猫の里親をさがす会★亀有ちびにゃんず

外で生きていくのが困難な猫たちの里親さん探し。また、そういった不幸な命を増やさない為にTNR活動をしています。

たえの巣立ち

2014年09月05日 | Weblog
猫が住み着く街中には雨風をしのげる場所は沢山ありますが

身体を小さく丸めて雨が上がるのをじっと待っている猫が

日本にはいったいどのくらい居るのでしょうか。



濡れなくて済むけれど足元から深々と冷え込んでくる冬

ほかに行く場所もない猫達。

ストーブやこたつの存在なんて知らなくても良いけれど

毛布一枚の上の暖かさを与えてあげれたらといつも思うのです。。



大雪が降った2月の東京で

ツツジの茂みの中から出てこれない猫がいました。



早くどこか濡れない場所に移動しなさい

このままそこにいたら凍ってしまうよ



辺りはすっかり暗くなっていて

ツツジの中から聞こえてくる声に耳を澄ましました。

車にあったなまり節を小さく千切って置いてみたら

それを食べたくてほんの一瞬姿を現してすぐにまた隠れてしまった。

しょうがない・・・帰ろうとしたけれど

きっと、帰っても気になって気になってまたここへ来てしまうだろう。。

保護する覚悟で車から捕獲器を取り出して猫が入るのを待つことにしました。



濡れないように捕獲器の上に傘をさして十数分

雪に濡れない場所を探せない

生きるのが下手な猫を家に連れて帰る事ができました。








シャーシャーとは言うけれど

どうやら人の手を知っている猫



ケージ越しに触るとコロンコロンをお腹を出して嬉しそうにしてくれました。



仮名はたえ。



たえはこの後に来る小さな兄弟にとても優しく接してくれました。



以前どこかで子供を産んだ経験があるのでしょうか

お腹に顔を埋めおっぱいをさがす兄弟に

嫌がるそぶりも見せません。



一緒に遊んだりもしてくれました(実はたえちゃん一番グイグイきます^^;)


兄弟が巣立った後に来たハロハロにも



またまた、母のように接してくれたのです。



そんなたえちゃんに会いに遠い神奈川県から我が家にきてくれた里親様

たえは少し扱いに苦慮したこともあって

ちえの事も薦めてみたのですが

里親さんの気持ちはブレる事なくたえオンリーなのでした。






たえをパートナーとして選んでくれた里親様

お届け後数日は鳴いて眠れない日もあったりで

でも、知らない場所に来たたえの気持ちを尊重して上手く付き合ってくださいました。




(里親様宅にて)
頭を撫でるとゴロゴロ言っているそうで

これから里親様と、どんどん距離は縮まっていく事と思います。

新しい名前は琥珀。

U様琥珀ちゃんをよろしくお願いいたします。



最後に



ドーン!

木製の素敵なキャットタワーを購入してくださったのに

無人島化しているそうでして^^;

たぶん近々に島に上陸する琥珀ちゃんの姿が見れるかと期待しております。

みなさんお楽しみに^^



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多頭崩壊猫50

今夜、全頭個体把握の予定です。


青い空と、まぶしい太陽を見せてあげたい。

自分の感情を殺すように生きている猫達へ

皆さまのご支援が必要です。



詳細は近日必ずUP致しますので

もうしばらくお待ちください。

コメント
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