オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

JBL4331Aへのスコーカ(PE-20)追加評価

2017-04-24 11:14:17 | オーディオ
 4/15にアップした最後に上げたように、4331Aにスコーカとしてパイオニアの20cmフルレンジスピーカーのPE-20を追加する評価をしてみました。

 ■1)ユニット構成
 4/15でも説明した構成図を再度載せます。

 これをご覧いただけばお判りになるように現状のウーハー2231Aの代わりにPE-20を純正ネットワークである3131AのMF(中低音側)に繋いで、2231Aは、チャンデバで分けた100Hz以下に繋げばギリギリ繋がるはずです。PE-20は、120Hzから低下しているのでクロスは120Hzに成るかもしれません。

 ■2)実験風景
 以下が、実験した状況で、L側の4331Aで測定しました。

 4331Aの上にPE-20を置いて、PE-20のセンターは4331Aのユニットに合わせています。先ずクロスオーバー周波数を決める為に、マイク位置は4331Aのバッフルから80cmの距離で、高さ85cmのニアーフィールドで差が顕著に出るよう測定し、その後最適条件で、通常のマイク位置(ユニットセンター間1.5mで、L側スピーカーのセンターから2mの距離)でのF特を測定した。4331Aのバスレフ穴から出ている2系統の赤/黒色のスピーカーケーブルが、2231Aと3131Aに繋がっている線です。2231A側の線は、LP2020A+に接続し、3131Aからの線は、PE-20のスピーカー端子に逆相で繋ぎました。そして、4331Aのスピーカー端子へは、アナログアンプ(A-J7)を繋ぎました。チャンデバと各アンプは、こんな感じです。


 ■3)クロスオーバー周波数決め
 これの実験結果が下記です。

 ①~④は、チャンデバのクロスオーバー周波数を変えていったもので、①が60Hz、②は、120Hz,③は、160Hz,④は、200Hzです。青色のマルは、クロスオーバー周波数が、マルの中心になるようにしており、そこで繋いでいます。①は、60Hzですが、上側が繋がっていないので、青いマルの右側が落ち込んでいます。②の120Hzでギリギリ繋がっているようですが、つなぎ目にピークがありガタガタしています。③の160Hzでやっと繋がったと言う感じです。④でもF特は同じです。⑤は、160Hzで、低音のアンプLP2020A+の出力を少し下げてみました。③で40Hzに出ているピークを緩和しようとしたのですが、ピーク高さは少し減りましたが、形は同じです。⑥は、③の条件でPE-20を同相にしてみたのですが、160Hz以上はフラットになりましたが、100Hzにディップができます。
 ということで、最適クロスオーバー周波数は、160Hzとしました。

 ■4)最適クロスオーバー周波数160Hzでの各ユニットの特性
 これは、以下です。

 ⑦は、低音側(2231AL側)のみのF特、⑧が中音以上(PE-20+2420)のF特、⑨は、アンプをスイッチ(低音側を、アナログ(A-J7)、中音以上を、LP2020A+)してみたもので、⑩は、その場合で、アンプ出力を音圧がフラットになるよう調整した場合です。⑦から、40Hzのピークは、2231A自体で発生していることが判ります。⑧からは、160Hz以上が見事に繋がって、クロスの800Hzでも凹凸が無いことが判ります。音圧が同じ93dbとは言え3131Aは素晴らしい働きをしているのが判ります。⑨と⑩は、アンプに固有の問題があるかどうかを確認するために逆に繋いで見たのですが、⑩で音圧を合わせる様にしたF特を見た限りでは、③ともほぼ同じと見ました。

 ■5)実際の聴取位置でのF特
 今までは、ニアー・フィールドでの評価で微妙な差とか顕著にさせるためにしましたが、実際の聴取位置での特性が肝心ですので、それを見たのが以下です。

 ⑪は、160Hzクロスで全部のユニットを駆動した場合で、ニアーの場合に比べて、低音端20Hzでもフラットに、これは反射波・散乱波の寄与でなっており、③で気になった100Hz付近の低下も気にならないレベルになっています。⑫は中音以上のF特ですが、これも問題ありません。⑬は、低音側のみのF特ですが、⑦のニアーの場合と比べると、反射波・散乱波の影響で凹凸が滑らかになっています。⑭は、レファレンスとして現状のシステム620A+2405Hの⑪と同じ相対聴取位置でのF特ですが、⑪との差は、やはり20Hz端での落ち込みが620Aでは若干大きいです。これは2231Aのボイスコイルに装着されている35gのアンチモンウエイトによるf0=16Hzの威力ですね。

 【結論】
 4331Aにスコーカとして、PE-20(パイオニア)を追加したが、クロスオーバー周波数160HzでF特的には一応繋がった。今後、トーンバーストによるタイムアライメントで前後位置を追い込むことも検討する。

 少しアートペッパーを等を聴いて見ましたが、良い感じです。中低音の曇りを解消できたかを本格的に聴いて見るには、京都の実家に置いてある残りの1台(木目のまま)をこちらに持ってくる必要があります。620Aのような風のような弾む低音を持った重低音が両立して4331Aで得られるかが課題です。
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