『明日、ママがいない』で魔王役を演じ、
今ひそかに(自分のなかで)ブーム中の三上博史さん。
決して大ファンというわけではないんだけど、彼の演技はすごく好きです。
エキセントリックな役も、
俺様な役も、
静かで優しい役もこなすその演技は
すごく繊細でエネルギッシュで、見ていてすごく引きこまれます。
『明日、ママがいない』もさ、三上さんが魔王役じゃなきゃ、白ける展開オンパレードだったと思うの
野島ワールドを体現できる役者さんってのは少なくて、
存在感と儚げな雰囲気を両立した人が自分にとっては『それ』に該当します。
女性だとそれが桜井幸子さんであり、
男性だと三上博史さんなんだろうなあ、と思います。
実際中盤以降は三上博史さんや芦田愛菜ちゃんの演技力に
頼ってんだろって展開多いしね。
さて。
決してファンではないのですが、複数の作品で
三上博史さんかっこいいなぁ~
と感じた経験があるので、これもいい機会だし、それを羅列しちゃいます
若い子のなかには、『明日、ママがいない』で初めて三上博史さんの演技を見た人もいると思うので、
その人の今後の参考になればと…。
まあ、要はオススメというか、ぜひ必見って伝えたいだけです。はい。
能書きはこれぐらいにして、さっさと書いちゃいます。
====================================================================================
1.それが答えだ!(1997年)
自分が一番オススメしたいのは、
っつーかこの人すげえ!って思ったのはこのドラマです。
いろんな権利関係が複雑なのか、VHSにすらなっていないのですが、ぜひ、ぜひ見ていただきたい。
えーと、たしか横暴すぎるがゆえにコンサート中にオーケストラにボイコットされ、
クビになって仕事の無い天才指揮者が、金に困って
ある村の学校のさびれた吹奏楽部で音楽を教えることになる…みたいな話でした。
三上さんは横暴すぎるがゆえにクビになった天才指揮者・鳴瀬望役。
この役がね、とにかく良いんだよ(熱弁)
俺様で横暴で自分勝手なんだけど、音楽に対してすごく真摯で、
そして子供たちや学校の人たちに心を開いていく姿が見ていてほっこりするし、
横暴だったマエストロがその村の人々との交流で、『音楽とは何か』に向き合い、
浄化されたような晴れやかな表情でおこなう最終回の指揮シーンとか、
素晴らしいの一言
かつてのオーケストラの人たちに向けた言葉も、すごく良くて、
ああマエストロは変わったんだな…って思ったもん。
萩原聖人さんとのコンビもすごく好きだったなあ。
トトリで再共演してたんだけど、もっとがっつり共演してほしい。
そして、羽田美智子さんや酒井美紀さん、藤原竜也くんや深田恭子ちゃんなど、
今でも第一線で頑張ってる俳優女優さんも数多く出演してらっしゃるので、
それも一興です。小栗くんもちょっとだけ出てるし。
とにかく見てほしいなあ~。
あのときの三上さん以上に天才指揮者になりきった俳優さんはいないと思う。
それぐらいすごかった
====================================================================================
2.この世の果て(1994年)
『それが答えだ!』の役が俺様系なら、
『この世の果て』は慈愛に満ちて優しいけど心の弱さも併せ持つ繊細な性格。
事前に調べなくても初回を見ればすぐに野島伸司作品だと分かる、そんなドラマです。
マエストロとは全く違う、穏やかで悩ましげで繊細な役。
三上さんが演じるのは、ピアニストの高村士郎役です。
音楽家役、似合いすぎ。
野島ドラマなんで、しかも今と違ってクレームつけてくる人もそこまでいなかったので、
もうやたら不幸のてんこ盛り。どないやねんってぐらい不幸のてんこ盛り。
そんななかで、愛する人とともにいたいという純粋な感情を持ってる士郎が、これまでの籠の鳥状態から
解き放たれたあと挫折と転落をしていく様が
ひたすらに切ないんだよねえ。
成長をして、挫折をして、絶望して、別れを経験して…。
もがき苦しむ士郎とそんな彼を責めずに愛し続けるヒロインが、
見ていてひたすらつらい。けど見ちゃう。
主人公でヒロインのまりあ役の鈴木保奈美さんもすごく素敵でねえ。
まりあと士郎が一緒にいるシーンだけ見ててもお釣りくるでってぐらい満足できます。
豊川悦司さんや桜井幸子さんも出てて、個人的に好きな俳優さんの塩見三省さんも出てて、
もう何か、それだけで良いよねぶっちゃけ。
『明日、ママがいない』にハマった人なら、きっと『この世の果て』にもハマると思う。
そして、『明日、ママがいない』のあの表現ごときに
クレーム出した人がどんだけバカなのか分かると思います。はい。
