にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

Falling Leaves

2017年05月05日 | 日々のこと
夕方までの空き時間、
昨日お知り合いになった吉田亮人さんの写真展に、元・新風館に行ってきました。
入口の説明を読んだだけで、胸がつまり、
写真を見るのがすこし怖かった。
簡単に同一化したり、感情移入したりしないよう、先入観で見ないよう、呼吸を整えてから写真を見ました。
そこにあったのは、空気と、光でした。
胸が締め付けられるような哀しさではなくて、寂しさの向こうに輝いている、暖かくて、不確かだけどたしかなもの。
何人かのいまはいない友人を想い出し、
わたしもなにか創らなくちゃ、
と焦燥にも似たエネルギーが湧いてくるのを感じました。
やわらかな空間でした。
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贈与と交換の教育学

2017年04月19日 | 読書ノート
宮沢賢治について、もうすこし考えようと思い、
矢野智司『贈与と交換の教育学-漱石、賢治と純粋贈与のレッスン-』(東京大学出版会、2008年)を図書館で借りました。

学部時代に、矢野先生の教育学の授業を受けていました。

穏やかで、訥々と話されるご様子は、
このかたはほんとうに研究がお好きなんだなあと
すーっと胸に入ってくるものでした。

哲学の知識をふまえた講義の内容は、難しくてわからないこともありましたが、
いまご著書を読んでみると、昔よりも理解できる箇所が増えているように感じます。

二年ほど前に、ばったり思わぬ場所で再会し、
ごあいさつしたら覚えてくださっていて、うれしかったです。

ゆっくり読ませていただくのを楽しみにしています。




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Eva Cassidy

2017年04月05日 | 日々のこと
ひさしぶりにEva Cassidyの歌を聴き、
涙が出そうになる。

この人の歌声はなんでこんなに琴線を震わせるんだろう。

Over the Rainbowや、枯葉、この素晴らしき世界といった
ありふれた、何度も聴いた歌も、
彼女のフィルターを通すと特別な歌になる。

凝ったアレンジをしているわけではないのに、
ごちゃごちゃしたまわりの薄皮がはがれて、
歌のまんなかの芯の部分がくっきりと輝いている。

ある歌が陳腐になるかどうかの境界線は、
歌にあるのではなく、歌い手にあるのかもしれない、と
いつも思う。

歌う人間としては、おそろしいことでもあるけれど(笑)

若くして亡くなってしまったのは寂しいけれど、
録音技術があって、いまを生きるわたしが聴くことができるのというのは、
こんなとき幸せなことだなとも思う。

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月桂冠日本酒祭り

2017年03月19日 | 日々のこと
月桂冠日本酒祭り、無事に終了しました。

朝から早起きして、がんばってお着物も着てみました。
(ある方からのいただきもののポリエステルのお着物、やっと陽の目を見ました^^)。

「まだ咲いていない桜の木の下で、桜模様の着物が映えていましたよ」
とお客様がほめてくださいました。


空のお酒ケースを使った手作りのステージで、
PAの設置など、ギターの蔦井さんと月桂冠のかたがテキパキと動いてくださり、
お天気にも恵まれ、あたたかい雰囲気のイベントでした。

古くから伝わる、酒造り唄も素晴らしかったです。
重労働をこなすための唄には、
たくさんのひとの想いや歴史が刻まれているようで、
神様への祈りなども歌詞にでてきて、
覚えたいなあと思いました。







すこしあとの時間帯に出演された本井美帆さんは、
なんとロッククライミングの元アジアチャンピオン!

