『絵師100人 generation2』の制作裏話2 カバー編

こんにちは。編集部のFです。
寒くなってきましたね。

季節も移り変わってきていますが、今回は『絵師100人 generation2』
カバーイラストの誕生エピソードをご紹介したいと思います。

突然ですが、4年前のあの子のことを覚えていますか?
可愛いあの子です。



そして、この子。誰だか分かりますか?



ぱっつんの前髪、目元、手にはめたグローブ。
そう、『絵師100人 generation2』は『絵師100人』の女の子の4年後の姿っ!
成長してもやっぱり可愛い…………♡

今作の出版が決まった頃、編集部では『絵師100人 generation2』の
カバーの作品はどうしよう? という話になりました。
「また村田蓮爾さんに描いてもらいたい」というのは満場一致。

では、どんな設定で描いてもらう? となったところで、あれやこれやと
意見が続出する中、「この『絵師100人』の4年後を描いてもらうのは?」という案が。
「いい!」とこれも満場一致で決まり、村田蓮爾さんにご依頼することに。

村田蓮爾さんに連絡をすると、今作もお引き受けいただけるとのこと(ありがたや…………)。
そして、設定案についてお話したところ「それでいきましょう!」と言ってくださり、
「4年後のあの子」が見られることになったわけです。
完成したのはこちら!



青空の下、ひまわりの間から注ぐ夏の強い日差しを浴びながら佇む女の子。
まっすぐこちらを見つめる力強い瞳が印象的です。
夏の思い出がすぐそこにあるような、一瞬で心を奪われる素晴らしい作品に仕上げていただきました!
と、私の話だけでは何なので、ここからは村田蓮爾さんに伺ったお話を。


ーー4年後という設定を聞いたとき、正直どう思われましたか?

村田さん 僕自身も絵の描き方のデフォルトも変わっているので、昔を思い出しながら変化もつけて描こうと思いました

ーー思い出しながらというと?

村田さん 丸顔だったのを少し面長にしようとか、眉は細めにしてちょっと気が強そうな感じにしようとか

ーー髪がのびて少し大人っぽくなったけど、短い前髪は以前と一緒で可愛いなと思いました。目元は昔の面影があるような…………

村田さん 前髪やグローブなど、前回から引き継いだ部分もありますね

ーー背景は最初から前回とは違う方向性を考えていらっしゃいましたか?

村田さん 前はポートレート風に描いたけど、今回は情景風にしようと思っていました

ーーひまわり畑が素敵ですよね

村田さん 8月発売ということで夏を意識して

ーー描いていて一番楽しかったところはどこですか?

村田さん 口のラインですかね。何回も位置を微調整しました。ひまわりも描き出したら止まらなくて(笑)

ーー種のところなど細かく描き込んでもらっていますね

村田さん タイトル入れづらいかな、とも思ったんだけど

一緒に話を聞いていたデザイナーの有馬さん 全く問題なかったです! 情報量といえば肌も、左胸のあたりが青っぽくなっていたり…………

村田さん 環境光で空の青が映っている感じです

有馬さん そういった肌の情報量の多さも素晴らしいです(Fもうなずく)

ーー逆に、ここは苦労したなーいうところはありますか?

村田さん グローブのしわですかね

ーーラフのとき、手は合掌のように合わせている感じでしたが

村田さん 手に表情をつけたので、その動きに沿ってしわがどう入るのかな、こうかなと考えながら描きました。あと、今回はグローブの口を折り返してみようとか。色の切り替えが出て結果的にはよかったけど…………。でも、4年後の姿を描くのは結構楽しかったです



何とも嬉しいお言葉…………!! 編集をしていてよかったと思った瞬間でした。
素敵な作品をありがとうございました!

ぜひ『絵師100人』『絵師100人 generation2』を並べて見てもらえると嬉しいです。
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『絵師100人 generation2』の制作裏話1~印刷編

こんにちは。
今日は美少年、美少女がこれでもか、というくらい載っているこの書籍、
『絵師100人 generation2』の印刷について、担当編集のFがお伝えしたいと思います。



画面で見ていた色と印刷後の色のギャップ。
印刷物を作ったことがある方なら誰でも一度はこのギャップに悩んだことが
あるかと思います。私も『絵師100人 generation2』の制作当初、
作品本来の色の美しさを印刷で表現するにはどうしたらいいのだろう、
100人の手で描かれたすべての作品に応える方法はないだろうかと考えていました。

そんなとき、ふと思い出したのです。
以前廣済堂印刷の方から聞いたイラスト用インキのことを。

詳しく聞いてみるとこのインキは「NS画集用インキM」というもので、
CMYKでもRGBのような発色で印刷できるように開発されたものだということ。
さらに、画像変換時にはこのインキに合わせた独自のカラーマネジメントを
行っているとのことでした。そこで通常のプロセスインキとNS画集用インキMの
2種類で色校をとってみました。すると……



※左がプロセスインキ。右がNS画集用インキM。


※色だま。上段がNS画集用インキM。


※用紙も複数種類で色校正をとっています。上段がプロセスインキ。下段がNS画集用インキM。コチラはクリックで拡大可能です。

色の深みと鮮やかさが違うのがわかるでしょうか。光の加減もあるので
なかなか難しいかもしれませんが。

しかし、予想以上の発色のよさ!
デザイナーの有馬さんと色校を見ながら「これで決まりでしょう!」とほぼ即決で、
NS画集用インキMを起用することを決めました。

NS画集用インキM(このインキと独自のカラーマネジメント技術をあわせて
「ブリリアントパレット®」というそうです)は、オレンジ~赤~ピンク~群青~緑
といった色域の幅を向上させ、これまでの4色印刷にはない美しい色調と
透明感や立体感の際立つ感性に富んだ印刷が特徴なのだそう。

具体的には、肌色がきれいに出る、背景の空などの青みも深みが出る、
ころびやすい緑・紫色などの発色もクリアにできるといったところでしょうか。
確かに青系のグラデーションもキレイ! すごい!!



