~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

*『Peace ピース』* ※ネタバレ有

2011-08-22 02:10:39 | 映画【日本】


  『Peace ピース』:公式サイト

自慢のハート

一貫して台本・ナレーション・テロップ・音楽を使用せず、
自ら“観察映画”と位置づける想田和弘監督によるドキュメンタリー。

想田和弘監督の作品を観たのは初めてです。
精神 - goo 映画』『選挙 - goo 映画』で注目を集めた事は知ってはいたのですが、
私は何気に観逃していました。。。
高齢者の暮らしぶりを観察して映しだしているドキュメンタリー。

 柏木:車の運転の話・養護学校に勤めていた頃の話・自宅のネコ社会の話など
 柏木の妻:ヘルパーの仕事の話・お金の話など
 橋本:タバコの話・出征した時の話など

橋本さんいわく”寂しいとか言う以前に一人だから仕方がない、一人なりの楽しみを作る。”
というのはわかるんですけど、
肺の病気なのに”タバコを止めると空気を吸っているだけ”と
自分勝手?な理屈でタバコを吸い続けるのは矛盾しているような・・・。
趣味がタバコだけというのも侘びしいよね・・・。
まぁ、余命わずかならもう我慢せずに思うがままにタバコを吸い続けたいんでしょうけどね・・・。

戦争時代は男の価値は一銭五厘と言われていたんですね・・・。
  一銭五厘のハガキ(赤紙)で若い男性が召集されていく・・・。
  連れて行かれる電車の車窓には紙が貼られ、どこへ連れていかれるのかわからない。
  外の景色が見えるのはトイレのある車両の窓のみ。
  お国の為に命を落とすのが名誉とされていた時代、
  生き残って戻ってきても大手を振って帰ってくる事が出来なかった・・・。
橋本さんの出征経験や戦死した友人について語っているのを聞いていると、
教科書に載っている戦争に関する記述は一辺通りにすぎないように感じましたね。

高齢者達のありふれた日常で劇的な変化があるわけでもないんですけど、
その人達がつぶやく(時に愚痴?)の一つ一つの言葉は心に染み入るモノがありましたよ。

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2 コメント

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戦争。 (rose_chocolat)
2011-08-26 07:35:58
もし当時生きた男子だったら、戦争に行かない訳に行きませんよね。
行かなかったら非国民扱い、家族も村八分。
言いたいことは山ほどあっても男は黙って戦地に行き、そして逝ったんだと思います。

今ほど国全体が豊かじゃなかった時代だしね。
次男三男以下なんて「穀つぶし」って呼ばれてた訳だから。
周囲に認められるには、戦争で名を上げることくらいしか道がなかったし、
そうせざるを得ない方向に追い込んだ国が嫌ですね。

想田監督作品では『選挙』がおすすめです。
面白いですよ。
時代。 (BC)
2011-08-27 20:03:07
rose_chocolatさん、こんばんは。

誰だって若くして戦死したくはないだろうけど、
生き残ったとしても素直に喜べないというのがやるせない気もしましたよ。
そういう時代だったんだろうけどね。

『選挙』は評判良いですよね。
チェックしてみようと思います。

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