オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

TW3001と620A のタイムアライメント評価

2017-10-01 09:47:17 | オーディオ
 今回は、先日入手したTW3001(以降TWと記載)の音質評価の簡易版を先に紹介しましたが、タイムアライメントについてもR側の620Aに付けてやってみましたので、そのお話です。

 ■1)実験風景
 これは以下です。

 右側にある三脚の上についたマイクで左側にある620Aとその天板に置いているTWの音を拾いました。TWは2405Hと高さを合わせる為と、直に置いたら天板からの反射波が大きく又その為減衰すると思い、一杯枡の上に置きました。写真の状態は、620Aのバッフル板と同じ面に置いた場合で、これを0cmと以下記述し、ここから奥に持っていってタイムアライメントをしてます。又、TWには、2405Hで付けていた双信のビンテージ1.5μFを試聴時も含めて付けています。

 ■2)実験結果1
 先ずは、バッフル面から始め、5cm刻みで順に奥にもって行きました。勿論インパルス応答での評価でパルス周期は100Hz。

 ①は、TWをバッフル面に置いた時で、赤〇で囲んだのはTWからのパルス応答で、青〇で囲んだのは620Aのものです。オシロで時間差は0.69msで、距離では23.5cmですので、計算上は23.5cm奥に持って行ったら合うはずです。1.の0cmから4.の15cmになるのに従い、2つのパルスが近づいてきています。次は、更に奥に持って行った時です。

 ■3)実験結果2
 予想が23.5cmなので、19.5cmから刻みを0.5cmに細かくしています。以下データ。

 かなり重なってきました。でも、1.の0cmの時の最初の+パルス波(主応答)が、TWで高さ0.8Div.、620Aで高さ0.7Div.で合わせると1.5位ですので、タイムアライメントが合えば1は超えないといけないが、この中には超えたものが無いので、もっと奥ということになります。更に奥にしてみました。

 ■4)実験結果3
これは以下。

 これを見ますと、11.の22.5cmの場合の赤〇で囲んだのが、最初の+パルス波ですが、1は超えているもののまだ小さい。この辺りで、mm単位で追い込む必要があります。

 ■5)実験結果4
 mm単位での追い込みが、以下。(ここには載せて居ませんが、別途2~3mm置きのデータを採っています。)

 これにより、14.の23.3cm奥の場合が、最初の+パルス波が、1.6もあり、丁度1.の両パルス高を加えた値であり、次のー波も2Div.と大きく、ここがタイムアライメントの合っている位置と思います。最初に計算で予想した値23.5cmとほぼ合いました。参考で、2405Hでタイムアライメントを合わせた波形を下段右に載せますが、TWの合成波の方が全く1ユニットのパルス応答と言っても良いほど綺麗です。尚、注意して欲しいのが、時間軸が、TWは0.5ms/Div.、2405Hは1ms/Div.ですので、TWは2倍に延ばしていてこの鋭いパルスと言うことです。TWのハイエンドが延びている傍証です。又同時に判るのは、2405Hは、-波がわずかに2つに分離していますので、mm単位での追い込みが必要ということで、最適は、22cmより数mmずれていると言うことです。

 【結論】
 TW3001を620Aに付けた場合のタイムアライメントの距離は、23.3cm620Aのバッフル面から奥に持っていった位置である。

 ■6)TWの最適アライメント位置での試聴
 先ずは、フィ二アスの”ア・ワールド・オブ・ピアノ”を聴いてみましたが5db減衰させた2405Hより2db音圧が小さい関係か、少しおとなしい音にシンバルが聴こえます。でも、TWの方が原音に近いのかもしれませんが、2dbアップできたら同じになるのかは判りません。2405Hの方は、少し装飾が付いていると言うか、余韻がありますので、ジャズ喫茶で聴いたような音になります。シンバルが大きく入っている、キャノンボール・アダレイの”サムシン’エルス”も聴いてみましたが、同様で、TWは余韻が少ない、アタックを素直に出す感じ。2405Hの装飾を加えた華麗な音か、TWの原音に近いアタック感が良いか、どちらが良いかは、やはり好みの領域ですね。どちらも凄いレベルと感じました。
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