栃木発「ちゃりあん」ブログ2

日常の「あたりまえ」を、より深く。

あいぱく2017「アイスクリーム万博」 IN 東武宇都宮  2017.8.13

2017-08-24 22:21:57 | グルメ
小さい頃、アイスといえば


夏の暑い日に、近所のばあちゃん店で買う「おやつ」であった。


重いアイスストッカーの扉を開き・・・


カップやコーン、そしてバーのアイスを一つだけ選ぶ。


1個100円以下で買えたけど、いわゆる「値引き」という考え方がなかった時代。


胃腸の弱い私にとっては


たとえ1個であっても


最高の「おやつ」だった。


・・・・


ある夏の日のこと



近所にオープンした地元スーパーマーケットのアイス売り場。


ちいさなアイスストッカーが2台。


夏だから売れていたのかもしれないが、残りはわずかだった。



・・・けれど、そのなかに


私の心をわしづかみにする、珍しいアイスがあった。



その名も・・・「カレーアイス」


横長のオーバル型のパッケージ。


本物のカレーは入っていないが、チョコやバニラを駆使して「カレーライス」らしい見た目をした珍品だった。



当時はインターネットもデジカメも無い、アナログな時代。


フィルム写真といえば、フィルム代、現像代、プリント代がかかり


撮るものといえば、24枚撮り1本に


「人物」や「美しい風景」を撮るもの・・・って限られていた。



カレーアイス・・・そんな時代にあって、食べた、という記録はまったくありません。



次の機会に同じスーパーマーケットに出向いた時には


もう、その姿もありませんでした。。。




目の前にアイスがあれば、もちろん甘いものは好きですから食べましたけど


「マニア」と言えるほど、アイスにこだわりはありませんでしたから


社会人になっても、ほとんどアイスの話題で盛り上がることはありませんでした。



・・・・そんななか


ツイッターで彼女がチェックしていたのが


アイスクリームの情報でした。


最近、道の駅で一般的になった「ジェラート」はなんとか私もついて行っている感じですが


アイスクリームまでは及びません。



「あいぱくって知ってる?」


知るわけがありません。


でも、アイスクリームのイベントで今夏、宇都宮で開催される・・・


そこまでの話が出れば・・・「行きたい」というメッセージであることは確かです。


調べました。


そして、行くことを決めました。



・・・話題が出たのは、いまから1か月前のことでした。



そして、出店者の情報なども彼女が見つけてくれました。



すると・・・



以前からチェックしていた某アイスが出店されえることを知り・・・


「これは手に入れるチャーンス!」


私も「乗り気」になったわけです。



「あいぱく」は昨年からスタートしたアイスクリームマニア協会が主催するアイスクリームを販売するイベントで


2年目の今年、栃木県には初めて出店することになったため


彼女は特に注目していたわけです。



幸い、開催期間は仕事が休める「お盆」。


スケジュールを調整し、8月13日に「参戦」することを決定。


いざ、宇都宮へ・・・



2017年8月13日。



朝から暑い日の始まり。







会場は「東武宇都宮百貨店」。






オープンは10時であるが、さすがにそこから「スタートダッシュ」する必要はなかろう・・・


いつしか「言い出しっぺ」の彼女よりも


結果として、私のほうが「10時に行かないと売り切れてしまうかもー」って積極的になってしまいましたが・・・・


ゆっくり出かけ、それでも11時過ぎには到着。



5階の催事場。



エレベーターを介して


5階のフロアを右から左へ・・・


動き出したら、突進する私に


いたって冷静な彼女(笑)



「あっ、これこれ!」





SNSでよく見かけたパネルをまず撮影。






「あいぱく」とともに同時開催は「チームラボアイランド」


チラシを改めていただき、いざ参戦!






左に多くの人が立っている。


初めは「何かの行列」かと思ったら、実はこれ、立ち食い用テーブルでアイスを食べる人々。。。





お昼が近い、ということもあり、この時は「実演販売」はまばら。





あいぱくオリジナルの保冷バック、500円。


持ち帰りに便利なドライアイス付き。








あいぱく公式バッジは全7種類。


5個買うと1個分お得。


では7個買うと・・・???












