にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

キリシタンのこと

2017年02月28日 | 読書ノート
先日、月桂冠大倉記念館を見学させていただいた際、
HPで予習をしていて、びっくりしたことがありました。

それは、月桂冠の敷地内で、キリシタン大名、高山右近関係の史跡がみつかったという記事でした。
http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/bunko/takayamaukon/komichi.html

修士論文で、大阪の千提寺というところで大正時代に発見されたキリシタンの遺物について調べたので、
おもわぬところで旧い友達とばったりであったような、不思議な驚きに包まれた再会でした。

関連記事はこちらです↓
http://fushimi.keizai.biz/headline/218/


見学の日は時間がなく、史跡にはうかがえなかったのですが、
近いうちにあらためて訪れたいと思っています。


それで、ふと思い出し、ひさしぶりに取り出した本。




『キリシタン文化と日欧交流』勉誠出版、2009年。


執筆者のひとりである、米井力也先生に、
生前お世話になりました。

おあいしたのは数回でしたが、
自分がなんのために研究をしているのかわからなくなって、
研究や調査をすることで、知らないあいだにいろいろなひとを傷つけているのではないか、
と恐ろしくて足がすくんでいたときに、

「研究なんて因果なことを続けられるのは、
どこかでいっしょに歩いて行けるという希望があるからでしょう」

というメールをくださったのを覚えています。


この論文集におさめられている米井先生の論文は

「キリシタンの翻訳―異文化としての<キス>」

というタイトルなのですが、
ジャズがお好きだった先生が、
一度大阪外国語大学の授業でこの論文のお話をされたときに、

「じつはこのタイトル、デューク・エリントンの曲名からもらって
『プレリュード・トゥ・ア・キス』にしようと思ったんだけどね。。。
けっきょくしなかったんだよ。」

とおっしゃっていたのを思い出します。




惜しくも数年前、若くして亡くなられましたが、
ひょうひょうとした優しいかたでした。

ひさしぶりにキリシタン関係の論文を読むと、
あたらしい発見があって楽しいです。

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