オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

大阪チェンバーオーケストラ 4/25公演

2017-04-26 20:38:02 | クラシック
 今回は、たまには生の音も聴いてみるかなと、関西室内楽協会の創立40周年記念演奏会として、大阪チェンバーオーケストラ 4/26公演を聴いてきましたので、その話です。

 ■1)きっかけ
 切っ掛けは、妻の習っているヴァイオリンの先生が出演されているので、”聴いてみる?”と妻から聞かれたので、生音を聴く機会はオーディオを趣味とする者として必要と思い、行くことにしました。以前の大阪市長の市政で文化予算が削られて在阪のオーケストラは結構厳しい状況もあるようですので、少しでもお役に立てればという意味と、生の音の確認という意味と、先生の演奏を聴いてみるという3つの意味が今回あります。

 ■2)大阪チェンバーオーケストラと、今回のプログラム
 これは、4/26の公演のプログラムを以下に載せます。

 左側が、大阪チェンバーオーケストラについての紹介で、指揮の河野さんが代表で、右側が今回のプログラムで、どの曲も演奏される機会が少ないとのことです。大阪チェンバーオーケストラは、約40年の歴史があり、室内楽・バロックが得意のようです。
 
 ■3)今回の演奏について
 私は、クラシックについては、ほぼ門外漢で、ジャズ・オーディオファンが聴いたクラシックはという観点での感想ですので、純粋なクラシックファンの方には参考にならないと思います。

 ①ストラビンスキー 小管弦楽のための組曲第一番・第二番
 これが、終わった時に、妻に、”ほとんど寝ていたね!”と言われたのですが、仕事の終わってから来たので、疲れがたまっており、この曲は、確かに記憶しているのはバスドラが何回か”どーん”と空気を切り裂くように、炸裂すると言う感じで鳴っていたことだけです。思い出したのは、ストラビンスキーがディアギレフのバレエ団の為に書いたバレエ”火の鳥”でこれも、バスドラが同じようにイントロや要所に効果的に鳴っていましたね。トロンボーンのグリッサンドは、今回は多分無かったと思いますが、何分寝ていたので確かではないです。私の大好きなストラビンスキーが聴けなかった。コンサートは19時からですが、仕事は休むべきでした。(反省)次の曲からは、覚醒しました。しかし、ストラビンスキーは、バスドラ使いだと言うことが判りました。

 ②O.レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第一組曲 作品109
 第一曲(小舞踏曲)は、流れるような弦楽のテーマの中に時折管楽器(フルート・オーボエ・ファゴット等)が対話を試みる。流れるようなテーマは、荘厳で遥かな地平から流れてくるような幻想的な感覚。
 第二曲(ガルアルダ)は、アップテンポの3拍子の舞曲。ピアノのイントロからスタートする。綺麗で華麗な音色のオーボエが、テーマを奏して弦楽との対話・交換が続いて、テーマが、フルート~オーボエと変わっていく。弦楽になった時に、ハイライトとして、チェロのソロが入るが、これが素晴らしい哀愁を帯びたビブラートを聴かせる。他の弦楽でのピチカートもいいアクセントを醸しだす。
 第三曲(ヴィラネッラ(田舎風に)、第四曲(パッソ・メッツオと仮面舞踏会)共に原曲の作曲者は不明で古い音楽に新たな色彩が加わっている。ミディアムファーストのテンポの管楽器のテーマに弦楽が対話のように交換して、ジャズで言う4バース風に、フルート~トランペット~ファゴット~チェンバロ~オーボエ~らと弦楽の交換を繰り返す。最後の方は、舞踏会のような軽快なダンス音楽になっている。