アイスはすぐ解けるだけに回転が速い。


だから売り場が行列になることはなくても


すぐ食べるから、立ち食いスタンドやイスは常に人であふれていた。






さっそく私たちも食べます。


彼女のお目当ては「長崎カステラアイス」だったようですが


私がチラシで見つけた「これだけは押さえたいアイス」といえば・・・





福島県の酪王乳業の・・・








酪王カフェオレアイスです。



酪王とは福島県の乳業メーカーで


「酪王カフェオレ」はパック入り飲料では有名なブランド。



栃木県でも販売はされているが取扱店は限られているので「福島みやげ」の色彩は強い。


そんな酪王カフェオレの「カップアイスが販売された」とのネットニュースを目にしたのは昨年・2016年の11月のこと。


福島県内で販売されるや否や「売り切れ続出」になったとの情報が流れた。



ふだんあまりアイスを自分からは買わない私にとって


「これだけは」一度は食べてみたい・・・そう思った久々の一品でした。


あの「カレーアイス」以来かもしれない。。。










ふたは厳重になっていて、まずは密閉ふたをはがす。





とにかく凍っていた。


カッチカチ。






ようやく削って・・・・うーんカフェオレそのまんま。



すでに来場してたくさんのアイスを食した人々はSNS投稿で「2個や3個・・・」なんて好きすぎて「爆食い」する方が多いようですが・・・



小さい頃から「アイスは1日1個」しか食べたことがなかった私にとっては・・・


「もう、満足」www・・・てな感じ(笑)


あこがれの「酪王カフェオレアイス」をいただいてしまったのですから


これで、もう十分だったのです。


・・・でもね。


「もう二度と食べられないかもしれない」・・・


全国の名物アイスが出店しているわけです、その言葉が凍みます。。。



せっかくなので他にもさがしてみることに。


(実はこの日は特別な日ですぐには帰れない事情もあったのです)
















あいぱくオフィシャル・・・


このイベントでしか食べられないもの・・・






ハーゲンダッツサンデー











投稿大歓迎の「よねたや」の「幸せカタラーナ」



すごく迷った福岡県の・・・













アイスキャンデー


※これは栃木県のとある場所で売っていることを確認済み。



・・・とそんななかで



彼女が「実演販売」からチョイスしたのが・・・





広島県・スマイルクリエートの






揚げあげもみじアイス。






揚げたてを出してくれます。










・・・・・









会場で販売しているTシャツ






チームラボアイランドは人の流れが途切れたところを撮影。。。






ドライアイスで遊んじゃったり


・・・・

胃が落ち着き


私が2個目に選んだのは


愛知県「ぷらんぼん」の・・・





・・・ではなく・・・























「愛知商業高校 ユネスコ部」のプロデュースという文字が決め手。


・・・


その後も迷い迷いましたが


私はこれにて打ち止め。



最後のお目当ての・・・





アイスマン福留・トークショー


これを待つのみとなった。



まだ知って間もない「アイスマン福留」さん。


でも


気づかないところで


私はこの方に接触しておりました。


それはあとに触れるとして。。。





ここが会場のようだ。






コアなファンとともにスタンバイ。





百貨店では珍しい撮影OK







MCは地元のFM「レディオベリー」のリポーター「ひこやん」


さーて登場です
















こちらが「アイスマン福留」氏。


アイスクリーム評論家にして「日本アイスマニア協会」の代表。


1日3個。


1年で約1000個のアイスを食べているというお方です。





でもって


自身の保冷バックを持参。


中には自腹で買った「コンビニアイス」が。


トークショーの後半、アイスに関するクイズ大会が行われました。


正解すると、アイスマン福留氏が買ったアイスをいただける・・・という問題に


わたくし、1問正解しまして。。。






これ、いただきました!



