バラ科のヘビイチゴです。
北海道から本州。四国、九州で見られる多年草です。
山裾の畑や田んぼのあぜ道など少ししめった場所が好きなようです。
クキは地をはって花や葉がのびて群生(ぐんせい)します、クキの節から根を出してふえます。イチゴのランナーだね。
黄緑色の葉は小葉3枚の複葉、小葉には主脈から斜めに側脈がはっきりしていて丸形、鋸歯があります。
小葉が細長く、先がとがっていて少し大きいのは「ヤブヘビイチゴ」だね。
花は黄色の花びらが4枚、花びらの下のガクはとがっています。
「ガク」の下に重なって副萼片(ふくがくへん)がついています、先がとがらず3枚に分かれている葉のような形です。
花が終わると、丸い果床に細かくて紅いツブツブがついたイチゴができます。食べてもおいしくないよ。