 演奏後に、ソロを取った、オーボエ、フルート、チェロ、トランペットの方が、ハイライトで挨拶。特にチェロの女性が素晴らしい情感豊かな滑らかなソロで気に入った。

 ③W.A.モーツアルト セレナータ・ノットゥルナ ニ長調 K.239
 ⇒この曲のみ吹奏楽は抜けた。
  第1楽章)行進曲 マエストーソ 男性ヴァイオリンソロのテーマにティンパニーが絡む展開。弦楽でのピチカートもいいアクセントを醸しだす。これは、如何にもモーツアルト。
  第2楽章)メヌエット 
 ヴァイオリン主体の弦楽のテーマが行進曲風でテンポよく、躍動感に満ちたセレナーデ風の響きに溢れ、心地よい。
  第3楽章)ロンド~アレグレット これも、ヴァイオリン3名がテーマを弾いて、ティンパニーが時にリズムを刻む。ソロは、3人の中で左の男性(芦原充氏)が取り、途中、コントラバスのソロ(弾む低音、うなる音ブーン)は流石に低い音で、その後、ヴァイオリンが、会話をすると思ったら、今度はソロを3人(男性⇒女性⇒女性)で回していって、ティンパニーのソロも入る。

 演奏後に、ソロを取った、ヴァイオリン3人、ティンパニー、コントラバスの方が、ハイライトで挨拶。

 ④R.シュトラウス 組曲『町人貴族』作品60
 これは、第十曲まであるので、特に印象に残った第十曲(宴会)について感想をお話します。
 宴会たけなわを表すように、全員がテーマを演奏。何でもありのドンチャン騒ぎで、全楽器で、派手なシンバル、トライアングルも鳴りぱなし、ティンパニーの連打から、オーボエのソロ(寄り添うのはコントラバスとハープ)になり、その次は、チェロのソロとなるが、ファゴットの寄り添いをバックに、叙情的な哀愁が漂う美しいビブラートが感情を細やかに表している。その次は、フルートと弦楽との交換に移るがコントラバスのバックで、ヴァイオリンも呼応する。最後は、又最初のように全員の演奏に戻り、トライアングルの合図で全員のフィナーレとなる。(繰り返しになりますが、このチェロのプレイが本当に素晴らしい)

 ③と④でヴァイオリンを弾かれた芦原さんが、③ではラフな黒い服装で、④では正装と服装をチェンジされていたが、作曲家に合わせてということなんですかね?それとも曲によってなのでしょうか?

 ■4)生のオーケストラと私のオーディオの音との差
 これを、客観的に評価するのは、非常に難しい。620A+2405Hで今日の演奏を録音したものを家で聴けることが出来れば、ある程度は感想も言えるのだが・・・家で聴ける今日の演奏と比較できるものとして、4/23の”題名のない音楽会”の演奏と比較してみた。4/23の曲は、B.ブリテンの作曲した”青少年のための管弦楽入門の音楽会”でした。これが比較対象とした理由は下記。

 1)ホールの状態が、ほぼ似ているのではないかと推測。今日は、大阪城ホールに近いところにある、住友グループのクラシック音楽専門の”いずみホール”というホールで非常に音が良いホールでした。中規模の821席のホールですが、クラシック専用でパイプオルガンも写真のようにあります。天井には、音の拡散のための、反射板が多数貼り付けていましたので残響等の音響特性も良いです。題名のない音楽会のホールは、4/23は、東京オペラシティですが、ここは1600席もあるので、規模は2倍ですが、同じクラシック専門でパイプオルガンもありで、ホール形状が似ていて残響も似ているのではと推測。
尚、会場の”いずみホール”は以下のような所です。(撮影禁止のアナウンス寸前の1枚)

 2)ほぼ同じ管弦楽の楽器を揃えている。また、TVでは司会の石丸さんが、一つ一つの楽器を解説してくれた。

 上記の2点を根拠として、比較してみた。差があったと感じたのは、バスドラの空気を切り裂く炸裂音である。これは、生だともろに腹にドスンと響く。そこまでのエネルギーは620A系(+2405H)でも得られない。他のスピーカーでは多分よりプアーだと思う。ヴァイオリン等の弦については、生は、全くストレスフリーな耳に優しい刺激のないソフトトーンの音がする。620A系の方も題名の方の弦で聞き比べると、そこそこの音だがこれは大きな差は無いと判断した。吹奏楽も同じく大きな差は無い。トライアングルが若干の音質の差がある。2405Hでも生のトライアングルの”キュイーン”という音のイの部分が若干不足しているように聴こえる。また全体的には、残響が生の方が、長めであるが、これは部屋自体の差であるので、どうしようもないが、録音の方の残響の入れ方もあるので、それにも関わってくる。また、良いホールは音が広がって定位感はない。クラシックは上手く録音できていれば、620A系でもそういう聴こえ方であるし、ホールでも極端に前の端席では、前にある楽器のみが大きく聴こえたりする。今回は、J20というド真中の良い席を取って頂いて素晴らしい音楽と出会えた。