ちなみに・・・


答えたアイスの名前は「中山かぼちゃアイス」



栃木県那須烏山市特産の「中山カボチャ」を使用したカップアイスで


栃木の乳業メーカー「フタバ食品」が製造しているもの。


・・残念ながら


宇都宮での「あいぱく」にフタバ食品さんは不参加だったのですが


さすがに地元ですからフタバ食品さんのアイスは容易に入手が可能です。


サクレとか・・レモン牛乳アイスとかね。









僕らの隣にいた方は第1問を正解して、このアイスをプレゼントされていました。







せっかくなので食べます。







ステージではクイズに正解した女性がアイスをいただいているところです。






このあと「オフィシャルバッジ」がもらえる質問コーナーもあったのですが


私はちょっと遠慮。


でも


サインがいただける・・・というので












この本、買っちゃいました(笑)



実はこの本、著者はさきほどの「アイスマン福留」氏。



私が福留氏と接触があったというのは


過去に、この本が発売された当初


某大型ブックチェーン店で「一度はこの本を手に取った」からです。


その時は買うことができなかったのですが


どうしても欲しい・・・と思わせたのが・・・



この本に


あの幼き頃の「カレーアイス」が紹介されていたからなのです。



昭和50年代、赤城乳業が製造した「カレーアイス」



あの記憶をこの本が蘇らせてくれたのです。







サイン書いてくださいました。





写真も撮りました!






これは最高の記念品です。


・・・・


まだまだ未知なるアイスが日本全国にあるはずです。


本当は「その場に出向い食べるべし」が持論であるけれども


なかなか全国を巡る機会はあるわけがない。



そんななか少しでも親しむきっかけができたことを


私はうれしく思います。




また会えるならば


また新しいアイスとの出会いを。。。
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「食虫植物展」を観に 茨城県植物園 まで行く~その3~  2017年8月6日。

