氷陰 -タイピング-

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月配列Tを使った感想!

2017年02月17日 | 月配列
最近はずっと月配列T3.0という
tkenさんが改造したMy月配列を使っているのですが、
先日タイプウェルで基本常用語がXレベルになったので
いい機会だし月配列Tを使った感想を書くことにしました。

月配列2-263では26日間かけて常用SSに到達しましたが
月配列Tでは半分の13日間(25h1m)でSSになりました。

エタイでは9日目(16h24m)にスコア216を出しました。
下はタイプウェルの成績画像です。練習開始日は1/22です。



tkenさんのブログ(配列図が置いてあります) → tkenの備忘録その他

[月配列T3.0] (長音は[-]ハイフンで出します)
ゅかしてょ つんい゛ち゜
はこ☆とた くう★のき
すふせなさ っる、。

ゆれひへめ むゃりをえぬ
ほもらおあ けまにみね
ぁぃそよや わろぅぇぉ

以下、月配列Tの感想です。

☆カタカナ語が打ちやすい

コレが月配列Tの最高の長所だと思います。
月2-263の弱点であるカタカナ語を見事に克服しています。
具体的には「ふ」「ゅ」「ー」が単打側に移ったことと
他のハ行のカナが打ちやすい場所に再配置されたことで
打ちやすさが実現されてると感じます。

*ちなみにtkenさんは長音「ー」を[-]キーに割り当てていますが
僕は[:]キーに割り当てているので正確には月T3.0ではないです。


☆濁点が上段に移ったが、むしろ快適になった

濁点がひとつ上に引っ越したこと ([O]の位置)
これが月配列T3.0 最大の特徴だと思います。
そして濁点の配置変更に伴いほかの文字の配置も大幅に変更されていて、
全体的には上段の使用率が上がったような印象です。

tkenさんはローマ字で使う運指をあえて取り入れるなどの工夫をしていて
実に多くのワードが自然な指運びで処理できます。

濁点が上段にあるのはすぐに慣れると思われますが
どうしても肌に合わない人には向いていないかもです。


★打鍵スピードがやや不安定

一部のワードが極端に打ちやすいせいか
たまにとんでもない爆発力を発揮する反面、
速いワードの直後にシフト打鍵が連続してノロノロ打つような場合が
月2-263に比べて少し多い気がしますね。
日常的なタイピングでは全く気になりませんが、
タイピングゲームをするときに感じたりします。
特に、慣用句・ことわざなどの古めかしい言葉使いは
なんとなく打ちにくいと感じてます。


★文字配置は月2-263と結構ちがう

マイナーチェンジがとても多く
月2-263と混同しやすい文字配置がいくつかあります。
といっても練習を続ければその影響は薄れていくので
あまり心配しなくても良い気はしますね。


DvorakJ用 (長音はハイフン[-]に配置するのが本家仕様です)

ゅ|か|し|て|ょ|つ|ん|い|゛|ち|゜|「
は|こ| |と|た|く|う| |の|き| |」
す|ふ|せ|な|さ|っ|る|、|。|・| |

ゆ|れ|ひ|へ|め|む|ゃ|り|を|え|ぬ|「
ほ|も|ら|お|あ|け|ま|に|み|ね| |」
ぁ|ぃ|そ|よ|や|わ|ろ|ぅ|ぇ|ぉ| |

配列比較![QWEローマ・JISカナ・月配列・新下駄配列]

2017年02月13日 | タイピングつぶやき

(②習得期間のところをより正確なデータになるよう書き直しました! 2/17)

QWERTYローマ、JISカナ、月配列2-263式、新下駄配列
の4配列を比較します。
なるべく配列選びの参考となるような情報だけを厳選する予定でしたが
どこまでそれを実現できたかはちょっと怪しいです。

以下は見やすくするために常体にします。

①打鍵効率 (和文) *1

ローマ  JISカナ  月  新下駄
 1 :  1.39  :1.28: 1.35
これは同じ速度でキーを押せた場合の理論値に過ぎないので
現実にはローマの方が速くキーを押せるため、入力文字数にはこれほどの差は出ない。
だがローマ以外の3配列は少ない打鍵数で多くの文字が入力できて指はラクだった。

②習得期間 *2

これは個人差が極めて大きく *3
正確な数字データは出せないが

習得期間が覚えるべき打ち方の数に単純比例すると考えると
ローマに対して JISカナと月が2.5倍であり新下駄が4倍。
になる。少なくともこれくらいの差はある気がする。

ネット上のタイピング練習記を見る限りでは
月配列を 1日~5日 くらい
新下駄配列を 2週間~1ヶ月 くらい
かけてタッチタイピング習得する人が多いようだ

僕の習得日数はローマが1日、JISカナと月は2日、新下駄は1日だったので、
上の傾向とは大きく異なる。
たぶんJISカナ・月配列を習得したあとに新下駄に取り組んだため
配列習得に大いに慣れてたからだろう

③痛めやすい指

ローマは左小指。(最頻出[A]キーを打たされるため)
JISカナは右小指。(最頻出[゛]キーを含む約9キーを担当するため)
月配列と新下駄配列には目立って痛めやすい指はない。
特に新下駄は指伸ばしが際立って少ない印象。
[Q][T][Y][U][P][@]の使用率がかなり低い。

