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相模原やまゆり園殺傷事件(2)・・人権考える動き広がる・追悼集会やライブ企画

2016-10-13 | 心身障がい


               ・・・・・

「相模原殺傷1か月 命、人権考える動き広がる・・追悼集会やライブ企画」
                        読売新聞 2016・08・27


19人が死亡、27人が重軽傷を負った相模原市緑区の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件。

26日で発生1か月を迎えたが、犠牲者の死を悼む献花は絶えない。

障害者の団体による追悼集会やライブイベントも企画され、事件を機にあらためて、命の大切さや人権を考える動きが広がっている。

知的障害を持つ当事者らが1000人規模で集まり、課題などを話し合う「ピープルファースト大会in横浜」(9月21、22日)では、一部のプログラムを変更。

横浜市中区の大さん橋ホールで開く全体会(同21日)で事件概要を報告し、花と折り鶴をささげて犠牲者を追悼する。

会場では、匿名報道などをテーマにディスカッションも実施。

障害者が希望を持って生きることができる社会の実現に向けた宣言も行う予定だ。

「第22回 ピープルファースト大会 in 横浜」HP
http://p1styokohama.wixsite.com/people-first


      ・・・

22年前に秦野市で誕生し、障害者と健常者のメンバーでつくるロックバンド「サルサガムテープ」は9月4日、東京都渋谷区のライブハウス「渋谷ラ・ママ」で、追悼ライブを開催する。

同バンドは事件を受け、ホームページで緊急メッセージを発表。

「平和とほほえみを生みだす人たちが、なぜ惨殺されなければならないのか」と憤り、「犠牲になられた方々の無念に、深い傷を負われた方々の苦しみに、祈りとロックンロールをささげましょう」と訴えた。



バンドリーダーのかしわ哲さん(66)は「障害を持った人たちの人生が、どうして不幸だと言えるのか。

他人が決めつけるのは間違っている。

今だからこそ、ロックで前向きなメッセージを送りたい」と思いを語る。

「サルサガムテープ」HP
https://salsagumtape.tumblr.com/


         ・・・

事件発生1か月となった26日、やまゆり園の正門前に設けられた献花台では、花を手向けて犠牲者を悼む人の姿が見られた。

NPO法人・自立生活センター立川(東京都立川市)の理事長を務める奥山葉月さん(46)は、自身も
骨形成不全症を患って車いす生活を続けている。

「障害を持つ仲間がこんな目に遭って、怖かっただろうなと思う。家族もつらいだろう」と悔しさをにじませた。

障害者を支援する立場としても「障害者が生きづらくならないか、影響を心配している」と言い、

「障害者が社会に不利益をもたらすという考えを持つ人は、見方を変えるべき。私たちが発信していかなくては」と力を込めた。


黒岩神奈川県知事は同日、「引き続き入所者やご家族、職員への支援に全力をあげていく。園の再生に向けた取り組みも本格的に進める」とのコメントを出した。

施設機能の再建を目指す津久井やまゆり園は、体育館などに一時避難する入所者30~40人を月内に「分園施設」に移す計画だ。

県によると、26日現在、34人が他の県立施設などに移動し、92人が園内で暮らす。

園や県などは、体育館で避難生活を送る入所者を中心に、園に近い施設に集団で移り、この場所を分園として扱う準備を進めている。

慣れ親しんだ担当職員も一緒に移るという。

移動する職員は20人程度を想定。

「事件直後に現場を見た職員が一時的に園を離れることで、心理的負担が軽くなることも期待している」(県幹部)という。

一方、園を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」の米山勝彦理事長は26日、「日がたつほど、悲しみと卑劣な行為への強い憤りを抑えることができない。事件を防げなかったのは痛恨の極みであり、亡くなった方がたの冥福を祈る」とのコメントを出した。

同会と県は同日、一部の遺族と面会。

面会は今月中旬に始まり、関係者によると、法人や県幹部がおくやみを伝え、犠牲者の「送る会」について意見交換したという。

          ・・・・・


上の記事を読むと、各地で追悼集会が開かれているということではありますが、やまゆり園自体では犠牲者の追悼式あるいは「送る会」が行われたのか、どうなのかがわからないという、不思議な感じがしました。

次は、上の記事に紹介されているライブイベントの記事です。




「障害者も一緒、音を楽しむ・・健常者と混成バンド 追悼ライブ」

                   読売新聞2016・09・06

相模原殺傷事件を受け、障がい者と健常者で編成するロックバンド「サルサガムテープ」が4日、東京都渋谷区のライブハウスで、犠牲になった19人を追悼するライブを開いた。

♪ ぼくなら そんなことはしないさ
 
  わらって ゆるしてやるさ

  しかえしなんか しないのさ
  
  それが ぼくたちなのさ



平和や友愛の心を込めたオリジナル曲「ぼくたちのこたえ」を演奏すると、満員の会場が歓声で答えた。

メンバー以外の障がい者らもステージでダンスを披露。

犠牲者の冥福を祈り、「障がい者も健常者も楽しさを分かち合うことができる」と訴えた。

バンドは、NHKの「うたのお兄さん」だったミュージシャン・かしわ哲さん(66)が22年前神奈川県秦野市でい知的障がい者たちと結成した。

現在のメンバー20人のうち13人は障害があり、バケツに粘着テープを貼った太鼓などを担当。

事件が起きたやまゆり園でも数回ライブを開き、入所者には元メンバーもいる。

逮捕された植松聖容疑者は「障がい者はいらない」「不幸をつくる人たち」などと供述しているが、この日のライブ会場に、障がい者と健常者を隔てる壁は存在しなかった。

脳性まひで幼い頃から車いすで生活してきたボーカルのYOUGOさん(23)は、ライブを終え、「音楽で誰とでもつながれることが実感できた」と充実感に浸った。

児童発達支援管理責任者として障がい児の支援に取り組んでいる笹本智哉さん(29)は、やまゆり園でも披露したというダンスで盛り上げ、「今回の事件で仲間が傷つけられた怒りや悲しみを、音楽で幸せな方向に向けたい」と話していた。

               ・・・・・

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