国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

国鉄改革のあゆみ 70

2010-07-31 23:52:53 | 国鉄改革関連


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さて、長々と続く公企労レポート、今夜も始めたいと思います。
【これからの組織展開として一企業一組合を目標としておられますが、これだけ多数の組織を以下にまとめ、また将来像として4月1日までにはどういう姿であるべきかと考えておられますか】

まず、障害となっているのがやはり労働組合主義でないところにあります。つまり鉄労が民社党を支持し、動労が社会党を、それからそれぞれの所属するナショナルセンターがあります。
これは私の言葉の本当の意味での労働組合主義とは反するのです。
私が労働組合主義と言ってるのは、この新事業体をどうするのか、この一点に全部集中することであって、原発や安保自衛隊がどうだとか、我々が直面する課題と、本質的には平和の問題と関わっておりますが、しかしそのことは置きませんと事業体の中で共通基盤ができません。
これだけ多数の労働組合がある以上、俺は何党を支持してるんだ。だからこの党じゃなけりゃダメだというのは、一緒になろうという気がないから言うことで、私達はそんなこと言うつもりは全くありません。
この際一切のしがらみを除去、精算して新事業体にうつる共通基盤としての一組合なんだと思っております。
我がままを言いあったり、自分の主義主張を通そうとしたり、これは労働組合主義ではないですね。
ここまできますとイデオロギーを労働組合に持ち込んだらだめなんです
ですから私はそういう意味で脱イデオロギー、だから、主義ではない労働組合主義、これは非常に単純なものに集結すればいいのであって、主義というものを捨て、新事業体が生きていくために我々は何をすべきかとこの一点だけ確認すればいいのであります。その他社会的に発生する政治課題というのを持ち込まず、全て捨て去って集まれるものが集まればいい。
それを捨てられない人達はそれなりにやって頂くより仕方がない。
この点だけははっきりすれば10あろうと20あろうと、私は必ず一つのものになりうると見ております。
ですから10月14日の鉄道記念日は国鉄改革推進デート位置づけて、それには担い手がなくてはいけないのですから、相手は良きパートナーとしての当局と、それに対する良きパートナーの一つの連合体が10月14日に向い合って一緒に最後の鉄道記念日を祝うと共に新しい鉄道への出発点、船出をなすと。

その意味では形態というのは連合体です。
いくつかの解決を迫られている問題はいろいろありますが、連合体として一つの執行部が総裁と向き合うという、ここまではどんな理屈や怨念があろうとこれを捨て去ってもらって、改革デーという記念すべき日に向かって皆が一致すると、これをだめだというのは取り残されるでしょうね。

致し方ないと思いますから取り敢えずそういうことで10月には是非、連合体という方向で最大の努力を皆がやってみるということだろうと思います。
しかしそこには機関の決定とかいろいろありますが、前に向かってやるべきことはある意味で執行部がフライングしなきゃできないですよ。
それを機関決定をどうだとか、こういう時期に後生大事にしていたのではもうだめです。

目標が正しければ正しい目標に沿って手続きはあとになってもやっておく、極端でいいますとね。一企業一組合という方向で、どうしても連合体を10月、一企業という方向を年内に明確なものにして、期日をはずれるでしょうが年内のいつ頃までとはっきりさせて、3月31日までには一つの組合として、これまでの労働協約にかかるような諸問題を含めて全て、例と例を継承するか、これを設立準備委員会との間で全て一組合が決めなければいけないと思います。
そのために特定の人物が阻害要因をなすならその人物は去ればいいし、、それが私であれば私は去ると、そのように身を正さなければ革命の事業の時にあれだこれだぜい沢を言ったら革命に反するものですから、そういう意味で全部が割り切れなければいけないし、大体がそういう方向で行くと思います。

まだまだ続くのですが、ひとまず引用を終わります。

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