オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

ダニエル・へルツ M1

2017-10-06 09:47:41 | オーディオ
 今回は、ダニエル・へルツ の超ド級スピーカーM1についてお話します。

 ■1)ダニエル・へルツ M1 を知った切っ掛け
 これを知ったのは、Net Audio というPCオーディオ&ネットワーク・オーディオの2015年夏号を見ていた時に、P.192~193に、あるオーディオ愛好家Y氏のシステムを紹介している中に載っていたのを見たからです。Y氏は、ネット上にも記事を見受けられるので、相当なオーディオ愛好家のようです。上記季刊誌の記事では、実名を載せておられましたが、ここでは、Y氏とします。その記事の一部(P.193上部)は、下記。

 いかにもどでかいスピーカーです。

 このNet Audio のY氏の記事での結論は、dcsのディスク再生の方が、ネットワーク・オーディオのストリーミングに勝ったということで、この雑誌が推奨することとは反する結果でした。まあ、超ド級の愛好家ですので、どちらも凄いレベルであったとのことですが。

 ■2)ダニエル・へルツ M1について
 ネットで調べてみましたら、仕様は以下のようです。
 ・低域   18インチ
  中域   12インチ
  高域   奥行き7.5cmのホーン(単体115db/m/w)ダイヤフラムは、何インチ?
 ・出力音圧レベル   100db/m/w
 ・最大出力音圧レベル 126db/m(200W時)
 ・クロスオーバー   80Hz、1.8KHz
 ・再生周波数帯域   20Hz-20KHz
 ・バスレフ 2ポート
 ・サイズ 56cm(W)×155cm(H)×47cm(D)
 ・重量  150Kg(1本)
 ・定価  ¥15,500,000(ペア)正規代理店 逸品館

 M1は著名なピアノ・メーカーである、モルダウ川が流れるチェコの”ペトロフ社”の工場で組み上げられる。仕上げには、実に8週間をかけて研磨・コーティングを重ねピアノブラックの光沢を出すのだとのこと。かのマーク・レヴィンソンも”ペトロフ社”と2009年からスピーカー作りに関してコラボを開始しているようです。実は、Daniel Hertzは、その「Mark Levinson」氏が、2007年に設立したスイスのオーディオメーカー。

 ■3)ダニエル・ヘルツ M1と 620A+2405Hのクロスオーバー周波数について
 これについては、少し共通性があるようなので、調べてみました。先ずは、620Aの同軸ユニット604-8Gのクロスオーバー周波数は、以下の7/13にアップしたデータから、

 1.8KHzです。特に判りやすいのは、⑪の近接でのインパルス応答でのFFTで、約1.8KHzと見れます。また、⑫のサインスイープのFFTでも近接の10cmで採っているので、クロスがはっきりディップして、1.8KHzであることが、判ります。これは、上のダニエル・ヘルツの12インチのスコーカとホーンツイータの1.8KHzと同じです。
 低域とスコーカのクロスは、ダニエル・ヘルツは80Hzですが、当方は、重低音が必要な場合は、620Aに2231Aを60Hzで繋ぎますので、これもほぼ同じと言えます。本当は、80~100Hzで繋ぎたいところですが、2231Aのアンチモンリングを付加した低音が、100Hzを超えると波形が歪んでくるので已む無く60Hzにしています。この場合は、620Aには、HPFは付けないで垂れ流しするのがポイントです。
 
 やはり、究極の良い音を追及していくと、クロスオーバー周波数も似てくるのかなと思います。もし、ダニエル・ヘルツM1が、スーパーツイータを付けるとしたら、当方と同じ13KHz辺りにしてくれると、嬉しいのですが。

 ■4)最適クロスオーバー周波数の設定の考え方について
 組み合わせるスピーカーユニットがここからここまでの周波数が出るからその70%程度の周波数で切るようなユニットからのアプローチでは美しい音は出ない。この周波数で繋いだら音楽が自然に聴こえるか、またパルス波形が再現されるかを目標に最適クロスを例えばインパルス応答中心に研究して予め意思を持って設定するのが最良と思う。80Hzとか1.8KHzは、そういう意味での最適化されたクロス周波数なんだと思う。その為には、各ユニットの帯域を拡大するような開発(2231Aは低域限界を下げ過ぎるという失敗をしたが)も厭わずやれるメーカーであるのが理想です。

 ■5)ダニエル・ヘルツの試聴記事
 これは、何種類かネットで上がっているので、抜き書きしてみます。
 ①音と映像の日々:M1で聴く和太鼓の音楽は、300人が入る会場がびびるほどの音量でバチの音と人の声が怖いくらいだ。聴いていて音圧で息苦しさを感じる程だった。30.5cmドライバーが激しく前後しているのが目で分かったが意外やウーファーは振動しているように見えなかった。802Diaで聴く鬼太鼓座の曲はダニエル・ヘルツM1とは異なりスピード感と切れのある低音だった。
 ②我がB級オーディオ記:見た目程はスケールは大きくなく音のバランスとしては中域が少し出しゃばって居る様な感じです。結構古いというかレコード向きと言うか音楽をゆったりと上品に聴く大人っぽいスピーカーと言う印象を受けました。
 ③IT総研の日記:音質は、おまかせで聴いていると石川さゆりの「天城越え」が鳴り出した。ダイナミクスの頂点、深みのある低域とワイドなダイナミックレンジによる圧倒的な音圧。素晴らしい音質でした。
 ④自転車おやじのジャズオーディオ:ワルツフォーデビー ビレッジバンガードの当夜の雰囲気が…Y山邸のステージにリアルを超えて…超リアルに再現されました!!カ―メンも良かった――――!! Y山さんのお人柄がそのまま音に乗って・・・優しく心に響く音に仕上げられていました!!また驚いた事に・・・これだけ大仕掛けなシステムを構築する方ですから・・・爆音系かと想像していましたが・・・音量は静かで・・・滔々と流れていました。何時間聴いても聴き疲れ無く・・・何時までも聴き続けたいと思わせる心に沁み入る音でした!!!!

 ⇒①が802Diaで聴く鬼太鼓座の曲はダニエル・ヘルツM1とは異なりスピード感と切れのある低音だったと記載している。ということは、M1の低音はウォーム系なのか?これは実際に聴いてみないと判らない。


 
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