2017-08-16 20:41:45 | 植物
夏休みの最終日。


地元では花火大会。隣接する街も順延で本日花火大会。


本当は「2つの花火大会を同時に見られる場所」での鑑賞を計画しておりましたが


あいにく小降りの雨。モヤもかかり、コンディションはよくない状況と判断。


・・・おとなしく自宅でブログを記事にしているわけでございます。



・・・・・・・


さてさて、茨城県植物園の最終章。


映像室での無料上映が始まるまでの間


もう一度、館内をめぐっていたわけですが・・・









コショウがあったり











パンノキだって。






こちらは見た目がすごく気に入ったシロアミメグサ。






フトモモ。



いろいろな名前の植物がありますね。










アラビアコーヒー。


果実が思った以上に大きく感じた。













小川を渡ってみるが暑さは和らぐことはなかった。。。








アポロゴムノキ。









こちらはブラシノキ























名前がよくわからなかったが、よく見ると紫陽花の「模造花」に似ている。











すごく面白い花。


デザインが気に入った。








・・・・さて映像室に戻ります。





相変わらず、僕ら2人しかいなかった。


時間になると自動で静かに映像は再生されたが


テーマが「食虫植物」ではなかったので、途中で出てしまった。









熱帯植物館を出ると、いつのまにか晴れていた。


しかしながら、湿度は変わらず、だるい帰り道。。。





イノシシが出るため電気柵が設置されているらしい。



電気柵、といえば


いまから12年前。とあるオフ会を牧場で開催した際、誤って接触。。。痛い思いをした苦い記憶が。












・・・


せっかくだから展望台にも・・・





見るからに怪しい展望台であったが


せっかくなので二人で上ってみた。













先ほどまでいた熱帯植物館が見える。





















初めて見るトウカエデ。






あまり高くないのはわかっていたが


眺望は期待してはならないものだった。













それにしても暑い。。。








ウワミズザクラ。


この時期でも果実が見られた。











電線がなければ大草原。。。


















カエデ園を経由し









一度渡ると、二度と(植物園に)戻れなくなるという「森のかけ橋」を見失ったまま



植物園を後にしました。




2017年8月15日。


つまり昨日、TBSテレビ「マツコの知らない世界」にて、ちょうど「食虫植物」が紹介されることを、その前日、彼女に教えてもらいました。


この茨城県植物園にて見学したおかげもあって


テレビでの解説がうなずけるレベルに話が聞けたことがとてもうれしく感じます。



栽培の難しさを彼女は知っています。


だから、安易に園芸店やホームセンターに走ることは僕はしませんが


熱帯植物園で見る、ということは


これから栽培をしたい、という方は・・・


食虫植物はたいてい「寒さに弱い」ということだけ覚えておいたほうがいいです。


とにかく栽培は難しいです。


でも


個人的にはモウセンゴケ、お気に入りです。
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「食虫植物展」を観に 茨城県植物園 まで行く~その2~  2017年8月6日。

2017-08-15 17:07:10 | 植物
興味がない方にはどうでもいい話かもしれない。


ここから興味を持ってほしい・・・なんて思ってもいない。


逆に興味がありすぎる方からすれば、もどかしいこと多々あるかもしれない。



8月15日。



お盆の真っ只中に僕はいったい何をしているのだろう・・・そんな気持ちがある。



茨城県植物園。



熱帯植物館のなかは・・・ジワリと暑い。


湿度が高いから不快指数は限界に近い。


それでも、ここに居続けられるのは・・・



ただ「興味があるから」。。。それだけ。



8月15日という日本にとっては特別な日に、食虫植物のことを書くのも・・・それが「特別」なものだから。





外は雨が降っています。


自宅から見える花火大会は順延となり、音が聞こえる花火大会も2つほど順延となった。



山を越えた一つの花火大会だけは・・・がんばってスタートしたらしいけど。




8月6日、茨城県植物園。



暑くて意識朦朧の状態。


夢中になっているから倒れることはないけど


今思えば、写し方が・・・かなり雑に見える。


















これも食虫?













試してみる。






よくわからないが・・・黒い丸いのが・・・そうなのかな?






ネペンテス・マキシマ











こんな感じでネペンテスの仲間がたくさんいる。


何度も言うが、暑さに負けて・・・ネペンテスの違いが・・・もうどうでもいい気分(笑)













ネペンテス・エマーレン


こう見ると、恐竜の顔のようでカワイイでしょ?











フクロユキノシタ。










よくこんなので虫が捉えられるもんだなって思うが・・・これでいいのだ。



















白い線毛が見える。


これでポトリと落ちてゆく。








これも同じ。


そして・・・





僕らのお気に入りの「モウセンゴケ」だ。




















この毛氈がたまらない








つぼみ。


































くるりん





ヨツマタに・・・







サスマタ。
















サラセニア・ドラモンディ



























ネペンテス・レディーラック


再び「ウツボカズラ」のゾーンだ。














ネペンテス・ブルケイ









おや?












ネペンテス・リグレアナ











ネペンテス ペントリコーサ×サプトレエンシス


交配種のようだ。









後から何人か入ってくるがだいたい10分もすれば・・・いなくなっちゃう。
















企画展示室の入り口にはメイちゃんがいる。





ずっと寝ているようだ。





食虫植物を置いておけばいいのに・・・ってくらい虫がくっついていた。


※ この時は気づかなかったが左端にカメのリクくんがいた。






あっ、そうそう、ずっと奥にいると脱水症状になるので


全開に動く扇風機で一休みも忘れずに。








暑さに耐えられない彼女はすでに、この上にある展望室へ行ったらしい。


これから階段で向かうことに。







階段を昇りつめると


四角い箱のようなガラス張りの部屋があって


自動ドアが開くと



ふあぁ・・・・


涼しい・・・







ここに入ってくると皆「涼しい」と叫ぶようだ。












さきほどの企画展示室からはエレベーターでも来ることができる。







少し休んだところで


さぁ、下りましょう。





階段でおります。












エレベーターは2階まで。


ここからは階段で1階へ。


・・・・





1階には映像室があって


これから無料で上映があるようだ。


せっかくだから見てみよう。








こちらをガン見するインコくん。


残念ながらしゃべることはできないらしい。





僕ら以外、誰もいない。


・・・

まだまだスタートまでに時間があるので


僕はまたぐるっと回ってみることに。








ブーゲンビリア・・・なんか歌の歌詞にあったような。















ダイオウヤシ。


この植物館でもっとも背の高い樹。



最初は食虫植物ばかり気になっていたので、あまり細かく見ていなかったので



2週目はちょっとだけ細かく。



・・・ということで明日にまた続く。
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「食虫植物展」を観に 茨城県植物園 まで行く~その1~  2017年8月6日。

