~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『家政婦ラケルの反乱』* ※ネタバレ有

2010-10-03 22:59:47 | 映画【スペイン・ラテンアメリカ・カナダ】

今日が最終日だった京都駅ビルシネマで
【第7回 ラテンビート映画祭】の上映作品2本観てきました。
そのうちの1本がこの作品です。

  【第7回 ラテンビート映画祭】:公式サイト

2009年マイアミ国際映画祭最優秀脚本賞、
2010年ゴールデングローブ賞外国語映画部門ノミネートなど
数々の映画賞を受賞している作品。

バルデス家で20年間家政婦として働いてきたラケルだが、体力の衰えが見え始め、
ラケルの事を心配した家主は新たな家政婦をもう一人雇い入れるが
ラケルは新入り家政婦にいやがらせをして次々に追い出していく・・・。

いやがらせがエスカレートしていき、スリラー的な展開になっていくのかと思いきや、
最後に入ってきた新入り家政婦はラケルと向き合い
ラケルの繊細な心を理解していこうと一生懸命になる。
そういう新入り家政婦にラケルも信頼をおくようになる。
友情物語に発展していくのが良い意味で意表をつかれた気がしたし、清々しかった。

ラケルは終始無愛想ではあるんだけど、最初と最後では雰囲気が変化している。
体つきが大きいだけで心はナイーヴだったラケルが
頼れる女友達を得た事で孤独感が消え、心身共に強くなれたように感じとれた。
相変わらず無表情なラケルだけど、今までの卑屈さはなく、
言葉にしなくとも前向きな意志が伝わってくるラストシーンが印象深かったです。


【第7回 ラテンビート映画祭】
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2 コメント

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面白かったですね。 (rose_chocolat)
2010-10-18 18:34:40
ラケルはひたすら勤めてきて外の世界が分からなくて、コミュニケーションできない。
一歩間違えると、「自分にこだわるのが好き」なアラフォーアラフィー世代なんかで、
自分では自分が気に入っているつもりでも、人からすればただの頑固者でしかないケースってありますよね。
自分もそうならないように気をつけないと・・・と思いました(汗)

それを解きほぐしたあのシーンは笑えましたね。
ちゃんと自分の足で歩いて行くラケルの姿が、飾ってなくてよかったです。
観応えありましたね。 (BC)
2010-10-19 21:56:30
rose_chocolatさん、こんばんは。

ラケルは自分の世界に入って一人で仕事をするのが当たり前な毎日だったのに
新入りが入ると受けつけられない・・・。
ラケルは一人寡黙に仕事に没頭してきた人で、
いわゆる職人気質な人なのでしょうね。

どんな人でも自分の事を理解してくれようと
真っ直ぐに向き合ってくれる人に出会えたら心強いし、
前向きに変化出来る勇気が生まれる。
自分の足で歩み出していこうとするラケルが清々しかったですね。(*^-^*

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