 ■5)アンコール
 普段はしないが今回はしてくれたとのこと。マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲
 先ず、弦楽の美しいスローなテーマにオーボエが絡んで、次にフルートが来て、ファゴットも加わり、更にハープもクラリネットもコントラバスをバックに加わる。非常に美しい、癒されるメロディでおやすみ前にどうぞという感じの曲。
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JBL4331Aへのスコーカ(PE-20)追加評価

2017-04-24 11:14:17 | オーディオ
 4/15にアップした最後に上げたように、4331Aにスコーカとしてパイオニアの20cmフルレンジスピーカーのPE-20を追加する評価をしてみました。

 ■1)ユニット構成
 4/15でも説明した構成図を再度載せます。

 これをご覧いただけばお判りになるように現状のウーハー2231Aの代わりにPE-20を純正ネットワークである3131AのMF(中低音側)に繋いで、2231Aは、チャンデバで分けた100Hz以下に繋げばギリギリ繋がるはずです。PE-20は、120Hzから低下しているのでクロスは120Hzに成るかもしれません。

 ■2)実験風景
 以下が、実験した状況で、L側の4331Aで測定しました。

 4331Aの上にPE-20を置いて、PE-20のセンターは4331Aのユニットに合わせています。先ずクロスオーバー周波数を決める為に、マイク位置は4331Aのバッフルから80cmの距離で、高さ85cmのニアーフィールドで差が顕著に出るよう測定し、その後最適条件で、通常のマイク位置(ユニットセンター間1.5mで、L側スピーカーのセンターから2mの距離)でのF特を測定した。4331Aのバスレフ穴から出ている2系統の赤/黒色のスピーカーケーブルが、2231Aと3131Aに繋がっている線です。2231A側の線は、LP2020A+に接続し、3131Aからの線は、PE-20のスピーカー端子に逆相で繋ぎました。そして、4331Aのスピーカー端子へは、アナログアンプ(A-J7)を繋ぎました。チャンデバと各アンプは、こんな感じです。


 ■3)クロスオーバー周波数決め
 これの実験結果が下記です。

 ①~④は、チャンデバのクロスオーバー周波数を変えていったもので、①が60Hz、②は、120Hz,③は、160Hz,④は、200Hzです。青色のマルは、クロスオーバー周波数が、マルの中心になるようにしており、そこで繋いでいます。①は、60Hzですが、上側が繋がっていないので、青いマルの右側が落ち込んでいます。②の120Hzでギリギリ繋がっているようですが、つなぎ目にピークがありガタガタしています。③の160Hzでやっと繋がったと言う感じです。④でもF特は同じです。⑤は、160Hzで、低音のアンプLP2020A+の出力を少し下げてみました。③で40Hzに出ているピークを緩和しようとしたのですが、ピーク高さは少し減りましたが、形は同じです。⑥は、③の条件でPE-20を同相にしてみたのですが、160Hz以上はフラットになりましたが、100Hzにディップができます。
 ということで、最適クロスオーバー周波数は、160Hzとしました。

 ■4)最適クロスオーバー周波数160Hzでの各ユニットの特性
 これは、以下です。

 ⑦は、低音側(2231AL側)のみのF特、⑧が中音以上(PE-20+2420)のF特、⑨は、アンプをスイッチ(低音側を、アナログ(A-J7)、中音以上を、LP2020A+)してみたもので、⑩は、その場合で、アンプ出力を音圧がフラットになるよう調整した場合です。⑦から、40Hzのピークは、2231A自体で発生していることが判ります。⑧からは、160Hz以上が見事に繋がって、クロスの800Hzでも凹凸が無いことが判ります。音圧が同じ93dbとは言え3131Aは素晴らしい働きをしているのが判ります。⑨と⑩は、アンプに固有の問題があるかどうかを確認するために逆に繋いで見たのですが、⑩で音圧を合わせる様にしたF特を見た限りでは、③ともほぼ同じと見ました。

