オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

2405Hと620Aのタイムアライメント改善~mm単位の追い込み~

2017-10-08 09:02:26 | オーディオ
 前回、10/1にTW3001のタイムアライメントを紹介した時に、最終的にはmm単位の追い込みをしましたが、その時リファレンスとした2405Hのー側のインパルス応答のオシロ波形がダブルピークになっており、これもmm単位で追い込みが必要と言っていました。今回は評価方法の見直し(マイク位置)も含めて改善してみました。

 ■1)評価方法の見直し(マイク位置)
 マイク位置については、水平距離と高さの2点があります。
 距離については、2405Hと604-8Gの高さが、125cmと82.5cmですので、42.5cmの差があり、ある程度距離を離す必要があり、1mとしています。これは変えれない。
 マイク高さについては、従来125cmと82.5cmの中間の高さの103cmとか104cmを計算で出して使っていました。しかし、高さによって波形のP-P値とか形が変わっていますので、これを変更して、P-P値が最大の高さに変更しました。良く考えると、2405Hは、620Aの天板の上に乗っていますので、音が天板で反射されたり吸収されたりするので、2405Hからの放射音はマイクに到達するのに減衰します。ですから、それを補うには、マイクは中間高さからは少し高くする必要があるはずです。以下のような状況でR側は測定。

 右にある三脚の上に置いたマイクで左側の620A及びその上に置いた2405Hの音を採っています。

 ■2)評価方法の見直し(距離を離した状態からの時間差による推定)
 これは、前回のTW3001で少しやり始めたのですが、先ず、ツイータをバッフル板の位置に置いて、2つのユニットのパルスをワザと離しておいて時間差を出して、距離を予め計算で出して、その位置近傍を詳細にmm単位で追い込む方法です。今回もそれを使いました。

 ■3)マイク高さの評価(R側で評価)
 これについては、マイクの高さを連続的に変えて行って、P-P値が最も大きくなるのが、106cmでした。以下2cm刻みのデータを載せますが、実際は連続的に高さを変えて106cmと決めています。尚、2405Hは従来の最適位置であるバッフル板から22cm奥です。

やはり、計算上の中間の104cmからは少し高い位置106cmが最適でした。以降は、106cmのマイク高さで評価しました。

 ■4)R側 インパルス応答によるタイムアライメント結果 mmでの追い込み
 結果は、以下。2405Hは正相接続。インパルス応答での評価でパルス周期は100Hz。

 先ずは、TWの時と同様バッフル板の位置に2405Hを持ってきたかったのですが、ケーブルを最短にしているので、そこまで持ってこれない。しょうがないので、バッフル板から10cmを基点として、そこの波形から計算することにしました。10cm奥のデータが、5.ですが、青〇が604-8Gで、赤〇が2405Hです。+側の1stピークの差で計算すると、0.36msで12.3cmです。-側の2ndピークで差を計算すると、0.39msで13.2cmです。これに10cmを加えたものが、バッフル板からの距離ですので、+側で22.3cm、-側で23.2cm奥となります、さてどちらが近いのでしょうか?
 6.が22cm奥で、以降2mm刻みで、奥に持って行きました。結果的には、8.の22.4cmでPーP値が最大で波形もTW並みの綺麗なパルス波形が得られました。更に奥に持っていくと、

 8.よりはP-P値が下がっていきます。
 また、左下11.に今回の最適条件、右下12.に前回のTW3001の最適条件を並べましたが、どちらも優秀なインパルス応答です。条件を最適化すると、パルスの鋭さは、2405Hの方が鋭い。前のダブルピークとは評価を最適化したとはいえ大きく違います。

 【結論】
 R側のタイムアライメントの合った位置は、620Aのバッフル板から2405Hを22.4cm奥に持っていった位置である。また、この推定は、+側ピークで行うほうが、-側ピークで行うより精度が高くなる。

 尚、最適化する前の6.の22cmと、最適化後の8.の22.4cmのパルスを比べてみると、22cmでは、+-共に段が付いていますが、22.4cmでは段はほぼ無く、ストレートですので、原音に近づいていると思います。(特に-側)
 また、注意深い方は、3)と4)でPCのヴォリューム値が5下っていることに気付かれたと思う。これは、PC Vr=80のまま4)のアライメントをやると、最適条件が22cm以外であった場合にピークがグラフのMAX線を超える可能性があるので5下げて75にしています。
 
 ■5)L側 インパルス応答によるタイムアライメント結果 mmでの追い込み
 結果は、以下。

 R側で行った1st及び2ndピークの差は、全く同じ値で、+側12.3cm、-側13.2cmでした。しかし、今回は結果的には、22.0cmがP-P値が最大となりました。以下、データ。

 ここから奥に持っていくと、以下P-Pが下がって生きます。

 【結論】
 L側のタイムアライメントの合った位置は、620Aのバッフル板から2405Hを22.0cm奥に持っていった位置である。

 尚、L側はR側に比べ、2405Hの波高値が小さいが、これは音響出力自体が小さいのか、測定条件(位置等)によるものかは不明。

 
 ■6)今回のタイムアライメント改善後の試聴
 まだ、フィ二アスの”ア・ワールド・オブ・ピアノ”と”ウィ・スリー”しか聴いていませんが、スピーカーから完全に音が離れて、演奏者が現れてくる、そんな感じです。
 
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