カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ラーメン屋さんカレー】寺小屋山ちゃん(山梨)

2013年02月19日 00時50分12秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー


久々にラーメン屋さんのカレーを食べました。
お店は神奈川県との県境に近い山梨のラーメン屋さん。
ご年配が多いこの界隈では珍しく、「激辛ラーメン」を供するお店とのことで、
ちょっと気になっていたお店です。



15:00近い訪店につきお店に先客の姿なし。
メニューは麺類、ご飯物、定食類、酒の肴としての一品料理まで全般にわたって豊富です。
ご飯物ですが、カレー類、中華丼、麻婆丼、モツ煮定食、しょうが焼き定食のほか、うな丼まであります(笑)。
さらにテーブル上には焼肉用のコンロも。
地域の幅広いニーズに全力で応えている様が伝わってきます。
麺類は醤油、味噌、塩、タンメン、ワンタン麺、五目ラーメンといった定番に加え、豚骨ベースの「山さんラーメン」、
辛味噌ラーメン、あさりラーメン、トマトラーメンといった変わり種も。
そしてお目当ての「激辛ラーメン」は、初級、中級、上級の3つに分かれています。

メニューが豊富ゆえ、やや逡巡しましたが、「カレー」の文字を見つけてしまったのが運の尽き。
ということで、まずは「ビーフカレー」(¥600)をオーダーします。
そしてラーメン。「カレー+ラーメン」は自分の胃袋にはキャパオーバーですが、
やはりラーメン屋さんに来たならば麺類も食べておきたいというのがラーメン好きの性。
ということで、ここは本能に従っちゃいましょう(笑)。
もちろんオーダーするは「激辛ラーメン」で決まりです。
初級、中級、上級とある辛さレベルは「中級」を。
初めてのお店で、いきなり「上級」はさすがにリスクが高いと判断してのチョイスです。
ええ、チキンですとも。



まずやってきたのがビーフカレー。
いかにもラーメン屋さんのカレーというルックスでワクワクしちゃいますね。
が、味の方は自信を持って「レトルト!」と言い切れるほどの紛うことなきレトルトテイスト(笑)。
「肉」というよりも「真っ黒なすじ肉の欠片」といった感じの肉片が数片入っています。
個人的には「漫画喫茶のカレー」のような感じで嫌いではありません。
が、湯煎が足りないのか、これが微温い微温い(笑)。
寒い日につき熱々のカレーを期待していたのでちょい残念。



で、時間差でやってきた激辛ラーメン(中級)。
赤みが強くいかにも辛そうな色合いです。
具はチャーシューにモヤシ、メンマ、ワカメ、ネギ、キムチ、そして「の」の字を描いたナルト。
久々にナルトの載ったラーメンを目の当たりにしましたが、まさか激辛ラーメンでその再開が果たせるとは。



麺をほじくり返してみました。
麺は中太のストレート麺。コシもしっかりしています。
スープですが、それなりに刺激はあるものの、「中級」のせいか「ヒーハー」言うほどではありません。
自分にとっては塩梅いい辛さです。
そしてこのスープ、強めの魚粉の香りがプィ~ンと口中に広がるイマドキな風味付けがなされています。
コクもしっかりあって辛さとのバランスもいい。
ややキムチ、ワカメといった具材が全体と調和していないことが残念ですが、なかなかに美味しかったです。



食後は周辺をドライブ。
畳畳とした山々の稜線が夕日を浴びて実に美しく幻想的な光景です。
ここが新宿から70kmほどの場所であることが信じられません。

【伽哩飯】 保 昌 (横浜中華街)

2012年10月20日 15時22分58秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー
久々に横浜へとやってきました。
と言っても、遊びではなく仕事の所用で馬車道の某企業へ。
せっかくここまで来たのだからと、帰りに中華街でランチを食べていくことにしました。



真っ先に足が向かったのは、香港路にある広東料理のお店『保昌』。
もちろんお目当ては、ここの「牛バラカレーご飯」。
これがカレー好きの間でちょっとした話題のカレーだったりします。





名前の通り、牛バラがメインの《伽哩飯》です。
というより、具はたっぷりの牛バラ肉とシャキシャキとした玉ネギのみ。
牛バラ肉は、八角など中国料理でよく使われる香辛料が効いた甘めの下味がついています。
これを中国醤油を効かせたカレー餡でまとめてあります。

