パンセ(みたいなものを目指して)

サッカー・音楽・本・旅・それから市民生活に関すること、普通の庶民が思いつく偏見と独断に満ちた省察(?)

オーケストラの音、指揮者の音

2016年11月07日 08時08分15秒 | 音楽

昨日は法事で岡崎へ出かけた
普段は新城ののんびりした環境にいるので
岡崎市内の自然渋滞には少しばかりイライラを感じた
やっぱり田舎もんは田舎のほうが落ち着くなと再確認

さて本題(?)

秋になると聴きたくなるのがブラームス
その中で、クラリネット五重奏曲と4番の交響曲は本当にこの季節にふさわしい
SNSでこんな動画を紹介された

フランス人のミュンシュの指揮するボストン楽団の4番の交響曲だ
そう言えば今年の秋はまだ4番は聴いていない
ということで新鮮な気持ちで聴いてられたが、これがなかなか興味深い
音色がなんというのか明るい
明るいと言ってもイタリアの直射日光の日差しのような明るさというよりは
もう少し穏やかな晴れた日曜の朝のような感じ
木管のせいなのか弦のせいなのか素人にはわからない
でも、そう感じることには間違いない
テンポも時折加速したり(加速を感じさせたり)でどことなく
フルトヴェングラーを思い起こさせた 
そのまま連想は続いて、フルトヴェングラーのテンポの伸び縮みは
気まぐれというより必然性があるなとミュンシュの演奏とは関係ないことまで及ぶ

それにしてもこの音色 何が違うのかと思っていたら昔のことを思い出した
バレンボイムがパリ管を連れて名古屋に来たときのことだ
今でもはっきり覚えているのは2つのこと
ひとつはアンコールの精霊の踊りが抜群に良かった
まるでお酒に酔った後の、あるいは魔法にかかったかのように
忘我の境地で、演奏が終わった後拍手が鳴り出すまでしばらく静寂が続いた

そしてもう一つのことは、オーケストラ演奏の始まる前の儀式の音合わせ、
(チューニングのとき)普段は気にしないこの儀式の音色が妙にいつもと違う 
気がした どんなふうに違って、何故違うように感じたのかは深くは考えなかったが
とにかく今でもあんな僅かなことでも音って違うものだということが
記憶に深く刻まれている

ところで、この音色の違いとは指揮者の影響なのか
それともオーケストラの音の違いなのか 
パリ管のチューニングのことを思うとオーケストラの固有の音色なのかもしれない

いつものように話は飛んで大好きなブルックナーの8番
カラヤンの演奏は晩年にウィーンフィルのが有名だが、
自分はもっと若い時代のベルリン・フィルの演奏の方の音色に魅力を感じる
ライナーノーツのよればベルリン・フィルのメンバーはフルトヴェングラーの
下で演奏を続けていた人たちがまだ多く残っていたという
そのせいで(?)カラヤンの音ではなく、もう少し柔らかな中欧風の音色のような
と言っても全く感覚的な印象に過ぎないが 

でもそうやって考えると、指揮者の影響力も音色に大きく作用する
これはプロの人にはあたり前のことかもしれないが
久しぶりに聴いたブラ4で思いついたあれこれだ

このブラームスの4番、4楽章の終わり方が唐突な感じを受けることが多いが 
必然性をもって確かに終わったと感じさせられて、納得したのはフルトヴェングラーの演奏
それが何故なのかは、これまたよくわからない 

結局、フルトヴェングラーが大好きと言いたいだけなのか(?)

フルトヴェングラーの一気呵成で壮絶なブラームスの4番のフィナーレ練習風景が
動画にアップされている
指揮者も奏者も必死の形相 これがリハサールとは思えない
でも当事者は幸せだったんだろうなと勝手に思ったりする
その動画はこちら


 

 

 

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