温かい海面に漂わせている」なんてまさにそれ。言語明瞭意味不明ってやつだ。
もったいないよね、この作者さんはクドいけど文章力があるは確かだというのに……
読み手の事も考えて欲しいな。平易な言葉を使うからといって馬鹿にされることは決してない。むしろ私の好きな作家は簡単明瞭で一文も短い人が多い。
あと、この作品。長い連載で作者さんの思い入れも強いのはよく分かるんだけど……メリハリにも少し欠けるきらいがある(全部は読んでません、すみません)んだよなぁ。だから読んでて疲れる。是非、この長編を一旦中止し短編をたくさん書いてほしい。
そしてテンポの良い話作りを会得してもらいたい。そうすりゃ、常駐して読みたいなろう作家さんの一人になるはず。
ほんと自分的に惜しい作品であった。




作品:WORLD OF WORLDS
作者:レミングス
ジャンル:ファンタジー
あらすじ:彼の日常はある日突然崩れ去る。自分の本当の正体を探るため、彼は世界への扉を開いた。

感想:ライトノベルって感じの小説。変な日本語もないし気楽に読める。あとは自分に合うかどうかだ。私としてはイマイチだったかな。
小説にバックボーンがないというか、思いつきで書き進めているというか……そんな印象をうけた。そう考えるとプロットは大切だよなぁ。あっ、もし作者さんがきちんとプロット作ってたらゴメンナサイ。
こんなとこか……
あっと、もう一つ気になる事があった。それはね、プロローグが長いんじゃー!
ふぅ、すっきり。



感想は以上。長編を読ませるというのは難しいんだろうなぁ。自分で読んでてそう思う。

11月29日投稿、連載中小説

2008-11-29 13:29:21 | 小説家になろう;長編
作品:病原体
作者:勝目博
ジャンル:SF
あらすじ:突如現れた謎の病原体。病原体の撲滅に力を注いだのは、一人の日本人と、その友人達だった。

感想:未知なる病原体という手垢のついた題材ではあるが、個人的好みから読んでみた作品。
まだ始まったばかりだしこんな事は言いたくないが……先が気になる事は遂に無く読み終えてしまった。ベタな展開というだけじゃなく、ちとこの作者さんの書き方が読みづらいからだ。
例えばこの一文。
「そう、私は幼い時から武術だけは得意だったのだ。それでも、勉強が好きな普通の男だった」
言いたいことは分かるんだが……分かりづらいよ、この説明じゃね。さらなる文章力の向上に期待する。
この作品が目指すであろうSFミステリーは私の大好きな分野だから、作者さんには頑張って欲しいものだ。




作品:JUNK LAND【→】
作者:笑夜
ジャンル:文学
あらすじ:欲情とトラウマが絡まる螺旋。女は欲情から性を濡らし、男は濡れた女すら利用する。理性が消却するのはSEXにも似た、狂気。一つの事件は狂る。理性が消却するのはSEXにも似た、狂気。一つの事件は狂気を交えて、─我裸苦多の世界へ─JUNKLAND【→】

感想:あらすじにある「欲情とトラウマが絡まる螺旋」でコーヒー吹いた。トラウマって……一見ハードボイルドっぽいけど、よく見ると違うよなあ。性的虐待か何かなのか?
そんなわけで、興味津々で読んでみた。
1ページにある文章が非常に短く、すぐに読み終えたんだけど、なんていうかこう……疲れた。
旨味になるはずであろう残酷な描写も迫力不足で、もうちょっとというところ。
正直に言うと好きじゃない文章。
もう少し平易な言葉使いと丁寧な説明を心がけてほしい。




作品:ろくじょうま!
作者:ヌクヌク
ジャンル:コメディー
あらすじ:目が覚めたら自宅(六畳一間)から出られなくなった!どうすりゃいい!?どうする俺!?

感想:面白いと思った。特に神様が出てくるくだりは好きだ。
主人公の感情を表すのに顔文字「(´・ω・`)?」を使うのは如何なものかとも感じたが、ジャンルがコメディだし……まっ、いいかw
文章力もあるし、SFの知識も垣間見えなかなか読み応えがあった作品だ。続きも期待する!