見た目通りの濃い目の味付けでなかなかに美味。
その味あインド風でも欧風でも和風でもない、紛れも無い中国料理のそれ。
お腹が減っていたこともあり、あっという間に食べきってしまいました(笑)。



この他にも、『同發本館』『牡丹園』、中華街の外れにある『江南』を筆頭に、
この中華街には《伽哩飯》を食べられるお店はいくつもあります。
ぜひ、それらのお店の《伽哩飯》を試し、それぞれのテイストの相違などを探ってみたいですね。

【ラーメン屋さんのカレー】正 広(三条市)

2012年10月08日 00時27分01秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー
昨年のGW以来の新潟旅行で、またまた新潟のご当地カレーを食べてきました。
まず向かったのが、「カレーラーメンの町」燕三条。
ここで一発目のカレーを食らおうという作戦です。

向かったのは『大衆食堂 正広』。
GWに訪問した『はらや』さんと並び称される、カレーラーメンの代名詞的存在のお店です。



訪店したのは開店直後の11:00を少し回ったあたり。もちろん我々が入店第一号。
この数分後にすぐさま3組のお客さんが入ってきました。



選ぶはカレーラーメンではなくカレーライスが主役の「カレーライスとミニラーメンのセット」。
カレーラーメンという名物を差し置いてでも、
カレーライスを食べたい気分が募っていたもので、迷うことなく決めさせていただきました。
重要なのは、「ラーメンとミニカレー」ではなく、「カレーライスとミニラーメン」という点。
あくまでもカレーライスが主役でなければ自分にとっては価値がありません。



とかいいながら、最初に箸を付けたのはラーメン(笑)。
『はらや』同様、シコシコ・モッチリとした力強い麺。そしてあっさり味のスープ。
奇を衒ったところのない、実直な味でなかなか美味いです。



そして主役のカレーライス。
これまた『はらや』同様、古き良きいにしえのルックスのカレーです。
味の方も見た目通りの懐かしい味。優しい味ですが、胡椒系の刺激が強めに効かせてあり、
意外とパンチがあります。『はらや』のカレーライスもそうでしたが、
塩分控えめな点はこの地域のカレーの特徴なのでしょう。
毎日食べても飽きないであろう味。自分の好みど真ん中のとっても美味しいカレーでした。

【ラ―メン屋さんのカレー】来々軒(山梨県・上野原)

2012年07月17日 00時55分11秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー




前から気になっていた、山梨のラ―メン屋さんでカレ―ライスを食べてきました。



場所は甲州街道を下り、相模湖を過ぎた山梨県境にある上野原。
かな―り長く営業を続けているお店で、自分の記憶を辿れば、今から20年近く前からこのお店の存在を知っていたりします。
先日立ち寄ったこの近所の和菓子屋さんの女将さんも、「あそこのお店は美味しいですよ」と太鼓判。
特に自家製麺のラ―メンと手作り餃子が評判とのことで、訪れたお客さんの多くが頼んでいくようです。



しかしメニュ―を見やれば、なんと「カレ―ライス」の文字が踊っているではありませんか。
これは頼まずにはいられません。
ということで、やや自分にはヘビ―ですが、ラ―メンとカレ―ライスをオ―ダ―しました。
カレ―はほんのりと品の良い甘味を感じる家庭的な味。素朴でとっても美味しいです。
常日頃より、いろいろなカレ―を食べ歩いていますが、こうした実直なカレ―ライスと出会うと、
「ああ、やっぱりカレ―っていいなぁ」と心底から感じさせられます。



特筆すべきはラ―メン。
カレ―ライスも美味しいのですが、さすがに看板メニュ―だけあり、ラ―メンの美味しさが際立っています。
漆黒で奥味深い醤油ベ―スのス―プも自分好みならば、しなやかな細麺も自分好み。ちなみに麺は自家製麺。
そしてホロホロと柔らかいチャ―シュ―。
ただ柔らかいだけでなく、肉の旨みがしっかりとどまっている絶品チャ―シュ―です。
まさかこんなところで自分の好みど真ん中のラ―メンに出会えるとは。



もう一つの名物、餃子も食べましたが、カリッと見事なクリスピ―さで焼きあげられており、
シャキシャキとした野菜メインの餡が特徴的な、これまた絶品なる餃子でした。
すべてが文句なしに美味しかったです。これからも通わせてもらいますよ。


【ラーメン屋さんカレー】は ら や(燕三条)

