オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

神戸大学 交響楽団 サマーコンサート 2017

2017-06-12 18:35:16 | クラシック
 今回は、娘の友人2人が6/11(日)の上記コンサートのヴァイオリンで出演すると言うことで、家族で聴きに出かけたのでその話です。前に大阪チェンバーオーケストラについて上げましたので生の音、第二段です。やはり、たまには生の演奏会を聴かないと耳が偏ってしまいます。入場料も1000円と安いので気軽に行けます。6/18(日)には、同じく1000円で私の大好きなショスタコービィチのNo5があるので、芦屋ルナホールに行こうかなと思っています。(芦屋フィルハーモニー:14時~)

 ■1)公演情報
 日時は、6/11(日)18時開演で20時終演で演目は下記。

  ①”エグモント”序曲 op.84  (8分) ベートーベン    小川 拓人 指揮
  ②”交響曲第四番” ニ短調op.84 (30分)シューマン    蔵野 雅彦 指揮
  ③”交響曲第四番” へ短調op.36 (42分)チャイコフスキー 蔵野 雅彦 指揮
  ④アンコール  ハチャトゥリアン: 組曲「仮面舞踏会」:ワルツ 蔵野 雅彦 指揮

 ■2)公演会場”神戸文化ホール”の大ホールの感想・音の印象

 場所は、高速神戸駅下車の、”神戸文化ホール”です。以下、建物の写真

 大ホールでの演奏前は、こんな感じ

 アンコール後は、こんな感じ

 多目的ホールと見えて、壁や天井の拡散板等はあまり見られません。音響の印象は、舞台に音が拘束されている感じで、直近で聴いたクラシック音楽専門の”いずみホール”に比べると音が観客席に広がってくるという感じが少ないと思う。大ホールで中央より後ろの席であった影響もあるのかもしれません。

 ■3)演奏を聴いて
 前回も書いていましたが、私は、ジャズファン、クラシックは門外漢ですので、感想といってもあてにはなりません。クラシックの良し悪しを論ずる程の見識はありませんので。

 ①”エグモント”序曲 op.84  (8分)  ベートーベン    小川 拓人 指揮   
 スペイン国王の圧制に苦しむオランダで英雄が出現、しかし、そのエグモンド伯爵は抵抗するも逮捕され、牢獄に入り絞首刑が決まる。しかし牢獄の中で夢を見たら、恋人のクララが女神で現れ、彼の死がオランダに自由をもたらす事を教えてもらう。
 演奏は、最初は荘厳なテーマが弦によりスローでスタート。直ぐに荒れる海を想起させる荒れたテーマが管によりリレー(HR~FL~FG)で奏される。ここは、エグモントの抵抗と逮捕のシーン。その後、管のゆったりとしたテーマ(これは、牢獄の夢の中か?)、音は柔らかいトーンでソフトに耳元でささやく。CLとFLが寄り添っている。その後、徐々に盛り上がりティンパニーも入ってくる。弦中心に時折、HR&FGが参入し、クライマックスには、全楽器のファンファーレ、勇壮で強いトーンの行進曲風にエンディング。この最後は、彼の死と引換のオランダの自由を示している。指揮者は、学生さんですが、非常にがんばっていたと思います。

 ②”交響曲第四番” ニ短調op.84 (30分) シューマン    蔵野 雅彦 指揮
 シューマンが妻にプレゼントした曲。結婚後の2番目に作曲したが、初演での反応がイマイチ。それで大規模な改定を加えて再演されたところ、好評を得た。今回は、改訂版。改訂版には楽章の切れ目が無いため、切れ目が曖昧ですが、4楽章になっている。
 イントロは、ティンパニーに伴われた弦でテーマがスタート。Tp以外が鳴る勇壮なテーマより始め、Tpも加わる。最初は若くて希望に溢れる力強いテーマで、そこから一転、暗いパートになる。ここは人生の苦しい時、そこを切り抜けて何回も再生する。運命に苛まれる人生の物語を表すように、勇壮な行進曲風のテーマと、セレナーデ風のテーマが交互に繰り返す。最終的に、セレナーデ風のテーマからPPになって、そこから快活なテーマになるが、ここが人生の充実期を表しているようだ。その後、指揮者が天を指し、クライマックスとなり、一瞬のブレークの後、全体が爆発的に鳴り響く。ここは妻との人生の喜びを表しているように思われる。