感想は以上。さぁて自分の小説でも書くかな……

11月28日投稿、連載中小説

2008-11-28 21:02:35 | 小説家になろう;長編
作品:dolce

注意:この小説はR15指定です

作:深月 

あらすじ:幼い頃に両親を事故で亡くした弥生。伯母である城下家で家族同様に育てられ美しく成長するが、伯母の息子である修平と悠介は、弥生に家族以上の想いを抱き続けていた。1つ屋根の下、無邪気に微笑む弥生を前に2人の男は動き始める。


感想:甘ったるい恋愛物で、しかも近親相姦チックな作品。そして携帯小説仕様。うーん、苦手だ。
そもそも文末に句点(。)をつけない書き方は読みにくいんだよなあ。だが、たまにつけてる時もあるし……作者さんも混乱してるのかもしれん。

とはいえ、文章自体は読みやすいし内容も筋が通っている。
携帯小説仕様に慣れればすらすら読めるからご安心を。
決して駄作ではない。むしろ恋愛好きな人から見れば高評価をうけるかも。
ただ、自分が甘々な恋愛物が嫌いなだけ……
ごめん、ほんとごめん。恋愛物が苦手な癖に読んじゃった俺が悪いんだー。

じゃあ、ナゼ読んだのかって?
それはR15作品だったから……
じゃなくて、章ごとの副題が凄かったからです!
なにせ全てが色の名前。しかも、知らないものばかりなんです。
例えば……
湊鼠色、中黄色、鳥の子色etc
いったい何色なんだよ?
いやぁ、ぜんぜん知らなかったw

ちょっと調べたけど本当にある色だったんですよ、こいつら。
すげーなぁ日本語の色名って。勉強になった。

しかし、その中に霞色ってあったんだけど……どんな色なのだろう?
調べたけどわかりませんでした。文字通り霞がかかったみたいにモヤモヤしてる。だれか教え下さいorz

さて、他にもこの作品で興味を覚えたのは主人公の平沢弥生の職業。
彼女は司書教諭、いわゆる図書館の先生らしい。
この司書教諭を調べてみるとなかなかの資格のようです。
そういや知り合いがつくばにある図書館大学出身だったなと思い出した。あそこって国立大学なんですよね。侮れんな図書館の先生。

身近なようで意外と知らない職業にスポットを当てた作者さんにセンスを感じる。
ちなみに私は学生時代、図書のおばさんと言っていた。
なんたる無知、恥ずかしい。

雀の金玉袋ほどしかない知識欲ですが満たされました。作者さん、どうもありがとう!


感想以上。仕事の休み時間に作品を読んで、家に帰ってから感想を書く。これが一番いいと思ってたんですが……ほとんど内容を忘れてましたorz

三歩歩けばすべて忘れる鳥頭……それが私。

11月27日投稿、連載中小説

2008-11-27 18:58:33 | 小説家になろう;長編
作品:彼方の楽園
作者:安部由理野
ジャンル:恋愛
あらすじ:魔女の呪いにより、生まれた時から女性として育てられたアリシア王子(=王女)の、愛と冒険とそして成長の物語。幸福を求めるアリシアは、本当の愛を求めて城を出奔し、数々の恋人との恋愛や試練を経て、遂に魔女の呪いを解く。そして真に愛する人と新しい門出をするまでの、御伽噺&メルヘン風BLです。(過激描写は一切ありません)


感想:長えな~これ(笑)とりあえず第一部まで読んだ。率直に言うとこの人は上手い。文章力もあるし、話の展開も面白い。そんなにボーイズラブもキツくないし、恋愛好きな人でなくともおすすめ。
まぁ、この作品は手塚治虫アニメ、リボンの騎士の逆バージョンと考えていただければ良いと思う。深く考えなければ、あっという間に読み進めれる。良作だ!