 ■5)実際の聴取位置でのF特
 今までは、ニアー・フィールドでの評価で微妙な差とか顕著にさせるためにしましたが、実際の聴取位置での特性が肝心ですので、それを見たのが以下です。

 ⑪は、160Hzクロスで全部のユニットを駆動した場合で、ニアーの場合に比べて、低音端20Hzでもフラットに、これは反射波・散乱波の寄与でなっており、③で気になった100Hz付近の低下も気にならないレベルになっています。⑫は中音以上のF特ですが、これも問題ありません。⑬は、低音側のみのF特ですが、⑦のニアーの場合と比べると、反射波・散乱波の影響で凹凸が滑らかになっています。⑭は、レファレンスとして現状のシステム620A+2405Hの⑪と同じ相対聴取位置でのF特ですが、⑪との差は、やはり20Hz端での落ち込みが620Aでは若干大きいです。これは2231Aのボイスコイルに装着されている35gのアンチモンウエイトによるf0=16Hzの威力ですね。

 【結論】
 4331Aにスコーカとして、PE-20(パイオニア)を追加したが、クロスオーバー周波数160HzでF特的には一応繋がった。今後、トーンバーストによるタイムアライメントで前後位置を追い込むことも検討する。

 少しアートペッパーを等を聴いて見ましたが、良い感じです。中低音の曇りを解消できたかを本格的に聴いて見るには、京都の実家に置いてある残りの1台(木目のまま)をこちらに持ってくる必要があります。620Aのような風のような弾む低音を持った重低音が両立して4331Aで得られるかが課題です。
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LP2020A+のポップ音対策(OFF時) (6/21に更に改善の記事を追加)

2017-04-23 11:29:38 | オーディオ
 4/14にON時の対策をアップした最後に、OFF時もやりますと記載していたように、今日やってみました。その時に紹介したのは、みやけ様が、”みやけdenkiのブログ”で2013.9.30にアップされていたトランジスタを2個スイッチとして使う対策でしたが、最新の2017.3.30のアップ分でジャンパー線1本追加のみという画期的な対策を載せておられたので、それについて質問及び挨拶を兼ねてメールをしたところ、丁寧な返信も頂き、感激した次第です。みやけ様ありがとうございました。
 ■1)LP2020A+のポップ音対策(OFF時)回路
 先ず、回路から紹介します。

 2013.9.30にアップされていたトランジスタを2個スイッチとして使う追加回路は、上の左側のマルで囲んだ回路で、TA2020の30Pin(5V発生)をトリガーとして、電源スイッチ前の12V(12VD)を赤線経由で右側のマルで囲んだ1/2VDD(=6V)発生回路に供給するスイッチ回路です。これで、TA2020とプリアンプであるオペアンプ(4558D)の3Pin、5Pinの+オフセット電源入力が同期するので、ポップ音が消えます。これでもいいのですが、パーツ4個も不要な対策として、最新の2017.3.30のアップされたのは、回路図の黄色で示したジャンパー線1本追加で済むという対策です。同期すること自体は、同じですが、TA2020の30Pinの5Vを直にプリアンプであるオペアンプ(4558D)の3Pin、5Pinの+オフセット電源入力としています。正に同期するので対策となります。4558Dの+バイアス電源の電圧が5Vに減るので下側のダイナミックレンジは、5/6に減りますが、LP2020トータルのダイナミックレンジはTA2020のデーターシートのピンアサインで14Pinを見れば、変わらないことが判ります。

