毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「ああ、桃が、ザクロが・・・・・・」No.2040

2017-08-31 23:44:31 | 中国事情

7月、日本に帰る前に鈴なりだったキャンパスの桃が、こんなことになっていました。

ああ、もったいない。

でも、おかげで土が肥えているのか、

カナブン?の幼虫やカタツムリがたくさんいますね。

 

じゃーん!

そこに現れたのは、日本語学科の樹木探索隊です(果物の木に限る)。

確か去年の今頃も、キャンパスのどこかでザクロを採っていたなあ。

この桃は食べられる種類だと彼女たちは言います。

下は、お祖父さんに桃の種の座布団の作り方を教わった遅さん。

いろいろな果物の産地煙台出身のためか、果物の種類に詳しいです。

下は、果敢にも実際試食して、食べられるかどうか判断する閻さん。

この種類の桃は甘かったので大丈夫だ、と評定していました。

つまり、基準は甘いかどうかなんですね。

確かに、桃の葉っぱですよね。

 

ザクロはもう少し待ったほうがいいというので、近寄りませんでした。

 

樹木は結実し、学生たちの学びも確実に成果が出てきています。

2年生は学年末の7月に10人が日本語能力試験を受けましたが、

そのうち7人が合格しました(1人が一級、他の6人は二級)。

実は、クラス12名のうち、1人は他学部からの転入生だったので

それ以外の11人全員が受けたと私は信じていたのですが、

何と!班長が〈自分は絶対受かるに決まっているから受験しない〉とか

意味不明な決断をして受けていなかったのです。

中国ではときどき、日本的発想にはないこうした考え方に遭遇します。

かつて私は、

「二級試験が不合格だったので、次は一級を受けて見返してやる!」

という人に遭って唖然としたことがあります。

日本では普通、

二級に落ちたら、もう一度二級を受けますよね・・・・・・。

 

ま、とにかく、この二年生の結果は、

菏澤学院始まって以来の快挙だそうです。

大学が一流とか二流とか、関係ありません。

勉強するかどうか、努力するかどうかが決め手だと私は思います。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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 (こきおばさん)
2017-09-01 07:19:21
確かに桃ですね。
消毒をしないので落ちてしまったのでしょうが、桃農家はつぼみ・花・実で間引きをしますので、落ちて丁度いい実になるのかもしれません。一枝に2つ位しか実のらせませんから。
ザクロは口が開いてからのほうが良いのでしょうが、種類によってはひどく酸っぱいものがありますよね。
一つでも食べられるかどうか (ブルーはーと)
2017-09-01 23:06:09
こきおばさん様
消毒が必要なんですね。この大学の木々はそんな世話をしてもらっていません。それどころか水もろくに撒かれないのです。
桃は、熟すまで待っていては何万人もいる学生か誰かにとられるので、結局美味しい桃を食べるのは不可能だと諦めます。
今はザクロに望みを託しています(あまり人気がないので)。

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