願わくば今後、何故ロイス国王があれほど娘(王女)にこだわるのか説明してほしい。異常だよね、息子なのに娘として育てるのって……逆ならわかるんだ。世継ぎがいないから仕方なくとかね。ちょうどリボンの騎士がそう。この国王の異常っぷりな行動の背景にもやはり何かあるんだろうな。今後の展開を期待する。
あと、生まれた時から王女として育てられたアリシアなんだから……内心の言葉使いはともかく、普通に喋る時はお嬢様言葉を使って欲しかった。従兄弟のダミアンとあった時の挨拶が「こんにちは」って……思いっきり庶民じゃん!
せめて「ごきげんよう」とかにして欲しかったな。

それにしても登場人物の中で一番まともに思えたのが、呪いをかけた魔女だったのには笑った。続きも是非読みたいものである。


感想以上。長編は疲れるけど良作にあたるとずっと楽しめる良さがあるね。

11月26日投稿、連載中作品

2008-11-27 01:38:04 | 小説家になろう;長編
主題:「T.M.W」
作者:健
ジャンル:ファンタジー
あらすじ:都内に住む、超脳天気な性格の小学4年生の三島駆(みしまかける)たちの間では、ある廃墟となった映画館のことが噂になっていた。その噂とは、廃墟となった今でも尚……その中で“見てはいけない映画”、「T.M.W」が放映されているというものだった。その噂を確かめるべく、好奇心と興味本位でその映画館に忍び込むことにしたのだが……その映画館は現実とは異なる世界の入り口だった……


感想:主人公カケルを中心にマサル、ウッチャン、ボースケたちが子供らしい生き生きとしたやり取りを繰り広げる作品。会話形式で進む話は勢いがあり、私はけっこう楽しめた。
文頭の一字あけや文末に読点がないので少し読みづらく感じるが、携帯小説と割り切ればさほどでもない。
思わず、冒険と称していろいろ遊びまわった自分の子供時代を思い出してしまった。ノスタルジックな小説である。

だが、ところどころ気になる日本語があるにはある。
例えば、「即決に言おう」という冒頭の言葉。即決というのは即座に裁決、決定することであり……即決に言おうとは日本語としてどうなのだ?
他にも幾つかあげると……「乳歯が生え治った」「彼は鈍感なので運動神経は鈍い」などなど。
乳歯は生え変わるのだと思うし、鈍感とは感じ方の問題であり運動神経は関係ないと思うのだが……

あと歯が折れたあと、ヘラヘラ笑いながらという表現があったがあれも違和感がある。歯が折れたら死ぬほど痛いよ(経験者は語る)。それとも個人差があるのかな?

さらに冒頭のカケルの一人語りの部分にもちと違和感を感じた。小学4年生の考えじゃねえーな。もはやオッサンに近いよ、達観しすぎだ(笑)。

まぁ、重箱の隅をつつけば色々出るけどそんな粗を覆い隠す勢いがある小説なのも事実。
それにこの小説、ジャンルがファンタジーなんだよね。これからどんな変化があるのか楽しみ。
今のままじゃあ、完璧に現代小説だもんね。作者さんには頑張って続きを書いて欲しいものです。


感想以上。

ふぅ、疲れた……

はじめに

2008-11-26 22:50:31 | 小説家になろう;長編
まず、このブログの主旨をお伝えしておきます。

一つ、
これは小説投稿サイト【小説家になろう】にて投稿された小説の感想ブログである。

一つ、
主に私が読んだ連載中小説を【紹介】するという形をとる。だが、気が向けば短編小説に触手を伸ばす可能性も……

一つ、
本文中に紹介する【あらすじ】は作者さんが書いてある【あらすじ】をコピペしたものです。

一つ、
なるべく土日は更新したいと思う。平日は気分しだいという事で。

一つ、
感想であるが故、個人的な好みがモロに出る可能性があります。ご不快に思われた方は本当にごめんなさい。

以上です。
実は同じgooブログにて感想ブログをされている、K氏に触発されてやってみたくなりました。
彼ほどの才能はありませんが、自らの国語力向上のため頑張ってみようかと思います。お暇な方は覗いていってくださいな。