 ③”交響曲第四番” へ短調op.36 (42分) チャイコフスキー 蔵野 雅彦 指揮
 世に言う名曲で圧倒的な演奏回数を誇る。独的な作曲技法とロシア民謡を用いた独自の音楽を構築するチャイコフスキーが期待を込めて作曲した白鳥の湖が、失敗に終わり、大きな壁に突き当たっていた時期(1877年作)の作。私的にも妻との同居生活も破綻し、モスクワ川に身を投げたが一命をとり止め、妻から逃げる為スイス、イタリアに逃亡。公私共に最も過酷な時代だったが、それでも混乱した精神を落ちつかせ、音楽家として再生できたのは、パトロンであるメック夫人を中心とした周りの支えがあったからとか。こうした激動期に彼女らの支えにより書き進められたのが本作。冒頭のファンファーレは、”運命”に例えられるが、熱狂的な勝利を祝うフィナーレに至るまでの42分は作曲者の心情を投影しているということです。

 第一楽章 へ単調 序奏付きソナタ形式
 悲劇的な暗さ、真摯な激しさ、そして複雑な構成を持つ。Cbが悲壮な、不安なテーマを奏す。しばし、弦も管も不安を唄う。管のリレー(FG~CL~FL~OB等)の後、最初のティンパニーに先導されたクライマックスから落ち着いた調子の管(FG~FL~OB等)のテーマへ移る。ここからは、その繰り返しで、最終的にティンパニーの連打を伴うクライマックスでエンディング。

 第二楽章 変ロ単調 複合3部形式
 寂しさや憂いに満ちた甘いメロディが魅力的な極めて歌謡的な楽章。作者が語るには、”悲哀のもう一つの相を表す。仕事に疲れた夜の憂鬱な感情です。こんなにも多くの色々なことが皆過ぎ去ってしまったというのは何と悲しいことでしょう。”
 演奏は、甘美なOBでスタートし、管(FL/FG・CL等)の寄り添いで弦へバトンが渡る。ダンス音楽のように優美なテーマ。第一楽章で味わった苦悩とはうって変わって憂鬱というよりは、穏やかな愛を感じる。第一Vnのテーマに第二Vnのピチカートが寄り添い管も加わって、管と弦の交感でエンディング。

 第三楽章 へ調調 3部形式
 表題のスケルツォは、弦楽器のピチカートに彩られ、その軽快なリズムと音の配色により独特の音楽的効果をもたらすとのこと。作者が語るには、”ここにあるのは、気まぐれな唐草模様。酩酊の最初の段階で、我々の脳裏に滑り込んでくるぼんやりとした姿です。”
 演奏は、CBを始めとする弦のピチカートで早いテンポで始まる。管(FL~OB~CL~Tp等)のテーマに弦のピチカートが寄り添う。ホルストの”惑星”で言えば、丁度、”水星~翼のある使者”のムード。ここで彼の心が癒しに向かっていることが判る。

 第四楽章 へ調調 自由なロンド形式
 強烈な全合奏によるffで幕を開ける。第二テーマロシア民謡の”野に立つ白樺”をモチーフにしたもので、この美しいメロディが様様な形に解され、そして絡まりながら進行する。緩むことのない緊張感、目まぐるしく変転する喜怒哀楽、その果てに、ティンパニーやシンバルの連打による躍動的な嵐のフィナーレを迎え強烈に全曲を結ぶ。
 演奏の感想は、上記解説の如く、いきなりの、”クライマックス”…バスドラ・ティンパニー・シンバルのバーン、私の隣でスヤスヤと寝息を立てていた学生君も流石に起きた。でも彼は又寝たが…ブレーク後、TGも鳴りだす。又、バーン~管(OB~FL)~弦と強い調子のテーマが来て、一転静かなテンポへ。そこから又速くなったりと、静と動を繰り返す。最後は、指揮者が天を指し、クライマックスとなり、ティンパニーが爆発的に鳴り響く。ここは彼の苦しい境遇に打ち勝った喜びを表しているように思われる。


 
 
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