2012年04月28日 22時52分02秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー










GWに新潟へと旅行。目的地である温泉宿に向かう途中、燕三条に寄って名物であるカレーラーメンを食べていくことにしました。訪問したお店、『はらや』さんはWEBでもお馴染みの有名店。カレーラーメンはもちろん、カレーライスやプレーンなラーメンなども美味しいと評判のお店です。
いつもなら迷うことなくカレーライスを選ぶのですが、さすがに名物のカレーラーメンを頼まずしてこの地を去ることはできません。しかしお米をこよなく愛する身としては、カレーライスへの未練がどうしても断ち切れず。ということで自分はカレーラーメンを頼み、同行の母にラーメンとカレーライスのセットを頼んでもらい、そのカレーライスをお裾分けさせてもらう、という方法で折半をつけることにしました。

やや時間を要してからカレーラーメン登場。嬉しいことにミニライスが付いています。これにラーメンの上に載っているカレーをかけたり、麺を食べ終わった後のスープを入れるなどすると二度楽しめるという塩梅。いかにもローカルフードという感じで嬉しくなってきちゃいますね。
味の方は見た目通りにカレーとラーメンが混ざった味。変化球などなしに、ただ実直にラーメンに手作りのカレーをかけただけのシンプルかつどこか家庭的な味わいが感じられて文句なしに美味しいです。特筆すべきは麺の食感。モチモチとしたやや太めの麺なのですが、まるでお米を練りこんだかのような独特の粘りを伴うモッチリ感があってなかなかに独創的です。適度に縮れておりカレーのスープがしっかりと絡んでくれるので食べやすい。う~ん、美味しい。

そしてカレーライスですが、おそらくカレーラーメンにかかっているものと同じルウがかけられています。肉は柔らかく煮こまれたブロック状のポークのバラ肉。塩分控えめ、刺激感抑えめの家庭的な味。これもどこか懐かしい風味があって、実家で母の手作りカレーを食べているかのような得も言えぬ安堵を感じさせてくれます。

ということで夢中で食べ食べ、あっという間の完食。新潟のカレーと言うと、万代シティバスセンターのカレーが筆頭に思い浮かびますが、あちらも家庭的でどこか昔懐かしさを感じさせるノスタルジックなカレーでした。すごくリッチで、すごくスパイシーで、すごく洗練されたカレーではないけれど、いつ、いかなる時でも食べたくなるのはこうした優しい味のカレー。一応、今回の主題はカレーラーメンですが、結局はカレーライスの方に話が落ちてきてしまうのはカレー野郎の性。こうしたカレーと出会えただけでも、新潟に来た甲斐がありました。







【ラーメン屋カレー】三冨士(群馬県・高崎)

2011年02月16日 18時33分08秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー








高崎へと出張。
せっかく高崎へとやってきたのだから「なんか地元らしいものを食べましょう」ということでやってきたのが、この『三冨士』さんです。

なぜ、このお店を選んだのかというと、ラーメンと半カレーがセットになった「カレーセット」を名物の1つとするお店だから。そして1965年創業と、40年以上の歴史を持つ点にも強く惹かれものがありました。しかも聞くところによれば、ここのカレーライス、「“いにしえの味”がする懐かしき昭和のカレー」とのこと。ここまで聞いて行かずにはいられません。

生憎と地図を持ってきていなかったので、ケータイのGPS機能を頼りにお店へ向かいます。が、元来「超」が付く方向音痴なので、そうした文明の利器を見ながらもかかわらずなかなかそれらしい店にたどり着かず。そこで通りを歩いている地元のお婆ちゃんに「三冨士ってお店、この近くにありますか?」と訊ねたところ、「ああ、ここまっすぐ行って、大通りに出たら右に曲がってしばらく行くとあるよ~」との返答。やっぱり地域に根付いた歴史あるお店なんですね。お婆ちゃん、ありがとう。

お昼時ということもあり、店内はほぼ満席。スーツ姿のサラリーマンに、作業服姿の男性客がその内訳。もちろん女性客の姿などありません。そこに優しげな笑みを浮かべた仲居さんが注文を取りに来ます。すごくいい雰囲気。そして落ち着く。こうした雰囲気をこよなく愛す同行者たちも「こりゃ、落ち着くわ……」と心底からホッとした表情でつぶやいています。男性客が多いのも頷ける。これは名店かも。

