blackalisuの小説の部屋

現在連載中、「落ちこぼれ魔法使いの恋愛事情」 「俺、異世界で童貞卒業します!!」その他、夢小説や短編なども

【21】箒が真っ二つ……

2017-10-15 14:20:23 | 落ちこぼれ魔法使いの恋愛事情
ティアラの箒が真っ二つに折れた。







「ちょ、ティーザ君!?大丈夫ぅー!?」





真っ先に駆け寄って来てくれたのは、近くにいたブルーノだった。








「…うん、大丈夫……かなぁ?」






「それにしても、びっくりだよー!
箒が真っ二つだなんて!!」







(あぁ~~~!!そんなに大声で言わないでー。)





クラスの皆は、大爆笑していた。

アンナとチェルシーは、特に大爆笑していた。
この後、アンナとチェルシーは呼び出されることになる。誰に、とは言わない。







「大丈夫ですか?ティーザ君!?」

先生が騒ぎを駆けつけて来たらしい。





「……大丈夫です。(多分)」




「そう?ならいいんだけど…。
それにしても、箒を真っ二つに折る人なんて初めて見たわよ!」







(そうですよね………。)









結局、ティアラは箒を真っ二つに折ってしまったため、一度も箒で飛ぶことが出来なかった。













***









「さっきのすごいね。」


あの後、教室に戻って来たティアラはレイヤに話しかけられた。





「…ああー、うん。……ごめん、今日のことは忘れて…。」


ティアラの恥ずかしい黒歴史になってしまった。







「……レイヤ君は、器用に飛んでたね。凄かったなぁー。」


箒で飛べるレイヤが羨ましい。







「うーん、そうかなぁ?全然すごくないよ~。」







決して自慢をせず、謙虚な態度にレイヤに対しての好感度は、グイグイ上がっていった。










「……箒で飛ぶなんて簡単だろ。"普通"だったら、出来る。」





急に話しに参加して来たシャディー。


しかも、ティアラを見下す発言をしたので、好感度はダダ下がりだ。










(…………もしかしたら、本当に"普通"じゃないかも。)





魔力測定といい、今日の箒事件といい、ティアラには規格外のことが多すぎた。







『落ちこぼれ』



そんな言葉が頭によぎる。

ティアラはブンブンと頭を振って、そんなことはないと自分を奮起した。




















桜が、散りかけている。




__もう、春も終わりかな。

そんな独り言は、風とともに流された。


ジャンル:
小説
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【20】箒で飛ぼう | トップ | 【22】勉強合宿 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

落ちこぼれ魔法使いの恋愛事情」カテゴリの最新記事