これまでだと、キャラクターの肌の色などをより美しく、
くすみなく表現するのに、CMYKの4色に特色インクの蛍光ピンクを加え、
5色で印刷していました。それがNS画集用インキMだと4色ですみます。
ただし、カラーマネジメントの技術が必要ですが。

でも『絵師100人 generation2』では、最初に思い描いていた作品本来の色彩の
美しさを再現できたのではないかと思います。

ぜひ、お手に取ってご覧いただければ幸いです。
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ピクトグラム関連書籍のご紹介

7/27に「Pictathon」が開催されるのを記念して(乗じて)、BNN新社のピクトグラム関連書籍をご紹介します。


たのしい インフォグラフィック入門
Pictathon運営メンバーでもあるvisualthinking.jpの櫻田潤さん著の本。インフォグラフィックを【ピクトグラム×図解】と分解して捉え、それぞれへの理解を深めることで、それらを統合してストーリーテリングすると自ずとインフォグラフィックができあがるよ、という本。非常によく売れています。


ピクトさんの本
BNNの大ヒットタイトル。「日本ピクトさん学会」の内海慶一さん著の本。街中のあちこちにいて私たちに注意をうながす人型ピクトグラム、すなわち「ピクト(被苦人)さん」の、受難の現場の目撃写真を世界中から集めて掲載しています。内海さんのピクトさんへの愛が詰まった素晴らしい一冊。強烈に面白いので電車の中などで読む時は要注意です。


SIGN, ICON and PICTOGRAM -記号のデザイン-
翻訳書。原書はタイポグラフィ/グラフィックデザイン書の名門、ドイツのハーマン・シュミットから。仕様はA4変型・ハードカバー・244ページ。お値段7,800円。高い! でも、本気でピクトグラムを学びたい方には絶対に役立つ一冊。ピクトグラムの定義、歴史、制作方法、機能などを、2,000以上の豊富な事例で解説しています。


FREE STYLE SCRAPS 02 PICTOGRAM ピクトグラム
ピクトグラムの素材集。イラストレーター大川久志さんによる1,000点以上のピクトグラムを掲載し、付属のCD-ROMにEPSとJPEG形式で全点データ収録しています。インフォグラフィック制作のお供に是非。
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イベント「素材からのデザイン思考」/「はじめに」テキスト公開のお知らせ



こんにちは。編集部の村田です。

来たる6月23日(日曜日)、青山ブックセンター本店にて、書籍『Access to Materials デザイン/アート/建築のためのマテリアルコンピューティング入門』の刊行記念トークイベントを開催します。

著者の脇田 玲さん、takram design engineeringの渡邉康太郎さんをお迎えし、「素材からのデザイン思考」をテーマに語り合っていただきます。

全てのものづくりの根底にあり、あらゆる表現を規定するものとしての「素材」。本イベントでは、そのマテリアリティへのお二人の眼差しをつまびらかにすることで、新しいデザインの可能性を伝えられる場となることを目指します。

フィジカルコンピューティング、ファッション、建築などの設計に関心のある方に是非お越しいただきたいイベントです。

イベント申し込みページ

また、本書を未読も方もいらっしゃると思いますので、脇田さんによる「はじめに」のテキストをBNNのページに公開しています。よかったら読んでみてください。

『Access to Materials』書籍紹介ページ
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グリーンフェア台の設置第2弾!

こんにちは。MATです。

先日、『Deco Room with Plants』のABC本店様でのイベントの折、
著者である川本諭さんにフェア台のディスプレイをしていただいたのですが、
今回もまたやっていただいちゃいました。

金曜日の夜。静かな本屋さんで静かに作業をしていただくこと1時間半弱。
すごく素敵に仕上げていただいたので、ぜひぜひ見に来て下さい。
さらによろしければイベントもあるので、いらしてください!!
場所は、代官山蔦屋書店さんの2号館。駐車場側です。


最初は、こんな感じでしたが、、、、


できあがるとこんな感じに!!! 植物密度高いです。
なぜかというと、代官山蔦屋書店から歩いて1、2分のところに
川本さんのお店、GFyard daikanyamaがあるので、管理がしやすい
とのこと。

興味のある方は、川本さんのHP:Green Fingersを覗いてみて下さい。


ではでは、色んなアングルからの写真をお楽しみ下さい。


フェア台には、もちろんご著書と川本さんが登場されている『ELLE DECOR』も。
その他にも、お気に入りの本を選んでいただき、並べています。


反対側はこんな感じ。ジャングルっぽいですね。


左下からにょきっと出ているのは、サンセベリアだそうです。
うーん。このセンス、まねしたい!!!

トークイベントは、今週末の6月1日には14時から、ここ代官山蔦屋書店にて
コーヒー一杯か、書籍『Deco Room with Plants』が入場券です。
ぜひぜひおいでくださいませ。
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