旅行、ときどき車弄り

「カテゴリ」から旅行の内訳に入れます。宿泊料は、@とあれば2名様です。妻の「ゆるみくじ」も随時UPしております。

ICDの誤作動(暴発)1

2014年08月29日 | 病気
H19に埋め込みました。ショック機能付ペースメーカーがICDのことです。病気については今回は書きません。暴発原因と問題点についてUP致します。今回は<経過>と<原因>です。
-------------------------------------
<経過>

今年の5/23、起床してTVを見ていると胸がジクジク・・・ドカン!ICDが作動しました。またまた連発。119番しましたが住所を伝えられません。妻を大声で起こして対応、私は耐えるのみです。

自宅で約10回、通りに出るために身体を動かしたら、一時的に停止しました。しかし救急車に乗車して作動開始です。隊員曰く1回/分だったそうです。

地元埼玉では受け入れて貰えず、ICDを埋め込んだ東京の医大へ向います。このままでは耐えられない。15回目くらいから腕と足が痺れてきました。一か八かでICDを毟り取る勢いで動かしてみたら、再度停止してくれました。

隊員によると車中で13回、医大について身体を動かしたら、またまた誤作動開始です。15回目くらいからが地獄でした。絶叫です(泣)。妻は救急車の中で泣きながら祈っていました。自宅では何度も転倒、車中や病院のストレッチャーからも暴れて落下、痣だらけです。

結局、誤作動回数は50回以上でした。あと何十回食らうか分からないので、恐怖感が募りますね。何もしないでじっとしていたら200回は食らったでしょう。(電池が持てば、ですが)

直ちに手術、当日中に本体交換&リード線を追加しました。
--------------------------------------
<原因>

原因はメドトロニックのフィデリスリードです。

メドトロ社員の会話は、録音しましたが要約すると以下となります。医師も立ち会いました。

※ リードの皮膜が駄目になり、プラス・マイナスがショートする。ノイズがのって誤作動する。
※ このリード線は成績が悪かった。
※ 本体とリードが同一メーカーなら出にくい。(今回はICDがボストン、リードがメドトロ)
※ 他に50回の誤作動事例は存在するか→YES
※ 現在の不具合率は10数%
※ リード不具合の件は、病院に伝えてある。
※ 費用面の負担は、公開しないよう覚書を交わす。

私から

※ リード不具合の件は、事前に医師より7%くらいと聞いていた。しかし暴発しっぱなしの件は聞いていない。マニュアル上の責任分担はどのようになっているのか?

※ 費用は公開しないが、起こったことはブログやHPに記載する→了承(メドトロ)

補足

※ 心房リード(RA)・・・監視及びペーシング用
※ 右心室リード(RV)・・・監視・ペーシング・ショック用→今回の不具合リードです。
※ RAは2芯でプラス・マイナス、RVは3芯で(+)(-)ペースセンスリードです。ボストンのICDは電池が消耗したので再埋め込み。今回のRVリードはボストンにしました。3本目の追加リードです。
※ ボストンのリード採用の理由は、「不具合が少ないから」との医師の推薦です。
※ 結局、アナウンスの責任分担については明確な返答が得られませんでした。しかし、メドトロは、「病院には伝えてある」「今回は弊社の責任」と返答。
※ 個室入院でしたが、無償でした。"補償費用"はメドトロでしたが、他の費用の負担先は不明です(たぶん力関係でメドトロでしょうね)。

所感

※ 私は運転の必要があるので、ICD&リードを埋め直しましたが、次の電池切れの頃は定年です。作動実績がなければ取り外しも考えています。

※ 埋め込む前に、よく検討しましょう。カテーテル・アブレーションや薬で対応できれば良いのです。MRI系が全て使えなくなります。電気メスも同様です。今では、ほぼ全ての手術が電気メスです。停止させないとポリープさえ取れなくなります。

※ 当時、フィデリスリードはペースメーカー並に細く、オペも容易でした。太くても実績のあるリードを選択すべきでした。"医師にお任せ"でした。誰も患者の立場で考えていませんでした。自分の身は自分で守るしかありません。

次回は「現状対策&問題点」です。

コメント    この記事についてブログを書く
« (続)ジャッキアップと乗り... | トップ | ICDの誤作動(暴発)2 »

コメントを投稿