有名建築物、日常的な表街道、スラムがかった裏街道、朝・昼・夜etc
様々な表情を魅せるパリを独創的な18人の監督が
“5分”という限られた時間の中で映し出したオブニバス映画。
“5分”という短い時間なので起承転結のメリハリやこれと言ったオチもなく、
物語に入り込みかけたと思ったらもう次の話に移り変わっていて、
頭の切り替えが大変だった私・・・
でも、観ていて印象深い作品が18作品中下記6作品ありました♪
◆【16区から遠く離れて】ウォルター・サレス脚本＆監督、カタリーナ・サンディノ・モレノ主演
カタリーナを見ると『そして、ひと粒のひかり』のマリア役を思い出します。
もしかして【16区から遠く離れて】の子供（赤ん坊）って、
『そして、ひと粒のひかり』マリアが身ごもっていた子供なの？
と一瞬錯覚してしまいました。(^-^ゞ
◇【ヴィクトワール広場】諏訪敦彦脚本＆監督、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー主演
息子を亡くした喪失感、息子を慈しむ母親の愛情を繊細に表現した
ジュリエット・ビノシュの演技が秀逸。(*^-^*
◆【エッフェル塔】シルヴァン・ショメ脚本＆監督
滑稽ながらもさりげなくペーソスが効いていたのが良かった。(^o^)
男の子も可愛い♪
◇【マドレーヌ界隈】ヴィンチェンゾ・ナタリ脚本＆監督、イライジャ・ウッド主演
ヴァンパイアラブストーリーですね♪
ある意味、究極の純愛かも？
粘着質の血の質感、目の色の変化など映像的に観応えあった作品。(@o@)
◆【フォブール・サン・ドニ】トム・ティクヴァ脚本＆監督、ナタリー・ポートマン主演
盲目の青年と女優志望の若い女性のラブストーリという設定だと
大概は重くシリアスな作風になってしまうものだが、
トム・ティクヴァの『ラン・ローラ・ラン』を彷彿させる疾走感漲る映像（回想場面）と
主人公二人のみずみずしさでカバーして、
ほろ苦くさわやかな青春物語に昇華☆(*^-^*
長編で観たかったよぉ。。。
◇【カルチェラタン】フレデリック・オービュルタン監督、ジェラール・ドパルデュー監督＆出演、ジーナ・ローランズ脚本＆主演
老齢の男女の会話劇、一番フランス映画らしい古典的な作風だった様な気がしました♪
「フォブール・サン・ドニ」はこのオムニバスを作るきっかけになった作品らしいですね。
長編で見てみたいというのは同感です！
途中二人の間にはいろいろドラマがあったと思いますし。
ほっとできるさわやかな物語になりそうな気がしますね。
”【フォブール・サン・ドニ】を長編で観たい”に賛同ありがとうです。(*^-^*
【フォブール・サン・ドニ】の早送りの場面には
二人の色んなドラマがあったのでしょうね。
二人のドラマを丁寧に描けば青春映画の名作になりそうですよね♪