答えは身体が知っている

セラピスト兼アスレティックトレーナーが自分の好きな事や日々感じた事を書く、息抜きブログ

父の世話

2011-10-25 17:33:17 | 私生活の記
「寝たきりになろうが、面倒は見ないよ。
自分の事は自分でしな。」
16年前母が亡くなった後父にこう言い放ったが、
現実はそう上手くいかず、
父の身の回りの世話をするようになった。
もう最初の1ヶ月が過ぎた。

先月父が大学病院に入院した時、
医師からは「あと3年、5年と言う事はない。」と言われたので、
勝手に2年間と自分に言い聞かせている。
そう考えれば、24分の1が終わったのだ。

最早、癌細胞をやっつける治療はできず、
今後起こりうる症状に対する対症療法しかとれないと言う。
つまりは癌は進行を続ける。
何処かの時点で、ホスピスなりに入れる事になるのだろう。
それ以前にどのような症状が現れ、
どのような事が必要になるのか、
今はまだ明確にはイメージできないが、
とりあえずは自宅で面倒を見て、
病院に通院させる事になる。


1日3度の食事を用意し(自分で食器を持ち、自力で食べる事は出来る)、
着替えを手伝い(自力で出来ない事はない)、
入浴を手伝ってやれば(頭以外は自分で洗え、タオルで体の前面を拭く事も出来る)、
まだ歩く事もできるし、トイレも一人で済ませられる。
だから、洗濯や掃除などの家事全般、
薬の管理とか通院の付き添いとか壊死した上顎骨に薬を付るとか、
とりあえず一人では出来ないこと困難なことをやってあげれば良い。

僕自身の仕事は、今はまだ減らせば続けられる。
なに、自営業だから、自分でコントロールし易い。
そうは言っても今の状況を考えると、
家からちょっと離れた今の治療室を続ける事は困難だ。
そこで、今年一杯で閉店する事にした。
自宅近くで1日2~3人診られる様な場所を確保するつもりだ。

なに、そんな長い間のことではない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