な～んもしない

予定通り、７月１７日から１９日まで、
山梨県の西湖へ２泊３日のオートキャンプへ行って来ました。

最初の天気予報はどんどん好転し、結果的に一滴の雨にも遭わずで、
紫外線による日焼けとなりました。



私は生まれて初めて、（セミの脱皮）というシーンに出会いました。









西湖というのは（湖）だと思っていたら、二級河川。
キャンプ場の管理人さんに訊いたら、本当は流れは無く、溜まり水の（湖）だとの事。
地図で見ると、西湖の左側の精進湖・本栖湖とは水脈が繋がっていて、湖面の高さは同じですが、
右側の河口湖とはトンネルを掘って繋がっているそうです。







キャンプから帰って、夕方には国立の歌声喫茶・天笑楽に行きました。
歌声の人に訊かれるのですが、
「キャンプ場で何をしてるの？」と。

その答えは「な～んもしない」です。

そうなんです、私達のキャンプスタイルは基本的に、最低でも２泊３日。
１泊２日というのは、まずやりません。
何故なら、１泊２日だと、到着した日はテントの設営をして夕食。
翌日になると朝食を摂った後には、もうそそくさと帰り支度なんですね。
これでは、あまりにも忙し過ぎて、心がゆったりする暇も無いのです。

これが２泊３日だと真ん中の一日はキャンプ場でゆっくり出来るのです。
そして、キャンプの良さは、その一日のゆっくりんなんですね。
で、その日は一体何をするかというと、
それは音楽を聴きながら酒を飲み、風景を眺めながら何もしないでくつろぐのです。
この「な～んもしない」っていうのがキャンプ最大の良さなんですね。

これが小さい子供が居たら、そうはいきません。
子供の為に一生懸命遊びに付き合わなければ親としての義務は果たせませんね。
ですが、私達にはもうそんな心配は皆無なんですから、
心から「な～んもしない」良さを堪能できるのです。

日本人は、基本的に何かをしてなければ良くないと思っている人が多いのですが、
そういった世間一般的な心の持ち方が、キャンプでは必要ない所か、
「何もしない」という事が、如何に人間には必要かを感じるのですね。
そこが最も素敵な事なんです。

エリカさんは温泉趣味があるので、近くにあると入りに行くんですが、
私はまるで興味なしなんで、キャンプ場で独り酒で過ごしています。

みなさんも、この「な～んもしない」という時間帯を考えて、
自分ちでも、なされてみては如何でしょうか？

ただただ、ボ～ッとしてる・・・
ま、私の場合はいつでも、そんなもんですけどね。