 ■2)ジャンパー線追加改造
 最初に、TA2020の30Pinに5Vが出ていることを確認したのが下記です。

 ちゃんと、5V出ていますね。次にC29の+側が、1/2VDD=6Vである確認です。

 ほぼ6Vです。次に、ジャンパー線をしたC29の+側が、1/2VDD=6Vなのか、TA2020の5Vなのかの確認です。

 これは、競合していますが、TA2020の5Vが勝っていますね。これで同期は完了です。

 スピーカーをつないで、ポップ音を確認しましたが、ON・OFF共に全く音がしなくなりました。
 
 これで、LP2024A+が故障した代替として、LP2020A+を60Hz以下の低域用に2231Aに繫ぐ準備ができました。しかし、最近2231Aなしで聴いていますが、620Aの低域もダンピングというか弾む低音が聴けますので、敢えて2231Aを追加する必要も感じなくなってきました。サンサーンスの「オルガン付き」とか、R・シュトラウスの「ツァラストラはかく語りき」とかショスタコーヴィッチ「交響曲第5番」の重低音が聴きたいときには、チャンデバを引っ張り出すことにします。
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液晶TVの音の評価

2017-04-21 12:25:04 | オーディオ
 今回は、前回紹介したTV(ハイセンスHS55K220)についているスピーカーの音の評価をしたのでその話です。音楽番組を聴く場合は、イヤホンジャックからアナログアンプを通して620A系に繋いで聴くので、このTV内蔵スピーカーには期待はしていませんが、とりあえず評価しました。
 ■1)評価条件
 1回目は、2016.7.3に実施しましたが、これは、通常の聴く位置を想定して、TVから1.5mの距離でマイク高さは、43cmでF特を見ました。2回目は、2017.4.19に実施で、これは、近接でパルス応答を見ましたので、TVから0.6mの距離でマイク高さは、28cmです。2回目は、以下のような状況で、青色の小型三脚を使いました。


 ■2)TVで使っているスピーカー
 これは、マニュアルの仕様にも載っていませんが、TV裏面のスピーカーのあるところに空いている穴から推定すると、横20cmで縦6cmの小判型のコーン紙領域を持つスピーカーで、アンプのパワーは、10W×2です。

 ■3)F特の評価
 以下に、評価結果を載せます。

 左上がTVのトーンコントロール無し(低音+0、高音+0)ですが、低音は、120Hz位から20db/OCTで下がっており、高音は、8KHzから20db/OCTで下がっています。右上は、TVのトーンコントロールで、低音+5、高音+5にしたものですが、ほとんど変わりません。左下が、更に低音+10、高音+10にしてみたのですが、低音と高音が、3db位上がったようですが、基本的な傾向は変わりません。右下は、更にサラウンドを加えたのですが、F特は同じでした。40万の法則に照らし合わせると、上が8KHz落ちなので下は50Hz位まで伸びていれば、良いのですがそれは望めません。中心の630Hzから見ても左右対称にするには、低域がもう少し欲しいですね。

 ■4)トーンバースト評価
 これは、近接評価ですが、以下にデータを載せます。

 近接評価では、F特は、1KHz~2KHzにディップが見られます。又、低音は、120Hzから最初50db/OCTで急峻に落ちてから20db/OCTになります。少し離れた1.5mの距離では低音は上のように反射波が効いてなだらかになりますが、ユニット自体の実力はこっちです。トーンバーストの方は、100Hzでは、何とか4パルスに収まっていますが、1KHzでは、5パルス位になっています。5KHzでは、2パルスにはなっていますが、ー側が無くなっていたりして形は良くない。パルス応答から見ると、ダンピングが緩い応答なので、磁力が弱いことで制動が利いていないことが考えられます。

 ■5)音の印象
 液晶TVなので、TVの内部容積も小さく、内臓スピーカーでは、どのTVでも大した音は出ないと思います。しかし通常の番組を見ている限りでは、そんなに不満はありません。最初に書いたように、音楽番組(NHK教育で日曜の21時からやっているクラシック音楽館等)では、620A系で聴きますので、問題はありません。デジタル入力のできるアンプを買えば、光ケーブルでデジタルの音が聴けますが、まだそこまでやる気はありません。また、意外なことですが、例えばNHKの大河ドラマの昨年の”真田丸”や、”精霊の守り人 悲しき破壊神”でも、620A系で聴くと定位・位置・方向とか場所とかも判る位の迫真の音響が再現できますので、特に戦闘シーンではドキットする程のリアリティが感じられ、今時はTVでも凄く良い音響効果のシーンが聴け感動します。録音・通信技術の進歩は素晴らしいです。
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液晶TVの選定

