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相次ぐ今オフの監督交代 その理由とは

2011-12-24 | サッカー
産経新聞 12月24日(土)10時45分配信

 サッカーのJリーグは今オフ、J1の18クラブ中、9クラブが監督交代に踏み切るなど、かつてないほど監督人事が動いている。Jリーグ最長となる10年間同一チームを指揮したG大阪の西野朗監督(56)が退任し、2007年(平成19年)から鹿島を3連覇させたオズワルド・オリベイラ監督(61)も母国のブラジルに戻った。あるクラブの社長は「どのクラブも経費を抑えようとしている」と分析する。各クラブの監督交代に隠された事情とは…。(北川信行)

■最も削りやすい支出

 同社長によると、Jリーグの各クラブが経費節減を目指しているのは、13年からアジア・サッカー連盟(AFC)の意向にあわせて導入されるクラブライセンス制度のため。財政状況やスタジアムの設備などに一定の基準を設ける制度で、条件を満たしていないクラブにはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を与えないなどの制裁措置が科される予定となっている。

 設備が基準に達していない場合は早急に改善する必要があり、支出増は免れない。さらには、東日本大震災の影響などで観客数が減り、財政状況自体も悪化。Jリーグが開示した10年度の各クラブの経営情報によると、単年度の営業利益がマイナスとなっているJ1クラブは震災前にもかかわらず、11クラブあった。

 あるクラブの社長は「こんな経済情勢で広告料などの収入を増やすのは難しく、支出の方を減らすしかない。いろんな努力はしているが、一番手をつけやすいのはチームの強化費。選手のクビを切ってチームを弱くするわけにはいかないし、削れるとしたら監督の給料になるのではないか」と解説した。

 ■世代交代見据え

 実際、今オフは西野、オリベイラ両監督のほかにも、広島のミハイロ・ペトロビッチ監督(54)やC大阪のレビー・クルピ監督(58)、磐田の柳下正明監督(51)ら“大物”が退団。一部、後任監督を正式発表していないクラブもあるが、広島がOBの森保一・新潟コーチ(43)を呼び戻し、磐田は森下仁志コーチ(39)を昇格させるなど、“身近”な若手指導者を抜擢(ばってき)する傾向もある。契約金は非公開だが、両氏とも監督経験はなく、前任者よりかなり低いのは間違いない。

 あるクラブの強化担当者は「(Jリーグのチームを指揮できる)日本協会のS級ライセンス取得者は年々増えているが、毎年、監督に名前が挙がるのは同じ人ばかり。そろそろ世代交代の時期にきているのではないか」と話す。

 ■世界の中のJ

 “外圧”も強まっている。浦和が当初、新監督にと考えていた前日本代表監督の岡田武史氏(55)は中国リーグの杭州緑城監督に就任。Jリーグで優勝経験のある日本人監督が海外のプロチームで指揮を執るのは初めてだが、同じく浦和の誘いを断った西野監督も海外クラブからオファーがあったことを認め、「選手はどんどん海外に出てステップアップしている。監督もそうだと思う」と日本のサッカーが指導者も含めて世界で認められてきている現状を話した。

 さらには、14年にワールドカップ(W杯)を開催するブラジルの好景気も影響。別クラブの強化担当者は「ブラジル人は選手だけでなく、監督の値段も高騰している。名前のある監督をJクラブが獲得するのは難しくなっている」と打ち明ける。オリベイラ監督はブラジルに帰国後、強豪クラブの指揮官に。クルピ監督も今年、母国の名門クラブから引き抜きの打診を受けたことがあるという。

<コメント>
 鹿島には、ジョルジーニョがうわさされている。ブラジル路線は変わらずといったところ。迷走しているチームもあるが、ACLで勝ち抜けないというのは、レベルが落ちたというのが常識的な判断であろう。
 バルサでもカンテラではボランティラが多いと聞く。生活の糧はサッカー以外で稼いで、余暇の時間を好きなことで無償で行うという行為である。これらの膨大な無償行為が積み重なって、バルサが成り立っている。8歳も33歳も同じ戦術なので、カンテラからトップチームに上がっても選手は戸惑わない。
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日本のサッカー ワールドカップ 日本代表監督 ペトロビッチ チャンピオンズリーグ 東日本大震災 オズワルド
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