透き通るような歌声と、まっすぐな言葉が胸にしみました。

帰りの車のなかで、共通の知り合いがいることが判明し、
盛り上がりました。

ご縁のあるかたとは、いろいろな形でつながっているものですね。

東京からのお客様や、
「胸の振り子」や「東京キッド」などの昭和歌謡を
嬉しそうに聴いてくださった年配のお客様、
終わった後、うれしい感想を伝えにきてくださったお客様との
素敵な出逢いもありました。


利き酒をしすぎてフラフラでしたが、
また明日からもがんばります(^^)/



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ジャングル・ブギーとエリントン

2017年03月15日 | 日々のこと
先日演奏でご一緒したピアニスト、
東みどりさんに教えていただいて、
笠置シヅ子さんを最近聴いています(あとX Japan。これは映画の影響。)

ジャングル・ブギーを聴いたとき、
大学時代にビッグバンドで演奏していた
デューク・エリントンのサウンドに似ているなあと思って調べてみたら、
それもそのはず、
作曲者である服部良一さんがエリントンを念頭において作った曲なのだそうです。
ちなみに作詞は黒澤明さんなんですね。

http://www.ma.ccnw.ne.jp/zoiyoi/pages/review/Japan/kasagi.html

歴史的な背景を知ると、
曲が立体的に聴こえてくるような。

それにしても、笠置シヅ子さん、
うまいなあ。

うまく言えないのですが、
綺麗に成形できない、
抑えようとしてもはみ出してしまうような
ワイルドな魅力。

ベイシーやベニー・グッドマン楽団とはまた違う、いい意味で「ごちゃごちゃ」しているエリントンに似ているのは
笠置さん自身が持っていた資質もあるのかも。

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フラメンコ、詩、ほか

2017年03月11日 | 日々のこと
今週は、友達のフラメンコの発表会→ライブ→知り合いの詩人のかたの個展→ホテルで弾き語り→仕事→仕事→レッスン→ライブハウスバイト→仕事→仕事。


フラメンコを見るのは大好き。

媚びのない、凛とした踊り。
衣装も美しくて、見ているだけで楽しくなる。

友人に聞くと、フラメンコもジャズと同じで、年齢を重ねるほど、味わいが出てくるのだそう。

バックの歌とギターとカホンとの掛け合いで踊りが生み出されて行くのも、ジャズと似ている。

いつか、あの歌も習ってみたいなあ。
のびやかな歌。
歌手の女性もかっこよかった。

翌日は夜までお休みだったので、おさんぽがてら、知り合いの詩人のかたの展示へ。

レコードや本がたくさんある、おうちみたいにくつろげるカフェで、買った本にサインしてもらい、美味しいコーヒーを飲みながらしばしおしゃべり。

このかたの詩は、いつも涙がでる。

書く人が裸だから、見る方も鎧を着たままではいられないのだ。たぶん。



写真は、そのかたが今回の詩を書いたという、窓際の席。

締め切り間際、書けなくて苦しんでいたら、突然なにかがおりてきて、ひたすら書きまくっていたのだそう。

今回展示されていたなかで、一番刺さってきた詩を伝えたら、「シブいねえ」と言われた。














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再会

2017年03月06日 | 日々のこと
先週末は、神戸のBorn Freeさんで
ライブをさせていただきました。

今回は、いつもお世話になっている栗田さんと朱さんに加え、
数年前にアメリカであったワークショップで知り合い、仲良くなった上西美帆ちゃんをゲストに。

美帆ちゃんはいま東京で活躍していて、
関西ツアーにくるときいて、
ゲスト出演をお願いしたのです。


いつかいっしょにやりたいねーとずっと言っていたので、
やっと夢が実現。


あえるのは6年ぶり?くらいだったので、
「せっかくだからライブ前に30分でもいいからお茶しようよ~」ということになりました。

岡本駅を出てすぐの喫茶店にて、再会。





美帆ちゃんに笑わされすぎて、マスカラが流れ落ちているわたし↓





演奏も、とっても楽しかった!!
最近手術をして、退院された栗田さんに、ママさんからケーキのサプライズもありました。





なにかめでたい曲を弾こうとして結婚行進曲を弾いてくれた朱さん。
めでたさの種類?が違うけど、まあいいでしょう(笑)