④正確なタイピングに向いている配列か

JISカナは指が空中を飛び回るため、正確に打つのがとても難しい。
特に右手小指で[へ]や[ー]などを打つときには
正しい空間認識ができていないとミスタイプしがち。

新下駄配列もJISカナ程ではないがミスしやすい。
膨大にある入力パターンから適切なものを選ぶのが難しいのだろう。

ローマや月は打つ範囲が狭いので正確なタイピングがしやすい。

⑤極悪運指の頻度

JISカナはたまに出る。特に右手小指の絡むカタカナ語に多い。「ボールペン」など。
ローマはまれに出現するくらい。「わざわざ」など。
月や新下駄ではまず出ない。

⑥音と打鍵の一致性

これは新下駄配列がバツグンに高く、ローマ、JISカナ、月配列と続く。
簡単に解説すると
たとえば「じゃ」を打つときに
ローマでは[J]と[A]という2つのキーを押す動作が、
JISカナと月では4つのキーを押す動作が必要だが、
「じゃ」は1つの音なので2動作や4動作もかかるとどうも気分がよくない。
しかし新下駄配列では[C][O]同時押しという一動作なので快適に入力ができる。

*タイピングも高速域になってくると2キー連打は一瞬でできるようになるから、高速タイパーになればあまり気にならなくなるらしい

⑦手首の自由度

一番手首が自由なのがJISカナで、
ダランと手を垂らして押したいキーのもとに飛んでいく感じ。
指を伸ばすことは頻繁にあるが、窮屈さはない。

次に自由なのがおそらくローマ。
そして上段に頻出キーが多いため重心はやや上段寄りな印象。

その次が新下駄で、最後に月かと思われる。
というのも月配列では前置シフトが中段・中指担当の[D]と[K]に設定されているため
手は中段にドッシリと据えられる。
これによりホームポジションが崩れず安定した打鍵が出来る一方、
手は中段に強く固定され窮屈さを感じることがある。


*1 kouyさんの総打鍵データを、シフトを1打鍵と数え、同時打鍵は2打鍵と数えて利用。

*2 ここではブラインドタッチを1打/秒で出来る程度を「習得」としている。

*3 その人が学んできた配列の数・種類や記憶力・習得法によって
  習得期間は著しく変わるため、ここに書いてある情報はあくまで参考程度に。
 

ガチ勢になることはできるのか?!(長文記事)

2017年02月08日 | タイピングつぶやき

この記事ではガチ勢とエンジョイ勢の相違点を見ていくことを通して
タイピングを極める(自分の限界を超える)方法について考えていきます。

僕自身、分かりきらない部分もあり、誤解していることもあるかと思いますが
なにとぞご容赦ください(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

記事の終わりに<要約>を用意しておいたので
読む時間がない方はそちらを見るといいかもしれません。


さてガチ勢とエンジョイ勢ですが
まず、僕はどちらも趣味でタイピングをしている人達だと考えています。
ただし同じ趣味とは言っても
タイピングに打ち込む熱量は全く違います。

ガチ勢の人たちも当然タイピングが好きで楽しいからやっているはずですが
それ以上に
"己の限界を超えたい、スキルを極めたい"
という飽くなき向上心があるために
才能のある彼らが常に継続して練習することで
あれほどの高みにまで上りつめていけるんだと思います。

一方、エンジョイ勢は楽しさを原動力としているので
グングン伸びている間はなにも問題ないですが
やがて成長の壁にぶち当たりあまり伸びなくなると
ツラさ > 楽しさ
になってしまい挫折しがちです

まあそれはコスパが悪くなったわけですし
効率的な観点からは合理的ですよね。
しかしタイピングを極めたいならば
ここが踏ん張りどころです。
ガチ勢は伸びなくても淡々と打ち続けます

"伸びない時期にどれだけ努力を続けられるか"
ここにガチ勢とエンジョイ勢の決定的な違いがあると思っています。


じゃあ、極めたいエンジョイ勢はどうすればいいのか
ガチ勢のもつ情熱は分かったがそれはどうすれば手に入るのか
という話になっていきますが、残念ながら
それを獲得するのは容易ではないと考えています。

というのも、成果が出ないときでも努力を継続できる精神というのは
基本的にその人が持って生まれた性格によるものであり
後天的に変えるのは難しいと思われるからです。

一つ例を挙げると、
親が何も言わなくても
自ら読書したり図鑑を読んだりする
何にでも興味を示す子供っていますよね。
彼らの好奇心は生まれつきのものです。

では、好奇心のない子にはどうやって身につけさせるか
親がさりげなく本や図鑑を設置しても、
多くの子供はそんなものに見向きもせずゲーム機でポケモンをやります (僕です\(^o^)/)。
人の生まれ持った性格を変えるのはいとも難しいのです(笑)

というわけで性格を変えるのは困難なので、
僕が提案したいのは、ガチ勢が努力の裏でやっている「続けるための工夫」をマネることです。
たとえば彼らは成長記録をつけていたり、それをグラフ化していたり、
打鍵数を測定するアプリを使っていたり、自分のブログやウェブサイトを持っていたりします。
他のタイパーの人たちとの交流や情報交換もします。

これらの工夫は誰にでもできることでありながら
絶大な効果を発揮するのだと僕は信じています。


ここまで読んで頂きありがとうございました。


<要約>
①物事を極めるにはガチ勢のほうが有利
②しかしガチ勢の情熱・精神を手に入れるのは難しい
③まずは彼らの工夫をマネることから始めよう