MOSSANの気紛れ日記

ゲームブック、レトロゲーム、マクロスが大好きです。
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《恐怖の幻影》 第19話 それが運命なの…?

2017年05月11日 08時40分09秒 | 恐怖の幻影(完結)
あたしは浅い眠りに就く。しばらくは何も起きなかったけど…











やがて頭に、異様でありながら極めて現実的なイメージが浮かんできた。
また夢の世界に引き摺り込まれたみたいだ…











谷間のような場所に、あたしは一人で突っ立っていた。
右を見ても───左を見ても───何かが───そう───
建物としか表現できない───それは───人工的───だけど───

リアン(あたしたちの世界では、こんなのは見たことない…)

その材質も───充満する光の源も───わからない───

気味の悪い格好をした人間たちが、建物を出たり入ったりしてる。
…! 何か見えるわ。あれは…?

リ(ああ…!?)

空まで達しているかのような建物が、今にも彼らの頭上に落ちてきそう!

リ「逃げてェーッ!!」

得体の知れない人間たちに向かって、あたしは必死に叫んだ。
しかし、あたしの声が聞こえないのか、誰も振り向いてくれない。
いや、あたしの姿すらも彼らには見えないみたいだ。

それだけじゃない。
人間たちは口々に何か喋ってるけれど、あたしにその声は届かない。
あたしは… ここに… いるのに…
激しく動き回る人間たちの渦に巻き込まれてるっていうのに…

リ「聞こえないよォーッ!!」

たくさんの人間が恐怖する光景は、不気味な沈黙の中で続いている…

リ「────ッ!?」

混沌の中、唐突に新たな恐怖が出現した。
あたしの立っている滑らかな道が、異形の怪物の群れで満たされる…!

金属とガラスが合わさったような身体───中には人間が───
少なくとも───一人は───入ってる───
そんな怪物たちが───恐ろしいほどの速度で───走ってる───


閉じ込められた人間たちは、不思議なことに平気な顔をしていた。
いや、中には険しい表情も見える。だけど、あまり動じてないみたいだ…

 なぜ…?

あなたたちは食べられちゃったの? それとも…
わからない… あたしには何もわからない…











リ「嫌ーッ!!」

自分の悲鳴と共に目が覚めた。そしてあたしは悪夢から解放される。

リ「ハア… ハア…」











見るに耐えない光景だった。
夢で見たのは、あたしたちの住む世界とは別の次元で起きたことなの?
それとも、タイタンの未来の姿なの?
金属の怪物たちが世界を支配して、人間は奴隷にされてしまうとでも…?

エルフやドワーフの姿は見えなかった。
あたしたちの未来はどうなるの? 絶滅の一途を辿るしかないの?
誰もそれを止めることはできないの?











 誰か… あたしに… 教えてよ…











リ「グスン… グスン… ハッ!?」

あたしの両目は、いつの間にか涙を流していた。

リ(あんな怪物たちのいる世界じゃ、エルフやドワーフは生きられない…)











あたしは気持ちを落ち着けると、涙を拭いて立ち上がった。

リ(切り替えよう。あたしには使命がある…)

一刻も早く魔王子を倒す為、あたしは進むしかない。
あたしたちの種族にどんな未来が待ってるのかはわからないけど、
今は考えないことにしよう…


★ステータス
技術点 12/12  体力点 17/17  運点 11/11  魔力点 17/14

★持ち物
愛剣テレッサ
革の鎧
背負い袋
食料8食分
幸運の飲み薬
イノシシの牙
ジャンル:
レトロ
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