あの最終回の展開は、『氷の世界』の最終回以上の衝撃だったなあ…。
あれをちゃんと真剣に魅せられるぐらい熱演してるってのがすげーよ。
もちろん褒めてます。
====================================================================================
3.リップスティック(1999年)
このドラマは、例によって野島伸司脚本なんだけど、
まーー台詞がポエムチックのオンパレードでねえ…(笑)
いや好きなんだけどね。
でも、三上さんはもちろん、広末涼子ちゃんや窪塚洋介くん、伊藤歩ちゃんなど、
出演者の熱演によるものが大きいと思う。あと主題歌。フレンズね。これ最高。
三上さんは、心に傷を抱えつつも優しい少年鑑別所の教官・悠役です。
少年鑑別所の話ですね。
とにかく窪塚くんと広末さんが強烈な役なので、
三上さんはどちらかというと子供たちを見守る大人的ポジション。
『明日、ママがいない』の魔王ポジションと似てるかな。
でも、『リップスティック』では主役なので、
ヒロインの藍(広末さん)と次第に惹かれあうみたいなラブストーリー要素もあります。
これがまた美しいんだ…。
なんだろうな、三上さんってもちろん見た目も美しいんだけど、
仕草や声や佇まいも何か美しいんだよね。
それが見てて安心するし、つい見入っちゃう理由なんだろうなあ。
====================================================================================
4.スワロウテイル(1996年)
これはまず、映画として見てて面白かったんだよね。
昔見たときは、ひたすら渡部篤郎さん演じるランがかっこよくて
キェエエエエエエエエエエエエエエエッ
と奇声あげたもんです。完全に変質者です
でも、見返してみると、皆愛らしくて憎めなくて、キャラクターが素敵だなって思います。
そんななかで、三上さんが演じるのは上海系の円盗で、グリコの恋人のヒオ・フェイホン。
お調子者で子供っぽいけど、優しくて憎めないおバカな奴です。
子供の頃は寡黙なランかっけえええええっってなるんだけど、
大人になると、フェイホンの愛らしさにも惹かれます。
基本的に、無精ひげが似合う俳優さんが好きなので、
そういった意味でも、この映画での三上博史さんは最高ですね
終わり方は少しほろ苦いけど、それもまた良し。
岩井俊二監督作としても傑作のひとつでしょう
====================================================================================
その他にも、『ストレートニュース』とか『世にも奇妙な物語』の「懲役30日」や
『世紀末の詩』の第5話 「車椅子の恋」など、
良いなあ~って思うとき多いんだよね。
『チャンス!』もかなり面白いらしいんだけど、やっぱりDVDは出てないしねえ…。
とにかく、『明日、ママがいない』で
三上さんの演技に魅了された方に、お勧めしたい作品がこれだけあるんだよってことで、
ブログ更新した次第です。
お芝居の醍醐味って、そのお芝居自体で楽しむことももちろんなんだけど
ある俳優さんの演技に惹かれて過去作を漁るなかで、
見逃してきた名作に出会う機会を得られる、ってのもあると思うんです。
もちろん過去作だけでなく、その俳優さん目当てで見た作品が素晴らしかったりする、
っていう未来への希望にもつながる。
やっぱり、楽しいものです、お芝居っていうのは。
安達祐実ちゃんもそうなんだけど、これからちょくちょく
地上波ドラマや映画に出演してくれればいいなあ…。
舞台は貧乏人にはつらいものがあるから
にしても、見た目全然変わんないよね、そこが一番怖いよ(笑)
今ひそかに(自分のなかで)ブーム中の三上博史さん。
決して大ファンというわけではないんだけど、彼の演技はすごく好きです。
エキセントリックな役も、
俺様な役も、
静かで優しい役もこなすその演技は
すごく繊細でエネルギッシュで、見ていてすごく引きこまれます。
『明日、ママがいない』もさ、三上さんが魔王役じゃなきゃ、白ける展開オンパレードだったと思うの
野島ワールドを体現できる役者さんってのは少なくて、
存在感と儚げな雰囲気を両立した人が自分にとっては『それ』に該当します。
女性だとそれが桜井幸子さんであり、
男性だと三上博史さんなんだろうなあ、と思います。
実際中盤以降は三上博史さんや芦田愛菜ちゃんの演技力に
頼ってんだろって展開多いしね。
さて。
決してファンではないのですが、複数の作品で
三上博史さんかっこいいなぁ~
と感じた経験があるので、これもいい機会だし、それを羅列しちゃいます
