You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

HACHI 約束の犬

2009-08-16 16:35:45 | 映画[ハ行]
監督 ラッセ・ハルストレム
キャスト リチャード・ギア
ジョーン・アレン
サラ・ローマー
ケイリー=ヒロユキ・タガワ
ジェイソン・アレクサンダー

 親日家のリチャード・ギアがストーリーに惚れ込み、製作にも加わった映画。これを「ギルバート・グレープ」、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」のハルストレム監督に任せて世界中の人が観ることが出来るハチ公物語を作ってくれた。映画が完成してその評判が流れるまで、果たして満足のゆくものを作って貰えるか期待と心配が交錯していた。これは日本中の多くの映画ファンが心に抱いたことと思う。
 舞台はとても雰囲気の素晴らしい町そして駅。住む人も行き交う人も温かいこじんまりとした環境で、この映画は丁寧に作られていた。それも日本から来て迷子になった秋田犬という設定で、名前もハチ。実在のハチや日本の心をとても尊重してくれているところがとても良く判る。そしてやはり教授のリチャード・ギアが良かった。彼の人柄が良く合っていて映画を一層深みのある物語にしてくれた。

ジョーン・アレン演じる妻のケイトが パーカーがハチと一心不乱に戯れる姿を見てハチを引き取りたいという電話の相手に「もう飼い主が見つかった」と優しく告げる所。そして孫に「おじいちゃんがハチを見つけたの?」と聞かれて、「ハチがパーカーを見つけた」のと答えるところ。そんなやさしく温かいシーンがふんだんに盛り込まれたところがとても好きだ。
 パーカー教授が亡くなってから、ハンバーガー屋の主人や駅員がハチにかける言葉、ハチの思いを知ってパーカー教授の娘がハチにしてあげること。

 亡き人への思いが強ければ強いほど、ハチを見て自分の心とハチの心を重ねて涙する。パーカー教授の友人で日系人のケンが日本語でハチに語りかける言葉もそうだ。友を思う気持ち、そしてその友であるハチを思う気持ちがありあまるくらいに溢れていた。
 いい映画にしてくれてありがとうと言いたい。

ファミリー度 95点 カップル度 90点 映画好き度 90点


Hachiko: A Dog's Tale - Official Movie Trailer


コメント (4)
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「G.I.ジョー」

2009-08-08 19:50:49 | 映画[サ行]
監督   スティーヴン・ソマーズ
キャスト チャニング・テイタム
     シエナ・ミラー
     イ・ビョンホン
     レイチェル・ニコルズ ほか

 「ハムナプトラ」の監督 スティーヴン・ソマーズの最新作。世界中から精鋭を集めた機密部隊 GIジョーが悪の組織コブラに立ち向かう姿を描く。VFXを限りなく使ったまさしくSF痛快劇画の第一話。(・・っぽい)
 GIジョーはバービー人形の男子版としてのアメリカのフィギア玩具で、これももともとはアメコミに端を発したようだが、のちにテレビアニメ化されたもの。
少しでも登場人物を知っていれば、その「ビギンズ」をストーリー化しているので映画の面白さも変わったように思うが、知らないとヒーローが多すぎて最初は誰が主人公なのかが判らない。
 
 映像は凄いというかあそこまでやると現実感が薄れ、本当に劇画の中の世界に思えてくる。街での追走劇では行き交う車を数限りなく巻き込んでしまうし、走っている列車の窓は突き破る。あげくはエッフェル塔まで倒してしまった。北極海の海中を想定した敵の巨大な基地への攻防戦はまるでスター・ウオーズの海中版。
GIジョーで遊んだアメリカや日本の古い世代はこの派手な空想の世界に拍手喝采かも知れない。ハムナプトラシリーズの監督なので、ブレンダン・フレイザーやイムホテプ役のアーノルド・ヴォスルーらも競演。とてもサービス精神旺盛な映画である。

 ファミリー度 75点 カップル度 70点 映画好き度 65点



「G.I.ジョー」予告編


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