2017-08-14 19:40:32 | 植物
モウセンゴケの魅力にとりつかれてしまった僕と彼女。


実際に那須町で自然のモウセンゴケと、その花を見ることができたので、それはそれで満足しているのですが・・・


毎年この時期になると「栃木花センター」からのお知らせというものがありまして・・・


昨年は「食虫植物展」を開催していたわけです。


栃木花センターは県南にあって、遠いという距離ではないのですが、そう簡単に行くことはできません。


結局、行けないまま年越し。。。


「今年こそは」という思いで夏を迎えたのですが・・・


・・・


企画上、仕方がないのですが


今年の8月の企画展は


「食虫植物」・・・ではなく・・・


さらなる発展形の「不思議な植物展」に模様替え。



あらまぁ・・・



もちろん、それはそれで面白い企画なのはわかっております。



でもね、僕らあくまでも「食虫植物」にこだわっているのです。



「少ししか展示していなかったらねぇ・・」



何度も強調しますが「僕らは食虫植物を目的」としているので・・・


彼女の好きな「ハス池」もあるのですが


今回は見送りしまして・・・



「ほかに食虫植物展を開催しているところはないか?」



行く前夜に探してみると・・・



「おぉ・・・」



検索にヒット。


しかも、そう遠くないところで。



・・・・



場所は茨城県。



距離にすると同じ県内の「栃木花センター」と同じくらい。ルートからすると、混まずに早く着くかもしれない。



「来てください」と言わんばかりに


そこの食虫植物展は検索した日(8月5日)に始まったばかりでした。



「決定!」



僕らは「大人の自由研究」とばかりに


食虫植物を目がけて


茨城県へ出かけました。







茨城県植物園。



すっごく地味なスポット(笑)


場所は・・・・








ここ。



城里町、常陸大宮市に隣接する「那珂市」にあります。


もう少し南下すれば、もう水戸市というところ。





とにかく広いことがわかります。



ここの・・・






熱帯植物館。



ここが企画展の開催場所。



僕らの目的地。
























茨城県植物園は入場料 大人300円。


決して高くはないのですが、有料施設だからでしょうか、駐車場はクルマ少な目でした。









記念のスタンプを。







もあー・・・


雲の多い日でしたが蒸し風呂状態。



アスファルトの上は「照り返し」が半端なく、二人とも会話が少なくなります(笑)


とにかく暑いです。







植物園ですから、とにかく多くの種類の樹木があって


名札が下げられているのですが・・・


食虫植物いのち・・・の二人。


暑さでどうにもならないこともありますが



途中の植物観察は・・・ほぼスルー・・・



何分歩いたでしょうか、ようやく「らしいもの」が。








これは・・・展望台?