大学時代の音楽仲間ファミリーや、研究室の先輩、歌の生徒さんなど
いろいろなかたが来てくださって、嬉しかったです。


そして、例によって例のごとく、
ライブ後にみんなで写真を撮るのを忘れたわたし。。。


大好きな人たちと音楽ができて幸せで、
ライブでいろんなひとにあえるのがうれしくて、
いつも写真を撮るのを忘れてしまうのです。

ライブ始まるまでは覚えているんですけどね。
(終わるころには終わったあとのお酒とごはんのことで頭がいっぱい笑)



次回こそはっ。


次回のこのTrioでのライブは、4月8日(土)、
京都のCANDYです。

みなさまぜひおこしください♡

スケジュール













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キリシタンのこと

2017年02月28日 | 読書ノート
先日、月桂冠大倉記念館を見学させていただいた際、
HPで予習をしていて、びっくりしたことがありました。

それは、月桂冠の敷地内で、キリシタン大名、高山右近関係の史跡がみつかったという記事でした。
http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/bunko/takayamaukon/komichi.html

修士論文で、大阪の千提寺というところで大正時代に発見されたキリシタンの遺物について調べたので、
おもわぬところで旧い友達とばったりであったような、不思議な驚きに包まれた再会でした。

関連記事はこちらです↓
http://fushimi.keizai.biz/headline/218/


見学の日は時間がなく、史跡にはうかがえなかったのですが、
近いうちにあらためて訪れたいと思っています。


それで、ふと思い出し、ひさしぶりに取り出した本。




『キリシタン文化と日欧交流』勉誠出版、2009年。


執筆者のひとりである、米井力也先生に、
生前お世話になりました。

おあいしたのは数回でしたが、
自分がなんのために研究をしているのかわからなくなって、
研究や調査をすることで、知らないあいだにいろいろなひとを傷つけているのではないか、
と恐ろしくて足がすくんでいたときに、

「研究なんて因果なことを続けられるのは、
どこかでいっしょに歩いて行けるという希望があるからでしょう」

というメールをくださったのを覚えています。


この論文集におさめられている米井先生の論文は

「キリシタンの翻訳―異文化としての<キス>」

というタイトルなのですが、
ジャズがお好きだった先生が、
一度大阪外国語大学の授業でこの論文のお話をされたときに、

「じつはこのタイトル、デューク・エリントンの曲名からもらって
『プレリュード・トゥ・ア・キス』にしようと思ったんだけどね。。。
けっきょくしなかったんだよ。」

とおっしゃっていたのを思い出します。




惜しくも数年前、若くして亡くなられましたが、
ひょうひょうとした優しいかたでした。

ひさしぶりにキリシタン関係の論文を読むと、
あたらしい発見があって楽しいです。
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3月18日日本酒まつり@月桂冠大倉記念館

2017年02月28日 | お知らせ
18日の月桂冠大倉記念館のイベントの記事です。
酒造り唄、どんなのかなあと楽しみにしています。
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私設図書館

2017年02月24日 | 日々のこと
先日、京大の近くの私設図書館に初めて行ってきました。
学生時代から気になっていたものの、
なかなか入る勇気がなく、ようやく扉を押しました。




中は、静かで落ち着いた空間。
昭和の香りが漂っていました。

あたたかいお茶のサービスや、コーヒーや紅茶もあり、
集中して読書ができました。

もっと早く入っていればよかった。。。


いきしなに、近くの古本屋、善行堂さんで、
ワゴンにあったのが目に留まり、
100円で購入したのはこの本。




石川九楊『現代作家 100人の字』。


まだ途中までしか読めていませんが、
おもしろいです。

パソコンで打つのも好きなのですが、
手書きの文字には、その人の空気ともいえるような存在感があり、
字をみるのも、書くのも楽しい。

墨をする作業も、心が落ち着きます。







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