虹のある星

おバカに真剣、じゅんめんの自由帳

私は私

2008-04-12 00:46:01 | じゅんゾーン
短大を卒業して、しばらくニートかフリーターをしていた時だったと思う。
近所のおばさんに、
「もったいないわねぇ、短大まで出たのに。」
と言われたことがある。
「そうかな?」
と思う。
私は、別に就職に活かそうと思って短大に行った訳ではないのだ。
そこを卒業したからといって、何も資格は取れないし、
特殊な技能が身に付く訳でもない。
心がけ次第では、身に付いたかもしれないが、
私は短大を活かせなかった。
学費を払ってもらったことの方が、もったいなかったと思う。
では、短大まで出て、就職していない私はもったいないのだろうか?
人は何か仕事をしていないと、価値がないのだろうか?
人は肩書きがないと、値打ちが下がるのだろうか?
ふと、思う。
この人は、
声の出なくなった歌手に、
「あなたにはもう価値がない」
と、言うのだろうか?
指を切断したギタリストに、
「死ね」
と、言うのだろうか?
このおばさんが嫌いな訳じゃない。
どちらかといえば、好きな方だし、
厭味で言ったんじゃないこともわかってる。
ただ、私は私でなく、
~~している人、として見られているのかと思って、
少し、ガッカリした。
コメント
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