あっ、あった。











外も暑いですが


これから目指すは「熱帯植物館」


いったいどれだけ耐えられるか・・・入る前から心配です。


でも・・・好きなものがそこにいるわけですから



栃木花センターのホームページでは「下着以上なら大丈夫」と冗談めいたことを書いていましたが



「そういう世界」であることは容易に想像できるわけです。



後で納得しましたが






入口左の自販機。


ここに置く意味・・・よーくわかりました。







しかし・・・


自動ドアの開いた先は



意外にも涼しい空間でした。







現在、開花している植物の案内があります。







場違いに思える「Kinki Kids」さんのパネル。



以前発売されたアルバムをここで撮影した、という紹介が。






並んで「秋篠宮ご夫妻」がご訪問された様子も。










涼しさを演出するためでしょうか、いくつか水槽があって



指の幅よりも小さいエビさんがいました。







エントランスを越えると、いよいよドーム下へ。






大きなインコがいました。


※フラッシュでの撮影は禁止となっております。






お子さんにも退屈させないようにでしょうか、クワガタ・カブトの展示も。










まるで「栃木県なかがわ水遊園」を思い出させるような大きな水槽もあって・・・





なぜか、くっついている貝の仲間に食いついたり。。。



少しでも涼しさを演出したい・・・そういう思いも感じられます。







さぁ、いよいよ熱帯ゾーンです。



彼女が先行して歩きます。












ごめんなさい、バニラの実がどれであるのか、よくわからないのですが


サンプルから香るのは、まさにバニラ。






パイナップルも小さいながら。











夜中に咲いて朝には散ってしまう。。。



サガリバナの花が保存されていました。






暑い。。。







人工の滝が轟音とともに流れ落ちます。



けれど、不思議なものですね、熱帯での滝・・・涼どころではなく、さらなる「暑さ」を増幅させてるような(笑)



汗はもちろん、服はしっとりです。







お香によく使われるイランイラン。



彼女と知り合ってから教えてもらった名前ですが、なぜかこの時は彼女以上に食いつく僕(笑)



「ただいま開花中」ということで花を探すと・・・






頭上にありました。



ここ茨城県植物園では「開花中」「結実中」を色分けで教えてくれるので季節感がわからなくても安心して探すことができるので助かります。




ただね・・・










チューインガムノキの実ってどれなのか・・・わかりませんでした。



面白い名前のもの、ありますね。










ミッキーマウスノキ。



花と・・・







この先「ミッキーマウスに似てくる」という実。













ベニホモノキはそのまんま、紅色のふさふさした花が。




・・・そして



2階部分。



いよいよ、お目当ての「企画展示室」へ。










テラスが脇にあって、ここで記念撮影ができるようだ。









ネペンテス。


いわゆる「うつぼかずら」のこと。
















壁には説明が。


































ネペンテス・マスタージアナ



























ネペンテス・プロスペルティ



・・・名前、覚えられません(笑)










ネペンテス・マキシマ








はぁ・・・



ネペンテス=ウツボカズラ ばかり見続けてきたので、ようやく新しい植物群が出てきて、少しホッとする。














ムシトリスミレ・プリムリフローラ

















ツノゴマ。


植物全体に粘液があるので「食虫植物」に分類されることもあるようですが、含めないと解釈をする方もいるそうな。






ネペンテス・ファーシスコト





これは・・・


近づくことができず、詳しい品種名を特定することはできませんでした。



























ご存知、ハエトリグサ。










捕食の風景を見てみたいものですが、さすがに虫は飛んでいません。。。
























かわらしい花を咲かせるものですが・・・










餌食発見。。。。







たくさん本は出ていますが



やはり、実際、目で見てみたい・・・ですよね。



・・・ってことで明日へ続く。
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【夏の自由研究2017】 ”あくつ”さんと”はなわ”さんの意外な関係  地名写真家がゆく①