もちろん頼むのはラーメンと半カレーがセットになった「カレーセット¥700」で決まり。
ちなみにセットメニューは、「味噌ラーメン+半カレー」とか「カツ丼+カレーラーメン」など、お品書きに掲げられていない組み合わせにも対応してくれるようです(もちろん差額は発生しますよ)。

7~8分程度で愛しき我がカレーセットが運ばれてきました。
ラーメン、カレーライスともにシンプルな見た目でとってもいい感じ。まずはラーメンからいただくことにしましょう。

おいしい~!
見た目通りの奇を衒ったところのない、実直な味のラーメン。クリヤーで優しいスープが文字通り胃の腑に染み渡っていくのを感じます。麺も軟らかめながらしっかりとコシがあって、このスープに見事に調和。思わずポーと惚けた表情を周囲に晒してしまいました(笑)。
(この味、すごく懐かしい……)とラーメンを啜りながら思い出した。そう、この味、子供の頃によく出前をお願いした近所の日本そば店『かがや』のラーメンの味だ。ワカメが入っていないことを除けば、ルックス・味共に『かがや』と同じ。まさかこんなところで思い出の味に出会えるとは。
そして主役のカレー。これも思った通りの昭和を感じさせる懐かしい味です。懐かしい味ですが、ピリリと胡椒の刺激が効いていて優しい味のカレーにいいアクセントを生み出しています。不自然な甘みや香り付けもなし。ストレートに美味しさを追求しているのであろう実直かつ正当派のカレーです。これは文句なしに美味しい。

そして何よりも素晴らしいと思うのは、カレーとラーメン双方を食べ進めていくと生まれてくる調和感。ラーメン、カレーともに優しい味ゆえ相互にいい影響を与え合うのか、食べ進めるごとに「カレーライス+ラーメン」という一つの料理を味わっているかのような調和を愉しませてくれます。今どきの自己主張が強すぎる極太麺・濃厚スープのラーメンや、不自然な甘みのあるカレーでは決して生まれない絶妙感。考えられてますよね。

ちなみにこの「カレーライス+ラーメン」というのも、食べ盛りの頃、前述の『かがや』でよく口にしたメニューだったりします。「カレーとラーメン」や「カレーとそば」というセットメニューに心揺さぶられるのも、その時の原体験に基づくもの。重ね重ねになりますが、まさか高崎でそのときの追憶体験が果たせるとは思ってもみませんでした。

ということでノスタルジーに浸りつつ、じっくりと味わって完食。もちろんラーメンのスープも一滴残さず飲み干したことは言うまでもありません。同行の仲間たちも「美味い、美味い」を連呼しながらしっかりと完食です。

聞けばこのお店、地方都市ならではの人口減少に起因する客足不足で、夕刻以降の営業を止めてしまっているとのこと。これほど美味しく、歴史があって、雰囲気もいいお店なのに本当にもったいない。ということで、その売り上げと存続に少しでも貢献すべく、自分も定期的に訪店させてもらうことにします。ごちそうさまでした。

駅ナカのパン屋さんにて、こんにゃくカレーパン」という当地カレーパンを食す。こんにゃくらしき食感の具は入っていなく、具体的にどこが“こんにゃく”なのかは分かりませんでした(至って普通のカレーパンという印象)。ちなみに隣のレトルトは、これまた駅ナカのお土産産で購入したご当地カレー。今度試食レポート載せます。


【中華風カレー】Chinese Dining まりんてい(大阪・淀屋橋)

2009年07月31日 01時52分44秒 | ラーメン屋・中華料理屋カレー


大阪出張の際、創作系中華料理屋のランチで食べたカレーです。
その名も「カレーチャーハン」。さっぱり味のチャーハンに甘めのあんかけ風キーマカレーがかけられており、その上に温泉卵とあられに切ったワケギが載せられた大阪らしいカレーです。

これがなかなかに美味いんですよ。中華風というよりはおそば屋さん風の甘辛くマイルドなカレー餡という感じで、チャーハンの風味とほどよくマッチしていて実に美味しい。子供からお年寄りまで幅広い年代の人が楽しめる味。日頃から刺激的なカレーばかり口にしている身としては、実に新鮮です。

この他、『船場カレー』や『上等カレー』、『インディアンカレー』などを筆頭に、東京でもその名を耳にする名店を数多く見かけました。さすが“食い倒れの街”。東京以上にカレーが根付いているのでしょう。いつか、仕事ではなくプライベートで、じっくりと大阪のカレー屋巡りを楽しんでみたいですね。