山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

破軍の星

2016-11-02 22:05:38 | 本と雑誌
北方健三の「破軍の星」を読み終えました。読みやすく、他の作家では、いつも気になる、誰が会話の主体かを、とても繊細に気遣って書かれている小説です(誰が会話の主かを判らない作品が多すぎます)。
南北朝の時代、精一杯に一気に駆け抜けた、悲劇の、公家であり武将である北畠顕家の物語です。政治とは何か、人が生きる大義とは何かを問いかけます。
一方で、この作品は、リアルな反戦小説だと思っています。後半は、悲しくて悲しくて、読むのが辛くなっていました。何のために戦(いくさ)をするのか、戦のない世界が出来なものか?つまらないことで、死んでいく人達への鎮魂の小説です。
とても、良い作品に出会いました。心に残る一編です。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ジャズのある生活 | トップ | ダンスを見て思うこと »

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。