2017-08-12 21:33:41 | 地名
先日、ドライブで出かけた福島県塙町。

はなわ・・・と読むその地名を目にするたびに、「栃木あるある」の記事を書こうと思っていたのだが

また別の日、今度は茨城県で上圷を訪れる機会を得た。

かみあくつ・・・なんとも茨城ではあるけれど、個人的には「栃木っぽい」と思う地名。

この「はなわ」と「あくつ」。

地名にもあって、当然ながら人が名乗る「名字」にもあります。


インターネットを検索すると、さすがに珍しい文字ですから、その由来等で様々な記事が出てきます。


たぶん、真実は誰にもわからないのかと思います。


もちろん私にも。


けれども、地名を研究するものとして

少しでも、ヒントになることは記事に残しておきたい・・・


そう思い、大人の自由研究を久々アップいたします。


・・・それではまず「あくつ」について。


【あくつ】


由来は地形。


川沿いなどの「低湿地」を古代日本語では「あくつ」と呼び地名になったとされる。


川沿いの低地なので川が洪水を引き起こすと”あくつ”に豊富な水が供給されるため、作物の栽培に適地とされたため、集落が形成されたとされる。


北関東や南東北に多い苗字。



新人物往来社が2003年に発行した「日本の苗字ベスト30000」によると


【阿久津】さん  総合で733位、約6200世帯

    「福島県」 280位  約390世帯

    「茨城県」 226位  約630世帯

    「栃木県」  15位 約2500世帯
 
    「群馬県」 193位  約520世帯


この4県で半数以上の人口分布があることが推定されます。特に栃木県では馴染みの苗字といえます。


もちろん「阿久津」さんがいるならば・・・発祥の地はどこか?・・・ということになりますよね。


阿久津さんのご出身地はたくさんあります。


福島県郡山市阿久津


栃木県さくら市上阿久津








栃木県高根沢町中阿久津





群馬県太田市阿久津町





※合併前に撮影


群馬県高崎市阿久津町

群馬県渋川市阿久津


・・・以上は「大字地名」のみです。

ここに郵便番号のない「小字地名」(小さな集落名)を含めれば、阿久津という地名はいくつあるのかはわかりません。





栃木県茂木町  現在は廃止された茂木町営バスの停留所です。


ただいえることは、大字地名になったということは、かつてここに「村」が存在したことを意味します。


洪水が起きるのになぜ人が住んだのか・・・枯れることのない水の存在がいかに重要だったかがご理解いただけると思います。



・・・ほかにも「あくつ」という地名・苗字はあります。


【圷】さん 全国で3485位 約800世帯


      茨城県 240位 約580世帯


圷・・・まず茨城県以外の方は読めない方が多い苗字。これも「あくつ」と読みます。


「圷」は漢字ではなく「国字」(和製文字)。つまり日本人が漢字をヒントに作った文字です。

漢字は中国大陸から伝来された漢の国の文字で、日本人はそれを受け入れ漢字は定着しました。国字はその漢字では補いきれない部分を創作した文字です。

あくつ、とは古代の日本語といいました。 残念ながら当時の漢字では漢音(音読み)しかなく、適当に充てる文字がなかったものと推定されます。


ちなみに・・・阿久津の


阿=カタカナの「ア」の元となる


久=カタカナの「ク」の元となったとされます。


※カタカナの「ツ」に関しては「川」が元となったという説が有力ですが、音読みからすると「津」であった可能性も否定できないかと思います。


圷=日本人が考えた文字、 阿久津=カタカナの源となった文字


よく名字は明治になってから名乗るようになった・・・なんて言われますが、それは過去に「名字帯刀」を平民が持つことを禁じられていた時代があ

って、江戸時代までは「名乗れなかっただけ」の話といわれています。古代日本語が由来の地名、苗字が平成の現在でも残っていること、たいへん誇

りに思います。


なお、圷の地名も茨城県を中心に多く存在します。


大字では


茨城県水戸市 圷大野


茨城県城里町 上圷、下圷





















あくつさんはこれだけではありません。


【安久津】さん  全国で12399位  約120世帯

大字地名は 山形県高畠町 安久津


【明津】 神奈川県川崎市にある地名


・・・・


そして「あくつ」という言葉には「方言」のようなものもあります。


どちらが方言なのかはわかりませんが似たような地形地名に・・・


【あくと】があります。


【あくと】も「あくつ」と由来は同じとされ地名も苗字もあります。


【阿久戸】さん 全国で17003位  約70世帯


大字地名は


秋田県横手市 大雄阿久戸


異なる文字では・・・


栃木県佐野市 あくと町


茨城県筑西市 関本肥土


そして・・


【悪戸】・・・こちらは「あくど」と読みます。


秋田県能代市


青森県弘前市


にそれぞれ大字地名があります。


!!!


ここでひとつの疑問。。。


肥沃な土地であるのに、なぜ「悪」の文字を使ったのか。


昔も今も、縁起の良い文字というのは使うもので、悪、という縁起でもない文字を使っているのに人々が住むのはなぜかって思いません?


