笑う黒犬の日常

誰にでも人懐こく無防備な笑顔で近づくので、人からよく「犬みたいだね」と言われるのだが、最近それも意外とアリかなと思う僕。

戦え、ザボーガー

2017-05-16 02:45:12 | 僕と妻との非日常
今回再発したいのは、海馬のあたりの部位。
記憶を司る部分がやられているのだ。

ゴールデンウィーク後半から、その症状は見えはじめた。

立ち上がる。移動する。
立ち止まる。途方にくれる。

立ち上がる。移動する。
立ち止まる。途方にくれる。

自分が今何をしているのか、
何をすればいいのか、忘れてしまうのだ。

仕事から帰宅した僕がキッチンに立つと、
申し訳なさそうにキッチンに来る妻。
でも、その先どうしたらよいか分からないらしい。
途方に暮れた顔で立ち尽くしている。

「レタス洗って切ってくれる?」

そう頼むと、妻はレタスを洗う。
でも、切ることは忘れる。

なるほど。指示はもっと細かくだな。

「お箸持とうか。」

「んで、ごはん食べようか。」

「スマホは後にして、ごはん食べ終えちゃおう。」

僕の指示で、妻は動く。

まるで電人ザボーガーと大門豊のような関係だ。




僕はもう1台のザボーガーに指示を出す。



「ロプロス、母さんにトマト切って。」




長男の切ったトマトを食べながら、妻は泣いていた。


「ごめんねぇ。ごめんねぇ。」


と、ただ泣いていた。


もう1台のザボーガーは、


「母さん泣くならもうトマト切らない。」


と怒り出した。


「母さん泣くと、みんな心配じゃないか。」




そう。

ザボーガーは泣いたらいかん。

豊がついてるぞ。

戦え。

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