blackalisuの小説の部屋

現在連載中、「落ちこぼれ魔法使いの恋愛事情」 「俺、異世界で童貞卒業します!!」その他、夢小説や短編なども

[12]………………死んだ?

2016-11-12 09:59:07 | 俺、異世界で童貞卒業します!!
《前回のあらすじ》
俺は、『童貞戦士』。(絶対おかしい)
ボムさんは、『黒魔道士』としてジョブが決まった。
現在、『黒魔道士』であるボムさんの為に、魔導書屋に向かっている。









「……………なぁ、ここ見覚えがあるんだが。」




「………………そう?」





「お葬式開いた記憶があるんだが。」




「えぇ~~??忘れt__」


「た、とは言わせないからな!」





リンプ、許すまじ。

"村外れの寺"
ここで、俺のお葬式が開かれたことは決して忘れない。
いつの間にか棺桶に入れられていたっていうやつ。

そもそもなんでここに来たかと言うと、
この"村外れの寺"が魔導書屋らしい。
兼ね備えているんだとか。



寺の奥の方に入っていくと、いかにもそれらしい魔導書屋の看板が立っていた。




「………オイオイ…。本当にここに入るのかよ…。
凄い闇が見えるんだけど。
呪われそうなんだけど。
なんで扉の前に札が貼ってあんのッ!」




「ははははややく!
はいいいっててて、下さいよぉぉぉぉ。」




既に涙目のリンプは、俺の後ろにいる。
コイツ…相当ビビってやがる。

俺は、イタズラ心に火がつき、リンプをガシッと掴むと問答無用で、魔導書屋の扉を開き投げ入れ、扉を閉めた。





「"どうてい"さんっ!?!?
ちょ、えぇぇぇぇ、あ、た、
助け………ぎゃゃああああああ!?!?」




リンプの力では、扉を開けることが出来ない。

可愛げのない叫びを最後に、中からは何も聞こえなくなった。





「………………死んだ?」



「まっ、死んでても俺と同じように、お葬式開いてやるからいっか。」



ちょうどここは寺だし!



「……よし。生贄は捧げたから、俺達が襲われることはないな!ボムさん、行こう。」



俺は、扉を開いた。







「_こんの、最低最悪ドSクズ童貞!!
童貞!!」



「うわぁ!」



危なかった。大量の藁人形が飛んできた。
というか、リンプ。
なぜに童貞2回言った!?



「もうっ!最低です!
こんなに気味悪い所に放置なんてっ。」



「……わ、悪かったって。」



確かに、ここは気味が悪い。
辺りを見渡したが、店主は奥の方にいるらしく、ここの部屋にはいなかった。
魔法陣やらなにやら書かれていて、大量の本が机に置かれてある。


悪魔召喚方法10選
神への覚醒書
右腕が疼き出した時の対処法
千里眼への導き




………ただの中二病じゃねぇかッ!!

うわぁー、ここの店主、相当ヤベェ奴だわ~。
会話通じるかなー。





「………クックック。」



「「「!?」」」




びっくりした。
本棚で見えなかったが、長テーブルの椅子に座っている人がいた。


近寄ってみると、




「あっ………(察し)」






完全にあちらの世界の住人だった。

顔にグルグルの包帯がしてあって、口だけが見えている。
あと、顔の包帯に三角形の中に目が書かれたマークがついていた。
所々腕などに包帯を巻いているのがウザイ。





「…………ようこそ、我の魔導書屋へ。」




「……あー、あの『黒魔道士』の魔導書を下さい。」




「……ほぅ。我と同属の者がいたとはな。
よろしい、村人Aよ。
我の血と命の契約を交わそう_」




………もう、どっからツッコンでいいか分かんねぇ!

ツッコミ役のリンプは、半分気絶してて使えねぇし。
ボムさんは……ツッコミ役じゃねぇし。

最終的には、ボケとツッコミが5:5の俺の役割に回ってくる。



「俺は村人Aじゃn_」



「………………そんなくだらないこといいから、早く魔導書を渡して。」




ボムさぁぁぁぁぁんんんん!?!?


ツッコミに被ってしまったのは、いいけど、ハッキリすぎるよね!?

ちょっと店主のテンション下がっちゃったよ!?





「………フム。威勢がいいのは嫌いではない。
華麗なる天使よ、これは神からのさずけものだ。大切にするが良い。」




そうして(自称)神は、華麗なる天使に魔導書を渡した。



「ハイ、お金っと。
じゃあ、二人共早く行くぞー。」




俺が、魔導書屋から出ようとした時。





「……………待て。村人A。」




「いや、村人Aじゃねぇから。
勇者だから、俺。」





「……………我の占いによれば、
村人Aの運勢は、最悪で最高だ。」





「………は?」





村人Aに関しては、もうツッコまない。
それにしても、運勢が最悪最高ってどういうことだ。
嘘くさいが、店主の格好はそれっぽい人なので、信ぴょう性が湧いてくる。




「………気を付けるがいい。」





そう言い残して、店主は店の奥へと消えていった。






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