カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【インドカレー】ボンベイ・トーキー 川崎ラゾーナ店

2009年02月28日 01時59分30秒 | インドカリー






車でブラブラと闇ドライブの際に立ち寄ったお店です。
いつも行っているインド料理屋とは少しレンジの異なるややハイソなお店。窓際の席に座ったのですが、街の夜景が仄かにまたたくのを眺めることができて、なかなかにムーディーじゃないですか。ほとんどの場合、インド料理店と言えば、路地裏にポツネンと寂しげに明かりを灯しているようなお店ばかりだったので、こうした複合型商業施設内の階上のお店の趣向というのは実に新鮮。お客さんも適度に入ってて活気あるしこれは期待できそうです。

頼んだのカレー2種とサンバル(南インド風野菜カレー)、タンドリーチキン、ナン、ライス、パパダム(インド風のスパイシーせんべい)、ヨーグルトなどがセットになったインド風定食ともいうべき「ミール」。このミールにはベジタリアン向けのものとそうでないものの2コースがあり、もちろん、非ベジタリアンな自分は後者をチョイス。カレーは野菜カレーと好物のマトンカレーにしてもらいました。さらに嬉しいことに、このお店、ちゃんと長粒米を出してくれるんですね。それも高価なバスマティ米。あまりの嬉しさに思わず「ライス大盛!」とさせていただきました(笑)。

そうやってやや長目の時間を要してカレー到着。
まずは大好物のマトンカレーを一口――
お、意外と辛い。そしてマトンカレー特有のトマトの酸味と、グローブ、シナモン、ショウガなど臭み消し用のスパイスがしっかりと立った風味豊かな味が素晴らしい。マトンカレーはやや刺激が強いので、箸休め的にマイルドな野菜カレーを食べたり、(マトンカレーと)混ぜ混ぜしちまったりするとなおGooです。

そしてサンバル。
「おまけ」的に意味合いの一皿かと思っていましたが、一口食べてその考えを強く改めさせられることに。タマリンドがベースとなっているのか、マトンより数段酸味が強く、野菜カレーとは思えないほどコクとスパイスに深味があって美味いのなんの。かなり個性的なカレーだけに、他のカレーとの間にいいアクセントを生み出してくれて食べるのが楽しくなってきます。少し似たような趣向の料理にラッサムがありますが、自分としては断然こちらのサンバルを推したいですね。すっかりこのカレーのファンになってしまいました。

タンドリーチキンもジューシーで、付け合わせのミント&ジャスミンのペーストと和えるとこれがまた絶品。このペースト、あまりに美味しいので、残り全てをナンで拭き取って食べてしまいました。

そしてもう一つ特筆すべきはバスマティ米の旨さ。香り、食感、繊細さすべてにおいて、大好きなジャスミンライスよりもう一段上。長粒米に並々ならぬこだわりを持つ自分としては非常に大きな収穫でした。

というワケで今年食べたカレーの中では文句なしのNo.1カレー。これはカレー好きな友人たちにも自信を持ってオススメできる店ですね。ごちそうさまでした。

【四川中華】 福 満 園(横浜中華街)

2009年02月14日 23時07分39秒 | 中華・ラーメン












今年一発目の中華街です。
今回はいつもと違った料理を、ということで四川料理のお店、『福満園・本店』へ。ちなみにこの店、基本は四川料理ですが、それ以外にも「四川を超える激辛料理」との異名を持つ湖南料理や福建料理、さらには日本ナイズされたプレーンな中華などもカバーするなどかなりの幅広さを持っています。それだけに若い人もいればお子さんを連れたファミリーや辛さ耐性のないお年寄りなどもいて、旧き良き時代の中華レストランのような雰囲気。なんだかホッとしますねえ。

さて料理ですが、もちろん頼むは担々麺。四川のお店だけあり、担々麺には『本場四川風タンタン麺』と普通の『タンタン麺』の2種類があったのですが、香港で食べた火鍋の四川スープの破壊力を思い出して日和ってしまい、無難な『タンタン麺』へと逃げさせてもらうことに。ただし、これはでは四川料理のお店に来た意味がないからということで、“TVの中華街チャーハンランキングで堂々のTOP3に輝いた自信作”と口上勇ましい『四川風チャーハン』を追加。焼きそば好きの相方は『豚肉焼きそば』をオーダーしました。

担々麺ですが、辛さ抑えめかと思いきや、意外にも汗が噴き出してくるほど攻撃的です。スープ自体は薄めのさっぱり味で、昨今巷に多い胡麻濃度の高いものとは対照的。麺は柔らかめの中細麺。ややパンチに欠けるかな、という印象。次いで、四川風チャーハンですが、これがケチャップライスと見紛うほどの紅蓮っぷりで、湯気に乗って唐辛子の香りがプィーンと立ちこめてきて噎せ返りそうになります。味の方も、見た目通りのケチャップライス……というのは冗談で、最初に強烈な辛さが襲いかかり、やや遅れて旨味がやってくるという「辛旨二重奏」な激辛チャーハン。いわゆる「パラパラチャーハン」とは異なり、少々ウエッティな食感ですがなかなかに個性的で旨いです。これらに輪をかけて美味しかったのが『牛肉焼きそば』。香ばしい揚げ麺に牛肉細切りの餡がほどよく絡んでまこと官能的な食感です。ああ、自分もこれにすればよかった、と少し後悔(笑)。

ということで、横浜中華街で初めての四川料理はなかなかに刺激的で美味しかったです。

【タイカレー】BANGKOK KITCHEN・銀座コリドー街店(シーフード卵カレーほか)

