山羊のひとり言

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楽園のカンヴァス

2016-08-23 08:35:27 | 本と雑誌
原田マハの「楽園のカンヴァス」を読み終えました。とにかく、面白い。中山千里の「さよならドヴィッシー」が、音楽を文学にした作品だとすると、この作品は、美術を文学にした作品です。この作品を読むと、ルソーとピカソの絵が見たくなってしまいます。
現実にある美術館、絵画と、フィクションの登場人物、絵画を取り交ぜて、あたかも、本当の話かと思わせるストーリー、構成力には驚かざるをえません。また、とても読みやすく、判りやすい文章。なかなか、こういう文章は書けそうで書けません。
是非、続編が読みたい。ティムと織江がその後どうなり、そしてどんな新たな美術の謎に取り組むのか興味があります。とにかく、面白い作品でした。

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