若い子のなかには、『明日、ママがいない』で初めて三上博史さんの演技を見た人もいると思うので、
その人の今後の参考になればと…。
まあ、要はオススメというか、ぜひ必見って伝えたいだけです。はい。
能書きはこれぐらいにして、さっさと書いちゃいます。
====================================================================================
1.それが答えだ!(1997年)
自分が一番オススメしたいのは、
っつーかこの人すげえ!って思ったのはこのドラマです。
いろんな権利関係が複雑なのか、VHSにすらなっていないのですが、ぜひ、ぜひ見ていただきたい。
えーと、たしか横暴すぎるがゆえにコンサート中にオーケストラにボイコットされ、
クビになって仕事の無い天才指揮者が、金に困って
ある村の学校のさびれた吹奏楽部で音楽を教えることになる…みたいな話でした。
三上さんは横暴すぎるがゆえにクビになった天才指揮者・鳴瀬望役。
この役がね、とにかく良いんだよ(熱弁)
俺様で横暴で自分勝手なんだけど、音楽に対してすごく真摯で、
そして子供たちや学校の人たちに心を開いていく姿が見ていてほっこりするし、
横暴だったマエストロがその村の人々との交流で、『音楽とは何か』に向き合い、
浄化されたような晴れやかな表情でおこなう最終回の指揮シーンとか、
素晴らしいの一言
かつてのオーケストラの人たちに向けた言葉も、すごく良くて、
ああマエストロは変わったんだな…って思ったもん。
萩原聖人さんとのコンビもすごく好きだったなあ。
トトリで再共演してたんだけど、もっとがっつり共演してほしい。
そして、羽田美智子さんや酒井美紀さん、藤原竜也くんや深田恭子ちゃんなど、
今でも第一線で頑張ってる俳優女優さんも数多く出演してらっしゃるので、
それも一興です。小栗くんもちょっとだけ出てるし。
とにかく見てほしいなあ~。
あのときの三上さん以上に天才指揮者になりきった俳優さんはいないと思う。
それぐらいすごかった
====================================================================================
2.この世の果て(1994年)
『それが答えだ!』の役が俺様系なら、
『この世の果て』は慈愛に満ちて優しいけど心の弱さも併せ持つ繊細な性格。
事前に調べなくても初回を見ればすぐに野島伸司作品だと分かる、そんなドラマです。
マエストロとは全く違う、穏やかで悩ましげで繊細な役。
三上さんが演じるのは、ピアニストの高村士郎役です。
音楽家役、似合いすぎ。
野島ドラマなんで、しかも今と違ってクレームつけてくる人もそこまでいなかったので、
もうやたら不幸のてんこ盛り。どないやねんってぐらい不幸のてんこ盛り。
そんななかで、愛する人とともにいたいという純粋な感情を持ってる士郎が、これまでの籠の鳥状態から
解き放たれたあと挫折と転落をしていく様が
ひたすらに切ないんだよねえ。
成長をして、挫折をして、絶望して、別れを経験して…。
もがき苦しむ士郎とそんな彼を責めずに愛し続けるヒロインが、
見ていてひたすらつらい。けど見ちゃう。
主人公でヒロインのまりあ役の鈴木保奈美さんもすごく素敵でねえ。
まりあと士郎が一緒にいるシーンだけ見ててもお釣りくるでってぐらい満足できます。
豊川悦司さんや桜井幸子さんも出てて、個人的に好きな俳優さんの塩見三省さんも出てて、
もう何か、それだけで良いよねぶっちゃけ。
『明日、ママがいない』にハマった人なら、きっと『この世の果て』にもハマると思う。
そして、『明日、ママがいない』のあの表現ごときに
クレーム出した人がどんだけバカなのか分かると思います。はい。
あの最終回の展開は、『氷の世界』の最終回以上の衝撃だったなあ…。
あれをちゃんと真剣に魅せられるぐらい熱演してるってのがすげーよ。
もちろん褒めてます。
====================================================================================
3.リップスティック(1999年)
このドラマは、例によって野島伸司脚本なんだけど、
まーー台詞がポエムチックのオンパレードでねえ…(笑)
いや好きなんだけどね。
でも、三上さんはもちろん、広末涼子ちゃんや窪塚洋介くん、伊藤歩ちゃんなど、
出演者の熱演によるものが大きいと思う。あと主題歌。フレンズね。これ最高。
三上さんは、心に傷を抱えつつも優しい少年鑑別所の教官・悠役です。
少年鑑別所の話ですね。
とにかく窪塚くんと広末さんが強烈な役なので、
三上さんはどちらかというと子供たちを見守る大人的ポジション。
『明日、ママがいない』の魔王ポジションと似てるかな。
