オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

604-8Gと2405Hとのインパルス応答によるタイムアライメントの測定

2017-07-01 09:38:32 | オーディオ
今回は、620A(604-8G)と2405Hとのインパルス応答によるタイムアライメントの測定についてです。従来は、トーンバーストで評価してきましたが、よく考えるとインパルスの方が精度が高いかと考えました。

 ■1)トーンバースト波とインパルス応答の差
 従来、620A(604-8G)と2405Hとのタイムアライメントは、5KHzのトーンバースト波で評価していました。評価結果は、2405Hを26cm奥に設置するということでした。この場合は、1/2の波長なので、パルス幅は、10KHzに対応した0.1mSです。WG(WaveGene)の+パルスは、前に購入したオシロを紹介したときに測ったのですが、パルス幅は70μS(以下写真)でしたので、約3割は細いパルスで測定できるということになり、その分精度が向上します。


 ■2)実験風景
 これは、同軸ではない2つのユニットの測定になりますので、10cmのマイク距離では不可能です。前にもやったように、お互いのユニットからある程度離れて、且つ等距離と言う条件から、マイク距離は45cm、マイク高さは、104cmとしました。以下写真

 マイク距離90cmまで広げた場合も評価しました。以下

 尚、2405Hについては、超ニアーフィールドでの詳細評価もしましたが、写真は以下。


 ■3)実験データ
 これは、先ず以下のデータから紹介します。

 ①は620Aのバッフル面から15cm奥に設置した時で、順に②が17cm、③が19cm、④が20cmの場合です。この中では、④の20cmの場合が、P-Pの波高値が高く、606-8Gのツイータと2405Hのインパルス波が互いに強め合っていると予想されます。次はもっと奥に設置したデータです。

 ⑤が、21cm、で1cm刻みで奥に設置したデータで、⑧が24cmのデータです。この辺りは、2つのユニットが旨く位相が合っていないように見れます。次にデータを2つ纏めて示します。

 以上を、詳細に吟味した結果、当初26cmとトーンバーストの時と同じと結論しましたが、考え直して20cmが最も2ユニットの波が同相で高めあったフェーズの合った波形となっていると結論しました。トーンバーストの時も、20cmと26cmが同レベルで迷ったのですが、今回も迷いました。決め手は、波形的にはほとんど差は見られないので、■4)で評価した距離による波形劣化を考えるとなるべく手前のデータを優先することとしました。しかし、26cmでも良い様な気もするのですが、一応今は、20cmです。でも、あまり大きな差はありません。

 ■4)空間中を進行する音波の波形変化 (データを7/1、2に取り直して内容を変更しました。)
 上記を測定している時に、前に超ニアーフィールドで各ユニットのインパルス応答を取っていた時と比べて、マイク距離が遠くなると応答波形が変化してくると感じました。そこで、各ユニットのマイク距離10cmと45cmと90cmのインパルス応答波形を比べてみました。マイクは基本ユニットの中心軸上に来るようにしましたが、604-8Gは2cmづらしました。結果は下記。

 ⑯が、2405Hでマイク距離10cm、⑰が45cm、⑱が、90cmの応答です。⑲は604-8Gのマイク距離10cm、⑳が45cm、(22)が90cmです。
 2405Hは、⑯では非常にパルス幅が小さい理想的な応答波形であるのに対し、⑰の45cmの時は、3パルス目以降が若干大きくなっています。(⑱の90cmも同様)この場合は、距離が離れていくに従って付帯波が乱れていくように見えます。

 604-8Gについては、、⑱⑲(22)とマイクを遠ざけるに従って、最初の主応答の+パルスの波高が相対的に下がっています。次にくるーパルスを揃えていますので、最初の+パルスが距離とともに減衰するのは理由は不明ですが変化しています。尚、マイク高さは、マルチセルラホーンの中心から2cm高い84cmにしています。(中心高さの82cmに合わすと、真ん中にある仕切り板の延長線上になり変な反射を受ける可能性があるので少しシフトしました。)

 又、⑯を見ますと、2405HはJBLですのでボイスコイルの巻き方がALTEC含めた一般のメーカーとは逆になりますので、給電は604-8Gとは逆位相で接続しているにもかかわらず、ーパルスでスタートしているように見えます。⑯の水色のマルで囲んだところが+パルスのように読めないでもないですが、小さ過ぎます。⑲の604-8Gの方は、明らかに+パルスで始まっていることが判りますのでこれと⑯も同じように+パルスで始まるはずです。これは、⑩でも、水色のマルで囲んでいます。スペースの関係で、1.5μFのパスコンをー側に付けていますが、電気的には関係ないはずです。この点は、まだ完全に納得できていません。

 尚、単体のユニットとして、2405Hと604-8Gのツイータを比較した場合は、⑯のJBLの方が、⑲の604-8Gのツイータよりレスポンス上は優れています。6/28に上げた2420の応答はもっと優れていました。インパルスレスポンスの形の順番で言うと

 2420>2405H>604-8Gのツイータ

 となりますが、楽器の音がそれらしく、またライブ感がより鮮明になるのは、604-8Gのツイータです。

 ■5)2405Hを26cm⇒20cmに設置位置を変更した時の視聴
 少ししかまだ聴いていませんが、ドーハムのクワイエット・ケニーとかマイルスのマイファニー・ヴァレンタインとか聴いた限りでは、後者のライブ感がより鮮明になったような気がしますが、プラシーヴォかもしれませんね。

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