山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

死神の浮力

2017-06-22 22:09:30 | 本と雑誌
伊坂幸太郎の「死神の浮力」を読み終えました。
中身をよく確認せず買ったので、読み始めた時に、救いのないサイコパスによる、やりきれいない幼女殺人の話だと気付いて、読め切れないかもしれないと思っていましたが、軽妙さを巧みに配置されている死神の千葉さんの存在が、明るさを与え、最後迄読むことが出来ました。
作者自身が警鐘しているように、読後感の悪い作品が、本来の価値以上に称賛される傾向の中、この作品は、暗く辛いテーマを、時に明るく、軽妙洒脱に展開していきます。
そして、エピローグ。今迄の伏線が、ここで終結します。読後感の良さを引き出す構成に、感心してしまいます。
良心的な人間とサイコパス。生きること。死ぬこと。色々なことを考えさせられます。
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