でも、『リップスティック』では主役なので、
ヒロインの藍(広末さん)と次第に惹かれあうみたいなラブストーリー要素もあります。
これがまた美しいんだ…。
なんだろうな、三上さんってもちろん見た目も美しいんだけど、
仕草や声や佇まいも何か美しいんだよね。
それが見てて安心するし、つい見入っちゃう理由なんだろうなあ。
====================================================================================
4.スワロウテイル(1996年)
これはまず、映画として見てて面白かったんだよね。
昔見たときは、ひたすら渡部篤郎さん演じるランがかっこよくて
キェエエエエエエエエエエエエエエエッ
と奇声あげたもんです。完全に変質者です
でも、見返してみると、皆愛らしくて憎めなくて、キャラクターが素敵だなって思います。
そんななかで、三上さんが演じるのは上海系の円盗で、グリコの恋人のヒオ・フェイホン。
お調子者で子供っぽいけど、優しくて憎めないおバカな奴です。
子供の頃は寡黙なランかっけえええええっってなるんだけど、
大人になると、フェイホンの愛らしさにも惹かれます。
基本的に、無精ひげが似合う俳優さんが好きなので、
そういった意味でも、この映画での三上博史さんは最高ですね
終わり方は少しほろ苦いけど、それもまた良し。
岩井俊二監督作としても傑作のひとつでしょう
====================================================================================
その他にも、『ストレートニュース』とか『世にも奇妙な物語』の「懲役30日」や
『世紀末の詩』の第5話 「車椅子の恋」など、
良いなあ~って思うとき多いんだよね。
『チャンス!』もかなり面白いらしいんだけど、やっぱりDVDは出てないしねえ…。
とにかく、『明日、ママがいない』で
三上さんの演技に魅了された方に、お勧めしたい作品がこれだけあるんだよってことで、
ブログ更新した次第です。
お芝居の醍醐味って、そのお芝居自体で楽しむことももちろんなんだけど
ある俳優さんの演技に惹かれて過去作を漁るなかで、
見逃してきた名作に出会う機会を得られる、ってのもあると思うんです。
もちろん過去作だけでなく、その俳優さん目当てで見た作品が素晴らしかったりする、
っていう未来への希望にもつながる。
やっぱり、楽しいものです、お芝居っていうのは。
安達祐実ちゃんもそうなんだけど、これからちょくちょく
地上波ドラマや映画に出演してくれればいいなあ…。
にしても、見た目全然変わんないよね、そこが一番怖いよ(笑)
仕草や声や佇まいも何か美しいんだよね。
↑そう、そうなのですよね!美しいですよね 三上博史さん(*^^*) 三上さんには、今まで感じたことのないような不思議な魅力がありますね!
味わいのある いい役者さんだとずっと感じております(*^^*)(*^^*)
>それが見てて安心するし、つい見入っちゃう理由なんだろうなあ。
↑本当に、何なのでしょうねえ(>_<) 何だか分かりませんが安心するのですよね(^-^) 声を聴いていても 演技を観ていても……何度も観たくなります(*^^*)
野島さんのドラマ
〃この世の果て〃は、これでもか!というくらい辛い出来事がおこりますが、三上さんの演技に品を感じます(*^^*)
〃リップスティック〃は、広末さんも可愛くて 壱成さんも印象的な役柄でキャストの皆さん素晴らしかったです(*^^*)
有明が芸術に再び目覚めてゆく様子に心がグッと引き込まれました(>_<)
私も大好きな作品です(*^^*)(*^^*)
素敵な記事を本当にどうもありがとうございます!
今日も笑顔で 幸せな時を♪
心を込めて
あずはる☆ブログ
何か浮世離れした存在感がありますよね。
エネルギッシュな役も繊細な役も変態な(笑)役も
普通の役もさらりとこなすのがすごいです。
個人的には、ヒャハハ系と繊細な役の三上さんが好きですけどね。
声が綺麗ですから、モノローグやナレーションも良いですよね。
もっとテレビで見たいなあ~。
ヒャハハ系と繊細な役(^-^)
いい表現ですね!
三上博史さんの多彩な演技力も好きです(笑)
ですよね! 私は、三上さんのお声が大好きになり
そこからファンになったもので
毎週土日にBS日テレさんで放送されてます「小さな村の物語 イタリア」いつも楽しみにしてます(^-^)
三上さんのこれからのご活躍も楽しみですよね(*^^*)(*^^*)
本当にありがとうございますm(__)m
今後ともよろしくおねがいします!
今日も笑顔で
あずはる☆ブログ
こちらこそ、三上さん以外の話も多いですが、よろしくお願いします