オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

JBL4331Aのインパルス応答

2017-06-28 15:41:57 | オーディオ
 前に620Aのインパルス応答を評価しましたので、今日は、JBL4331Aのインパルス応答を評価しましたので、その話をします。

 ■1)実験風景
 先ずは、以下のようにツイーターである2420の中心軸上で超ニアーフィールドの10cmの距離で、ホーンレンズ無しで評価しました。

次に、10cmの距離で、ホーンレンズ有りで評価しました。

 次に、ウーハーである2231Aの中心軸上で10cmの距離で評価しました。

 今までは、単体ユニット評価で、以降は、2Way共駆動して、少し離して(45cm)高さを変えて評価しました。先ず61cm高さです。

次に、ツイーターの高さ71cmです。

 次は、一番下げて、高さ51cmです。


 ■2)結果
 先ずは、各ユニットのインパルス応答です。条件は、620Aの時と同じで、+パルスで繰り返し周期は、100Hzです。

 ①は、ツイーター2420のホーンレンズなしの応答です。620Aの同軸ツイーターよりも綺麗なほぼ理想的な応答です。尚、620Aとはボイスコイルの巻く方向が逆ですので、620Aとは逆のー側が主応答です。②は、2420にホーンレンズを付けた時の応答です。主応答のー側のパルス高が、2割方ダウンしています。パルスは減衰することが判りますが、F特がほぼ同じ音圧であることは、最後に示します。静的な正弦波は再現できてもパルスは鈍ることが判ります。また、赤丸で囲んだ所は、①よりギザギザしていますが、これはホーンレンズによる多重反射波を示しています。これが2.5ms位続きます。主応答で2割消えた分のエネルギーがこの2.5msに現れたとも言えます。③は、ウーハーである2231Aの応答です。これも620Aと同様鈍った正弦波状の波です。レベルも低いのでノイズレベルとも言えます。次は、2Way駆動のインパルス応答です。

 2Wayの場合は、JBLはALTECのように同軸ではありませんので、どちらのユニットに近いかで応答は全く違います。これが、同軸でないことの欠点です。先ずは、ホーンレンズ有りで、マイク高さを51cmから高さを上げていきました。④が高さ51cm、⑤が61cm、⑥が71cm(2420の中心軸の高さ)です。51cmの場合は、ウーハーの波が少しみれますが、水色の〇で囲んだ部分です。2420より20cmも低いのでインパルス応答もかなり低いです。次は、⑤の61cmですが、水色のウーハー波も見れますが、非常に小さくなりますが、2420の応答はかなり大きくなります。⑥の71cmが2420の中心軸の高さになりますが、ここまで高いと2420の応答も高く、赤〇で囲んだホーンレンズの多重反射も見えてきます。⑦は、⑥の状態からホーンレンズを取り外しましたが、レベルが振り切れたので、アンプのVrを10時まで下げています。理想的な応答です。
 尚、④で水色の〇で囲んだウーハー波と2420の主応答の時間差は、約0.83msですので、28cmの距離です。これはもろに、2231Aと2420の仮想振動源の距離差と思います。距離差分の時間は遅れて、2420の音は届くと言うことです。2420のホーンである、2312は奥行き29.3cmですが、ダイヤフラムはその奥5cm前後でしょうし、2231Aも振動源はコーン紙とボイスコイルボビンの交点で5cmは奥になるので28cmの間隔は妥当なところです。ネットワークによる位相差は大きくは無いということです。

 ■3)F特
 中間的なマイク高さである、61cmでF特をホーンレンズ有り無しで採ってみました。

 インパルス応答では、2割ダウンしていましたが、F特的には、ほとんど音圧は同じようです。実際の音楽はパルスですので、インパルス応答の方が、情報量が多く実態を反映しているように思います。
 この面で見ると、ホーンレンズは百害あって、という気もしますが、水平方向の指向性が広がるというメリットがあると言うことですので、必要悪、というか苦肉の策、のようなものと思います。
 また、620Aとの決定的な差は、620Aの場合は、ウーハー波の時間的中心にツイーター波が来ていましたが、4331Aの場合は、④から明らかにウーハー波の後でツイーター波が来ているので、その点では、620Aに利があります。
 私は、3Way以上のスピーカーは余り好きではなかったのはインパルス応答的に聴いていたのかもしれません。
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