その疑問について推論ですがお答えいたします。


阿久津、を説明した際、あくつ=洪水が起こりやすい低湿地といいました。


悪戸とは悪土のこと。つまりは洪水が起きる「悪い土地」という意味です。


あくつ、という地形の特徴は「蛇行する川の周辺を指す」ものが多いです。地図、、見てみてくださいね!


大雨が降れば氾濫し、洪水を引き起こす。そこが昔の「あくつ」でした。


悪い土地だから近寄るな・・・あえて地名に悪をつけ、人々を近寄らせなかった可能性があります。


しかし、時代とともに防水の技術はよくなりますから、地名は残っても、洪水を防いで人々が集落を形成することは可能になるのです。


・・・もちろん、水は潤沢にある土地ですから村はできるのです。



参考までに似たようなことばで「やち」「やつ」という地名・苗字もありますが、ここでは割愛いたします。



・・・・

【はなわ】


地名に興味がある方なら「はなわ」と「あくつ」がセットで語られる意味をご存知かと思います。


あくつが「圷」=低湿地・・・であるならば


はなわは「塙」=先端がとがった小高い丘のような場所を意味するからです。


※ここでクレームをつける方がいると思いますので、その説明は最後に行います。


塙  全国で1287位  約3200世帯


    茨城県  75位  約 1530世帯


およそ半数の塙さんが茨城県にお住まいと推定されます。



福島県塙町





茨城県常陸太田市


茨城県大子町


茨城県阿見町


千葉県旭市



【塙田】  栃木県宇都宮市

【峰浜塙】 秋田県八峰町


大字地名以外でもたくさんあり・・・





茨城県常陸大宮市。 当時の烏山町営バスの塙バス停(栃木県から乗り入れています)


花輪さん 全国で2591位  約 1200世帯


岩手県宮古市


茨城県鹿嶋市


群馬県みどり市


千葉県野田市


千葉県富津市


千葉県流山市 【下花輪】


山梨県中央市 【西花輪】


鼻和さん 全国で21801位   約 50世帯


青森県弘前市鼻和




・・・・・


ここで素朴な疑問


「あくつ」は圷なのに


なぜ


「はなわ」は土+上・・・ではなく塙、なのか?



今回、あくつ、はなわを調べるうえで大きなキーワードが見つかりました。



圷=国字


でも・・・


塙=漢字・・・???


そう、塙は漢字だったのです。


圷=あくつ=訓読みのみ


塙=はなわ=訓読み・・・+音読みで「カク」とか「バン」とかあるそうです。


理由は定かではありませんが


漢字が大陸から伝来した際、もともとあった「塙」だけは小高い丘を意味する「はなわ」に置き換え


対する「あくつ」は適当な漢字がなかったため、国字を創作した・・・と私は推論しました。


漢字であったがために


「小高い丘」という理由のほか


「硬い場所」を表す等、地域によっては伝来があることも間違いではないのかもしれません。



また「あくつ」と「はなわ」には法則があり


必ず、「あくつ」の周辺には「はなわ」と呼ばれる地名があった、という事実。


残念ながら、地名が合併・バス停の廃止等で消えてしまいセットである場所は少なくなっています。


しかしながらその例はいくつか挙げることができます。



茨城県城里町。


旧桂村には・・・








上圷、下圷があり、元々圷村がありました。


対して


塙も・・・


旧桂村。 圷の西に塩子という地名があり、小字で塙があります。※以前は塙バス停がありましたが廃止されています。


いまは「塩子塙団地」にその名を残していますが


このように「小字」でセットになっている場所は茨城県・栃木県内にいくつか確認できます。


しかしながら小字ゆえに、その証拠が残せないのが地名の難しいところです。



・・・・・


そう、難しい、といえば・・・






栃木県益子町塙。


ここは要注意。


ここの由来は「地形」でがなく「人名」が由来だそうです。



この記事は継続案件です。情報を確認次第、追加、訂正いたします。
コメント (2)
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