2009年02月14日 15時14分03秒 | タイ・ベトナム系カレー























銀座のコリドー街にある、『バンコクキッチン』にて、なかなかに美味しいタイカレーを食べてきました。前回、訪れたときは生憎と満席で、さらに何組かの先客が待っていたということもあって泣く泣く退散したのですが、今回は運良く空席あり。めでたくリベンジ成功と相成りました。

3人での会食ということで、『ゴールデンシャワーコース』というコースをチョイス。三種の豪華な前菜(生春巻き、海老すり身湯葉包揚、さつま揚げ)に始まり、春雨炒め、トムヤムクン、魚の唐揚のスパイシーあんかけ、ナスとポークのオイスターソース炒め、カレー、デザート(タピオカミルク)という9種にもおよぶやや贅沢なコースです。

さすがに人気店だけあって料理はいずれも美味しいです。特に気に入ったのが前菜の海老すり身湯葉包揚とナスとポークのオイスターソース炒め。後者は一見すると家庭でも作れそうな感じのシンプルな炒め料理ですが、その実、炒め具合からオイスターソースの絡め方まで計算し尽くされた調理が成されており、極上の中華料理にも通ずる味わい深い一品でした。

そして「あんたが主役」ともいうべきカレーが最後に登場。カレーは鶏肉のグリーンカレーとシーフード卵カレーが選べるようになっており(カレーではなくパッタイもチョイス可)、今回は辛さ耐性のない人間がいたこともあってマイルドそうな後者をチョイス。そうやって出てきたのが、カレーというよりも魚介類をオイスターソースで炒めて卵で綴じた中華料理のような味と風味を持つ個性的なカレー。これがジャスミンライスにバッチリとマッチし、思わず「美味い!」と声が上がってしまうほどに大当たりのカレーでした。

ということで久々のタイ料理はかなりの大当たりで大満足。量的にやや物足りなさを感じもしますが、味は最高でした。今度はカオマンガイや他のカレーなんかを食べに再訪しようと思います。

【焼鳥屋カレー】串粋・虎ノ門店・鶏屋の拳骨鶏カレー

2009年02月10日 16時01分03秒 | とんかつ・和食・居酒屋系カレー




虎ノ門で仕事関係の人々とランチ。
入ったのはダイニング風の焼鳥屋さん。美味しそうなカレーの看板に惹かれての入店です。頼んだのは、その名も『鶏屋の拳骨鶏カレー』と銘打たれた焼鳥屋としての強い矜持を感じさせるカレー。さて、出てくるものやいかに。

オーダーしてから3分も経たないうちにカレー登場。名前通りに拳骨大の鶏肉の塊が入っておりなかなかにインパクティブです。カレーはマイルドで甘味の強い家庭風かと思いきや、意外にもスパイシーで独特のコクがあるオリジナリティのある味。ホロホロの柔らかい鶏肉をほぐしながらこのカレーに絡めながら食べるとそれなりの口福感を感じることができます。これで¥650。満足です。

【インドカレー】サ モ サ 神 田 店 ・ 3種類のカレーset(マトン・チキン・豆カレー)

2009年02月06日 22時28分23秒 | インドカリー








神田駅にある行きつけのインドカレー店『クィックキッチン』。実はそこと厨房を挟んでつながっている店がここ『サモサ』です。クイックキッチンの方はカウンターのみですがこちらはテーブル席のみ。メニューもやや異なり、カレー+ナン(またはライス)が中心の『クィックキッチン』に対して、こちらはセットメニューが中心。さらにリーズナブルな点も同じで、ディナーメニューのカレーセットが¥800台からというインド料理店らしからぬ嬉しい庶民価格。今回選んだ3種のカレー(豆カレー、チキンカレー、マトンカレー)セットでも¥1,180ですよ。

さて、肝心のカレーですが、思ったよりも豆カレーが美味いです。ダルカレーにしては珍しい大豆を使っているせいか、ほんわりと柔らかく口当たりよし。これは思わぬ収穫でした。チキンカレーはクリーミーでマイルド。どことなくここの“カレーライス”に通ずる味です。そして極めつけがマトンカレー。『クィックキッチン』ではこれ以外食べたことがないほど大好物につき、毎度のことながら本当に美味しかったです。基本的には『クィックキッチン』のマトンカレーと同じ味ですが(当たり前か)、今日のマトンカレーは少し辛め。こっちの方が好みかな。最後は温かいチャーイで〆。ごちそうさまでした。

いつ訪れても期待を裏切らない、自分好みのカレー。このご時世の中、これだけリーズナブルにこれだけ美味しいカレーを食べさせてくれるお店は本当に貴重だと思います。これからも大事にしたいお店ですね。

【自作カレー】アジアンホームグルメシリーズ・インド風鶏肉カレーマサラ

2009年02月06日 01時18分54秒 | 自作カレー




先日の香港で買い込んできた本格的なインドカレーシーズニングを使っての自作カレーが思いの外美味しかったので、再び挑戦してみることにしました。
今回は近所の『Yamaya』で買ってきた『アジアンホームグルメ』のスパイスキットを使うことに。カレーはいくつか種類があり、今回は『インド風鶏肉カレーマサラ』をチョイスしました。

合わせる具は鶏モモ挽肉にレンズ豆、トマト、玉ねぎ、自作のパニール。これをキットの《作り方》通りに調理して出来上がり。そのままではかなりマイルドだったので、韓国産の粉末唐辛子を追加して辛さを引き立てます。

さて味は――
おお、なかなか美味い。自分で言うのもなんですがお店で食べるインドカレーと遜色ない味です。むっはむっはと夢中で食べ、気がつけば皿が空。完食です。侮りがたし、スパイスキット。今度はこれをベースに、好物のサグチキンカレーを作ってみようかと思います。