2017-04-20 11:12:52 | オーディオ
今回は、去年TVを購入した時に選定した経緯についてお話します。

 ■1)液晶TVの選定の優先順位
 去年の4月頃に、従来のTVはシャープの亀山モデルで画質は良いのですが、29型でスポーツやYOU TUBEの動画を見るとどうしても迫力が不足ということで、購入前提で価格.COMでレビューを見てみました。そしたら、”迷ったら大きい方を選べ”と言うコメントがあり、それを先ずは方針の1つにしました。次に比較表を作り優先順位を以下に決めました。
 ①PCからTVに繋ぐことができる。今のPCはTVの画像用出力はD-sub15pinの端子ですので、それが使えることが、必須です。
 ②省エネ基準が最新基準で満たす。
 ③可能な最大サイズ・・・今のスピーカーは、センター間で1.5mしか離れていないので、55型がMAX。
 ④場所を再々移動するので、軽いこと。
 ⑤画質は、フルHDで十分。

 ■2)50型前後で比較表の作成
 これを検討するのに、比較表を作ったのが下記です。実際に作った表は、項目が約2倍あったのですが、列を隠して見やすくしました。隠し列のアルファベットの分がそうです。

 先ず、①のD-sub15pinの項目がX列にありますが、これが満たせるのが、この時点で黄色のハッチングの3社(ハイセンス・シャープ・三菱)でした。

 ■3)選定結果
 三菱電機は私が在籍した会社ですが、残念ながら、チューナーが1個しかなく落としました。②の省エネについては、シャープが一番良いのですが、ハイセンスもまあまあです。③については、55型のハイセンスと、シャープの50型で最後まで迷いました。④については、ハイセンスの55型が、シャープの50型より軽く有利です。⑤については、ネットを検索してみたら、ハイセンスは、4角が暗いという2chがありました。これは、実機を確認しないとということで、塚口にある”ツカシン”の中のジョーシン電機で確認したら、4角が暗いということは全くありませんでした。シャープと比べると若干画質の細やかさが落ちるのと、少し暗いように見えましたが、これは調整可能と判断しました。

 ■4)購入
 上記の検討結果+③のサイズ検討を詳細に図面検討して、55型でも何とか620Aのホーンが隠れないとの結果から、”迷ったら大きいのを選べ”と言う先人の教えも考慮して、ハイセンスのHS55K220 [55インチ]に決めました。ジョーシンネットで期間限定で69800円という破格の値段で売っていましたので、昨年5月に購入しました。当時よく、Jaap van Zweden指揮の大好きなストラビンスキーのThe Rite of SpringをYOU TUBEで見ていて、これを大画面で見たいなと思っていましたが、その画像が以下です。

 指揮者は、見てもあまり感動しませんので、演奏者も載せます。この演奏者は実物大で写っています。

 55型より大きいと、マルチセルラホーンが隠れてしまいますので、これは音に影響しますが55型だとギリセーフです。画質も購入したままでは普通でしたが、調整が色々あって、最終的には十分満足できるレベルまで調整で追い込むことができました。尚、今はこのTVは旧機種になりほとんどネットでも買えないようですが、昨日検索したらアマゾンで11.5万円以上で新品と中古も出ていました。1年前より値上がりしていますね。やはり性能が良くて値段が安いことが浸透したんですかね。又、外付けHDDによる録画もしてみましたが、バッファローの2Tで全く問題なくできました。このTVでしか使えないという制約もありますが、自分が使う範囲では問題は無しです。
 ■5)ハイセンスについて
 このTVを買うまでは、知りませんでした。しかし、調べて見たら中国の海信グループと言う会社で中国ではTV販売数が1位とからしく、世界でも1位:三星、2位:LGに次いで3位で、数年前3位だったソニーを抜いています。技術も、日立と技術提携をしていて、日立TVの製造元で、ハイセンスのTV自体Woooの廉価版というような話もありますが、真偽は不明で、操作はWOOOと似ているとのことです。ですので、技術的にも日本メーカーの血を引いていますのでしっかりしています。また、TVについてはハイセンスが3年保証をしてくれるというのも安心できるし、自信があるのが伺えます。

 次回は、このTVの音を評価して見ましたので、その話をします。

 

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