イラクサ科のカラムシです。
本州から四国、九州に分布する多年草です。道ばたや畑のすみで見られます。
高さは50センチから1メートル。カラムシ織に使うカラムシは2メートルの高さです。
葉は互生卵型の葉でまわりにはギザギザの鋸歯があります、葉の裏側は白っぽくなります。
立ち上がった茎の上のほうにはメバナ、下のほうにはオバナがさきます。
下の写真はメバナです、茎の上のほうで金平糖のようにメシベが集まってとげとげに見えます。
下の写真は茎の下のほうにつくオバナです、白いオシベが見えます、メシベが退化しているのです。
「カラムシ」はどこでも見られますが、新潟県小千谷や福島県の昭和村では今でも織物が作られています。
麻よりもごわごわしない上質な夏服が作られます、縄文人や弥生人は高級な織物を着ていたんだね。